サピックス新5年生のテキスト『デイリーサポート/サピックス』と家庭学習の方法

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by 村中  公開: 更新:

保護者様から多く頂くご相談に回答する『コベツバRadio』

第4回目は、新5年生から多くいただいているご相談「5年生からのテキストを家庭でどのように学習していけば良いのか?」についてです。

いつもお世話になります。五年生になるとテキストの量も宿題の量も増えると聞いています。

基本的にテキストは全部やり それを繰り返すという認識で合っていますでしょうか?

どうぞよろしくお願い致します。

お母様

 

 

コベツバ記事サイトでは、こちらの動画でお話ししていることをDijest版としてお伝えして行きたいと思います。

1: 中学受験における5年生の位置付け

0:58から再生

 

5年生からは封印されていた技術が解放され、受験接続した学びが始まる為、これまでの学びが通用しなくなるお子様もいらっしゃるのも事実。

5年生は基礎的な型を学ぶ。「習ってないからできない」ものが少なくなっていき、テキストの中には入試に出題されるようなものまで入ってくる。

「習ってないからできない」ではなく「今、絶対に理解できるようになろう」という姿勢に切り替えて行くことが重要

暗算ベースでここまできた場合も、ここからは「整理すること」が重要になる。(塾の中でも超トップ層であれば暗算で難問が解けるものの非常に稀)

クラスによって「どこまで習うのか」がかなり違いが発生してくるものの、それ自体は成績帯による調整である為、悪いことではない。

2: サピックス5年生のテキスト

2-1: B授業の内容

7:38から再生

 

<B授業=新出単元>

ゴールは、『デイリーサポート確認編 A-C』がスラスラ解けること(もっとも網羅性が高い)

『デイリーサポート アプローチ編』は授業用のテキストであり、論点別になっており、解説はない為、家庭での使い勝手は良いとは言えない(StandBy スタンバイでは一部解説あり)

『デイリーサピックス』は『デイリーサポート確認編』の完全な数値替え。

2-2: A授業の内容(復習と演習)

11:40から再生

 

<A授業=前の週の復習>

『デイリーサポート 復習と演習』は、前の週の『デイリーサポート確認編』の一部の問題の数値替え問題。一種のデイリーチェック。

2-3: 発展的な問題

12:52から再生

 

<思考力系>

『入試問題に挑戦』は1つ前のNoの論点に近い、入試問題。

初見の問題に対するアタックを鍛えられる為、アルファ以上で少し余裕がある方は週に1問程度取り組んでみよう。


『思考力の養成』『思考力アップ』は、習得技術と関係なく思考力にフォーカスを当てたもの

偏差値56以上のお子様の場合は週に1問程度は取り組んでほしいところ。

3: 家庭学習の方法

3-1: サピックステキスト解説『StandBy(スタンバイ) for SAPIX』を利用されている場合

14:35から再生

 

1:ポイント動画を網羅的に把握する(一気にみる or 2の問題演習と交互に行う)

2:ポイント動画を視聴してから、ポイントを利用する問題を解く

3:その流れでStandBy類題まで取り組む

4:次の授業前に怪しいものを復習する

これは最低限行ってほしいもの。

StandBy類題は、「同一論点で、数値替えではないもの」を掲載。

デイリーサピックスは「デイリーサポートの数値替え」である為、 数値替えでも、できるかどうか怪しいお子様はStandBy類題が難しすぎる可能性があり、デイリーサピックスに取り組む方が良い。

しかし、数値替えなら一定できるものの(一種操作を覚えてしまうものの)、聞かれかたが変わると怪しい場合はStandBy類題を取り組む方が良い。

『復習と演習』の重要度・優先順位は下がる。

デイリーサポート → デイリーサピックス or StandBy類題 → デイリーチェック とここまでで3回(もしくはそれ以上)のスパイラルがかかっているので、これ以上を授業に加えて家庭で、かつ1週間以内という短期間でまで行う必要性は低い。

3-2: 『StandBy(スタンバイ) for SAPIX』を利用されていない場合

21:42から再生

 

1:アプローチ編は授業で習ったものに取り組む(ノートを見ながら)

2:デイリーサポート確認編に取り組む

3:確認編で間違えた問題は、なるべく早く「デイリーサピックス」の数値替え問題で確かめる。

注意点としては、算数が苦手なお子様ほど、「デイリーサポート確認編」と「デイリーサピックス」を日を分けて取り組むよりも、さっき理解したばかりのものが本当にできるかどうかをすぐに確かめるために、同時に取り組む方が良い。

『できないものが分かった。できるようになった。』ことの確認は、自己申告ではなく、異なる問題で確認した方が良い。

4: 組分けテストやマンスリーの後半の大問が得点できない!

いつもお世話になっております。

算数の応用と思考力系がまったく点がとれません。

この1年、テストの大問5~8を1点もとれませんでした。偏差値は43~50です。家庭では★2まではなんとか親が解説し類題をやり多少はできるようにしていますが、★3はまったくできません。

サピからも今は★3や応用や思考はやらなくて良いと言われています。その通りにしていますが当然テストで点が取れるわけもなく、本当にこのまま★3以上はやらなくて良いのでしょうか?

お母様

26:06から再生

 

大前提として4年生のマンスリーや組分けテストは、習っているものが少ない中で差をつける為、4番あるいは5番以降、応用的な論点も入ってきてしまっているのが実情。その分、少し原因が見えずらくなっている。

とはいえ、それらの後半の問題でも今まで習った技術で十分太刀打ちできる問題もある為、全く取れないということはないはず。

その上で、考えられる3つの理由

1:難しそうに見える問題でも実は解ける問題に対して、やる前から怯んでしまっている

2:計算・処理スピードが遅く、

3:実は技術がしっかり身についていない/初見慣れをしていない為、少し形が変わった問題になると太刀打ちできない

4-1: 難しそうな問題の見た目に怯んでしまっている場合

(1)は解く、(1)(2)は解くという目標を貼る。

過去のできなかったテストや、思考力アップや入試問題に挑戦(StandByで応用フラグがついていないもの)を利用して「やれば、意外とできるじゃん!」「難しそうに見えるけど、なんだこれだけか!」という感覚を養っていく。

4-2: 計算の処理速度が遅いケース

もし前半部分でテストの大半の時間を使い切っているのであれば、日々の学習から計算スピード・処理スピードを意識して学習を行う必要がある。

4-3: 実は技術がしっかり理解できていない/覚えているだけなので、見た目が変わると太刀打ちできない場合

社会や国語が得意な場合は「問題を覚えてしまっている」ことが多く、それが日々の復習テストでは高得点が取れるものの、範囲なしテストや形が変わった問題に太刀打ちできないことの大きな理由。

対策の1つは、かなり形が違う問題に取り組むこと。

対策のもう1つは「ランダムに取り出す訓練を行う」(例:コベツバweb授業の分野別教材・組分け対策等)こと。

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