前期合格力判定サピックスオープンの平均点・分析・今後の対策(6年生)

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【サピックス4年生・5年生】実力診断・志望校診断サピックスオープン(SO)の概観/平均点/分析/対策

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【2026年度よりテスト名称・形式が変わります】

2025年度までは「志望校判定サピックスオープン」として、午前・午後の通しで実施されるテストでした。4科目それぞれにおいて、午前に技術(A)、午後に思考力(B)のテストが行われ、それぞれ独立して偏差値が算出される形式が採られていました。

2026年度からは、後期に開催される「合格力判定サピックスオープン」と同じ扱いになり、「前期第1回合格力判定サピックスオープン」という名称に変わります。それに伴い、技術・思考力を分けて測定するAタイプ・Bタイプの形式はなくなります。

近年は最難関校だけでなく多くの学校で、思考力を問う問題を大問1問程度取り入れる傾向が強まっています。思考力と技術を分離して測定する必要性が薄れてきたという判断なのかもしれません。

なお、後期の合格力判定サピックスオープンや昨年度までの技術(A)の傾向を踏まえると、前期合格力判定サピックスオープンも同程度の難易度・平均点帯に落ち着くのではないかと予測しています。詳しくは平均点・偏差値60ラインの分析をご覧ください。

1: 前期第1回合格力判定サピックスオープンの平均点と偏差値60ライン(4科目)

2026年度から形式が変わるため、後期や昨年度の同時期のテストの平均点を参考に傾向を紐解きます。

◯平均点・偏差値60ラインの分析

後期合格力判定サピックスオープン(第1回)の平均点は289.3点(得点率約58%)、昨年度までの技術(A)の得点率は約56%であり、いずれも普段の組分けテストの平均点と同等〜やや高い程度です。

前期合格力判定サピックスオープンもこれと同様であるとすれば、平均点・偏差値60ラインともに組分けテストと同程度と考えておくのが自然でしょう。特段構えすぎる必要はありません。


後期の合格力判定サピックスオープン(第1回)の平均点は以下の通りです。(満点500点)

平均点偏差値60ライン
得点289.30355.00
得点率57.86%71.00%

参考として、前期に実施されていた昨年までの志望校判定サピックスオープンの算数の平均点は最新のサピックスオープン解説よりご覧ください。
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2: 分析と今後の対策(技術について)

図4

知識・技術は大きく三階層に分かれております。一段階目と二段階目は塾の進度によって異なりますが、サピックスのカリキュラムではこのような構成になっていると解釈します。

その上で、4〜5年向けサピックスオープン の分析・対策の記事にも記載させていただきましたが、このテストで問われる技術は、「5年生までで学習する知識・技術」を中心に構成されます。
逆に言いますと、2月段階で受験してもさして成績が変わらない可能性があるテスト(自宅で復習に取り組んだ方を別にすると)ということです。

したがって、これだけでは「知識・技術が十分か」を測ることはできません。まだ、二階層目を学習途中であることもあり、あくまでも二階層目と合わせて初めて「知識・技術の基礎が十分」と判断することができますので、直近のマンスリー・復習テストも含めて総合的に判断していく必要があります。

一番危険なのは、「復習テスト」「マンスリー」の成績が悪く、今回のサピックスオープンで得点できている場合に、「もともと実力テスト向きのタイプだから」と流してしまうことです。
6年生で習得する知識・技術が未定着のまま進んでしまうことは避けたいところです。

対策・リカバリーとしては、

一階層目 → 5年生の復習
二階層目 → 6年生になってからの復習

がメインとなります。

中学受験コベツバでは、それぞれの対策サービスを配信しております。

5年生〜6年生前期までの全入試土台技術を効率的に復習できる「コベツバweb授業」、または「スタンバイSAPIX」にて5年生〜6年生の解説と類題が揃っておりますので、気になる方はそれぞれ無料体験いただければと思います。

詳しい方法やどちらが良いか知りたい方は、6年生前半での技術の土台固めについての記事をご参照ください。

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3: 上位層は気にしておきたい、思考力の対策について

2026年度の形式変更により、思考力を単体で測定するテストはなくなりました。
ただし、これは思考力が不要になったということでは決してありません。
サピックス偏差値56を超えるような難関校では、思考力を問う問題が毎年大問1問程度出題される学校が多く、上位層のお子様は引き続き意識しておく必要があります。


思考力については、

・思考力の4つの種類
・思考力が求められる学校と学校別の特色
・思考力の伸ばし方

等を、以下の記事でご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

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4種類ある思考力の要素のうち、学校ごとに求められる思考力の要素は異なります。
サピックスオープンでは問題数が多くないこともあり、全ての要素が出題されているわけではありません。
コベツバのサピックスオープン解説ではどの要素が求められた問題であるかを記載いたしますので、気になる方はご参照ください。

思考力の対策としては、以下が考えられます。

◯サピックスのテキスト

・土特で一部のクラスで配布:最難関中プリント
・5年生サピックスの「思考力の養成」「思考力アップ」

◯コベツバの教材

・コベツバweb授業の「思考力テスト」
TopGun特訓の「思考力」

いずれにおいても特に重要なのは「振り返り」です。

解いて終わり、答えを見て終わり、ではなく、「もう一度、初めて取り組んだ時に戻るとすれば、何ができていれば、どう動いていれば、解答にたどり着けたのか」を丁寧に自分の頭で振り返っていくことが重要です。

思考力のそれぞれの要素を手がかりに、どこが・何が足りなかったのか、どうすればよかったのかを掘り下げておきましょう。

言語能力が高いお子様であれば、自分の言葉で「振り返り」を書かせるところまでしても良いかもしれません。
一問一問に時間がかかるタイプの問題だからこそ、それを確実に成長につなげていくことが何よりも重要です。


以上
今後の学習を進めていくご参考になれば幸いです。

コベツバでは、サピックステキスト解説・対策のスタンバイ SAPIXにて、SAPIXテキストの全問解説動画、マンスリー確認(復習)テスト・組分けテスト対策(解説動画付き)を配信しております。

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