【速報】サピックス6年生 第1回志望校判定サピックスオープン 平均点・動画解説・難易度分析(24年4月14日実施)

※振替日程や全ての部の試験実施日時を調査の上、全てのテスト終了後に配信しております。

コベツバでは、 2024年4月14日実施、第1回志望校判定サピックスオープンの平均点・算数解説・難易度・所感を公開中です。

受験生にとって初めての午前・午後通してのテストです。疲労が溜まるテストだとは思いますが、実際の入試での午前・午後入試の際のイメージを持てると良いですね。

技術(A)と思考力(B)を分けて測ることができるため、対策というよりも現状の把握と今後の過ごし方の指針になるテストになるでしょう。

状況の把握とそこから何をすべきかについては以下の記事をご覧ください。

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第1回志望校判定サピックスオープンの過去の平均点

過去6年間の4科目平均点は以下の通りです。満点が普段の倍(4科目1000点 / 算数300点)になっています。

 平均点偏差値60ライン(≒アルファクラス基準)
4科合計482.3点(48.23%)598.4点(59.84%)
算数136.1点(45.37%)184.2点(61.40%)

過去4年間の「A:技術」の平均点は以下の通りです(満点:4科目500点 / 算数150点)。

 平均点偏差値60ライン(≒アルファクラス基準)
4科合計274.1点(54.82%)344.0点(68.80%)
算数80.5点(53.67%)109.2点(72.80%)

過去4年間の「B:思考力」の平均点は以下の通りです(満点:4科目500点 / 算数150点)。

 平均点偏差値60ライン(≒アルファクラス基準)
4科合計215.1点(43.02%)266.7点(53.34%)
算数53.5点(35.67%)77.4点(51.60%)

<算数A>第1回志望校判定サピックスオープンの難易度・所感

コベツバの解説ではどんな悩みが解決するの?

6年生、第1回志望校判定サピックスオープン(SO)Aでした。
全体感を見ていきますと、レベルAが116点、残りの34点がレベルBと易し目のセットとなりました。
また当然のことではありますが、全問が技術系で、思考力問題の出題はありませんでした。
ほぼ全ての問題が技術的テーマを意識されて作られたように感じられる問題で構成されていましたので、間違えたところはポイントごと丁寧に復習してほしいと思います。

以下、レベルBの問題に対してコメントしておきます。

■5番(2):休んだ仕事=補う仕事

特徴的な文言として、誰かが休んで予定より遅れた分を誰かが補う、というパターンですので、「休んだ仕事=補う仕事」の式を作ればあとは比合わせをして解くことができます。

■6番:キョリ一定、同時刻同記号、速さのつるかめ

使用する技術は基本中の基本ですが、まず問題文を丁寧に同時刻同記号を用いて整理できるかどうかが鍵になったかと思います。
整理することさえできれば、キョリ一定が見えるはずですので、(2)まではクリア、その後の(3)も速さ変化の問題ですのでつるかめを疑うというセオリー通りに解決できる問題でした。

<算数B>第1回志望校判定サピックスオープンの難易度・所感

コベツバの解説ではどんな悩みが解決するの?

6年生、第1回志望校判定サピックスオープン(SO)Bでした。
全体感を見ていきますと、レベルAが43点、レベル Bが74点と約半分、レベルCが33点という難易度が高く、かつレベルBの比重が高く差がつきやすい構成となりました。
2番(1)のLCMで仕留める問題だけが技術系で、残り全問が思考力問題となりました。
ただ、大問の前半から全く歯が立たずに全滅するという構成にはなっておらず、問題を読んで具体例を踏まえて、手を動かせば(1)の多くは正解できる作りになっていました。

思考力については、中長期で訓練していくことで少しずつ磨いていくことが出来ます。コベツバweb授業の「思考力テスト講座」を使って毎週取り組んで年単位で鍛えていくことが良いでしょう。

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以下、レベルB以上の問題に対してコメントしておきます。

■1番(1)④(2):4方向で場合分け、直角二等辺の性質

ここに至るまでの小問を通じて、実は折り返す線の入れ方、つまり点線の方向が4つのパターンしかないことに気づくことができれば、あとは場合分けをして試行検証して探していくというのがテーマの問題でした。

■2番(2)(4):整理方法の工夫、検証、(3)から推論、着眼点の発見

(2)は頂点以外の辺の中央での出会いを忘れた人が多かったのではないかと思います。
(4)、まず(3)を観察してその周辺を検証しにいく中で、1回り7の中間点としての3.5を発見することができます。
また、その場合は片方が頂点、もう片方が向かいにある六角形の頂点のいずれかにいる場合から動かして求めることができることに気付けば、解くことができます。

■3番(3)(4):整理、着眼点を探す、場合分け、(3)の流れを踏襲

得点の組合せ→4で割ったあまりの組合せ→それぞれ何通り、という流れで解いていく問題でした。
(4)はアプローチが分かっても答えまでが遠く、なかなか合わせにくい問題だったかと思います。
普通に最難関校で出題されてもおかしくない印象の問題でした。

第1回志望校判定サピックスオープンの算数解説動画

今回の記事では、第1回志望校判定サピックスオープンの解説動画を配信させて頂き、 分からなかった問題の解消にお役立て頂くことを目的としております。
ただし、算数Aの5・6番、算数Bの2・3番は、StandByメンバー様との公平性の観点よりご意見を頂きましたため、大変申し訳ございませんが、メンバー様限定とさせていただきます。是非無料体験登録の上、ご覧ください。

※テストが実施された当月か、翌月に無料体験を申込まれた方は、無料体験内容にこのテストは含まれます。また、サピックステキスト解説と併せてご購入いただくこともできますし、このテスト解説だけをご購入いただくこともできます。(2025年受験組に限る)

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算数A 1番〜4番

算数B 1番

算数Aの5・6番、算数Bの2・3番

StandByメンバー様用全問解説はこちら

コベツバからのお知らせ (コベツバweb授業)

また、コベツバでは、「中学受験算数で必要になる土台となる技術を体系的に復習したい」「(難関入試に必要とされる)思考力を伸ばしていきたい」というお子様に向けて、コベツバweb授業を配信しております。

ポイント別に分かれた教材・テストや、思考力を求められるテストを配信しており、ライバルとも切磋琢磨できるオンライン教材です。

利用学年や目的に合わせた学習コース診断もございますので、一度ご覧ください。

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