最難関算数攻略の道筋と『Top Gun特訓』の位置付け

保護者様から多く頂くご相談に回答する『コベツバRadio』

第3回目は、『TopGun特訓』をご検討いただいている保護者様数名からいただいているご相談「最難関校算数を攻略するために何をすべきか?Top Gun特訓はその為に、どう言う位置付けに値するのか?」についてです。

「TopGun特訓」と他の教材・塾との内容の違いや、どのような順でやっていけば良いのかというお話、Top Gun特訓テスト講座についてはこちらを参考にしてみてください。

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今回の本題に戻ります。

いつもコベツバの解説を参考にしているサピックス生です。

筑駒・開成を目指しており、本人も『Top Gun特訓』で難問に触れることには意欲的ですが、掲載されている問題に志望校の過去問も含まれていることもあり、単なる過去問演習との違いがあるのか、また後期のSS特訓との違いがあるのかどうか、が気になっています。

初歩的な質問で申し訳ないのですが、入試に向けて算数を確実にするための戦略を教えていただけないでしょうか?

お母様

 

 

コベツバ記事サイトでは、こちらの動画でお話ししていることをダイジェスト版としてお伝えして行きたいと思います。

1: 算数の難問によって差がついている学校

0:42から再生

 

算数の難問によって差がついている学校は、

まず、筑駒・開成・渋幕・灘

次に、麻布・桜蔭・聖光学院・栄光

久留米大学附設は「立体図形」、東海は「平面図形」の難問で差がつく

偏差値が高い他校(早慶付属校)については基本的には「特殊な発展技術で大きな差がついているわけではない」

例外的な学校では早稲田・渋谷渋谷であるものの、算数が得意で算数で勝ちたい場合以外は発展技術の前に標準技術を固めて欲しい。

2: 思考力と発展技術

2-1: 思考力

3:39から再生

 

思考力は技術を知ってる/知らないに関わらず汎用的に使うことができる問題一般的に低学年のうちから緩やかに鍛える。一長一短では身につかない。「読解」「整理」「試行と検証」「誘導に乗る力」の4つに大きく分解される。

2-2: 発展技術

6:17から再生

 

発展技術は一般的に6年生後半の過去問や志望校別特訓で初めて出会うことが多く、結局最後まで習わないまま入試を迎えてしまうものもある。習うと言ったところで、「一度出会うだけ」のものもある。

2-3: 両方必要なの?

7:10から再生

 

発展技術よりの学校はまず圧倒的に「筑駒」「渋幕」(と早稲田)。

桜蔭もどちらかというと技術より。

思考力よりの学校(ただし、傾向の振れ幅が大きい)は「開成」

麻布は両方ハイブリッド。

3: 後期から発展技術に触れるだけでは間に合わないの?

8:50から再生

 

「筑駒・灘」にボーダーレベルで合格するお子様でも、入試本番で自由自在に高度な技術を取り出せるようになる為には、本来2周その技術に出会ってる必要がある(期間を空けて出会う or 異なる角度で同じ技術に複数触れる)

しかし、例えばサピックスのSS特訓は毎回6〜8問 × 14回(講習を入れても24回)であり、他塾もそこまで変わらない。十分に身につけるには少し厳しいお子様も多いのが実情であり、だからこそ翌週の数値替えの復習テストでも高得点が取れない。

もちろん、1回出会っただけで技術を自由自在に使えるお子様や、ギリギリで復習を重ねて間に合ったお子様もいらっしゃるものの、その裏には間に合わなかったお子様もいるのが実情である。

4: 5年生〜6年生にかけて発展技術を学ぶ『TopGun』特訓

4-1: 分野とレベル

14:16から再生

 

レベルB(合否を分ける)以上の出題が多い「数の性質」「規則性」「平面図形」「立体図形」「速さ」「場合の数」「論理推理」

レベルB(合否を分ける)とレベルC(合格者でも一部しか解けない)を中心に構成

よく掲載している学校は「筑駒」「灘」、次に「開成」「桜蔭」「渋幕」

4-2: 中学受験の算数は年々進化している

15:21から再生

 

学校の先生が互いの学校の問題を参考にしていることにより、算数の技術が年々進化している。

10年前はレベルC(合格者でも一部しか解けない新手の技術)でも、各学校がアレンジし、頻出技術になってしまったものがある。

そう言ったものは塾や家庭教師が教え始めることで、結果としてレベルB(合否を分ける問題)になってしまうことがある。

4-3: 過去問に取り組む・過去問に分野別に取り組むのとは何が違うの?

19:44から再生

 

1個の技術を自由自在に使えるようになるためには「複数の問題で同じ技術を使える」経験が必要。

1校の過去問では、全ての技術には出会わないし、出会ったとしても1回だけになることが多い。

実戦的な練習は「一定の技術を身につけた上で、アレンジを試す段階」で初めて意味がある。それこそ後期から行うべきことであり、一度身につけているからこそ「これはできるはずの問題」「これは全く太刀打ちできない問題」という区別ができるようになる。

4-4: 5年生〜6年生前半に取り組むにはあまりに難しいのでは?

23:30から再生

 

本音で言うと、確かに難しいと感じるお子様も多いはず。ただ、これが最終的に超えなければならない壁であり、しかも6年後期で初めて習うものも多いので、結局同じ難易度に苦しむことになる(入試まで期間が足りず、壁を越えられないパターンも少なくない)

昨年度も前期からしっかり利用できたお子様は高確率で第1志望に合格していったものの、「なかなか大変だった」「毎回苦戦したものの、なんとか粘った」と言うご意見をいただいている。

どうしても厳しい問題は後期に置いておくことも1つの選択肢として、理解できそうなものは触れて理解していってほしい。

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