「今週の学びの話をしよう」では、毎回の算数学習単元での重要ポイントについて、参考になる情報を提供致します。
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▼新4年生に向けたお知らせ
今週は「計算の工夫」という、ずっと使い続けることになる計算の武器についての話です。
チリも積もれば山となる、のが計算です。
計算速度そのものは6年生にもなればそこまで大きく変わらなくなるものの、重要なことは「短時間で処理する工夫」や「ミスをしないための工夫」で差がつくことになります。
大きく三つの操作上の工夫があります。
横に長い四則演算では、+と−の記号で固まりを捉えて線を引いたり囲んだりしながら進行してもらうことを、計算の工夫では、10や100や1000を作ることで楽に計算できるようになることと、ちょうどから少しずれている場合の工夫を身につけてもらいます。
確かに、計算の工夫を使わなくても解けることは多いです。ただ、時間もかかりますし、正答率も下がりますので、今回の単元は可能な限り力押しではなく「工夫」をしてもらって進めていくことに意識を向けてもらえればと思います。
1: +と−で固まり見つけ:p3、p9、p18、p19、p24、p25
四則演算の横に長い問題は、これからの大型模試でもあるいは学校によっては入試問題でも出題され続けるものです。
そういった四則演算において、絶対に合わせるための操作や工夫を自分の習慣として身につけてもらう必要があります。
2: きれいな積を作る:p13 2番、p20 1番(3)、p21 1番(3)、p27 2番(1)(2)(4)(6)
【ポイント「きれいな積を作る」】
5、25、125という今後もずっと付き合っていく数字ですが、それぞれの相棒を見つけることで、10、100、1000を作ることができます。
【サピックス算数教材:デイリーサピックス[p13 2番]問題解説】
3: 積の分割:p13 2番、p27 2番(3)(5)
こちらもずっと使い続けることになり、工夫を日常的に使うことができるかどうかで、日々の計算のスピードと正答率に違いが出てきますので、是非身につけておきたいところです。
4: 逆算→迷ったら小さな数で試す:p7、p9、p22〜p26 1番
逆算をやっている時にどういう操作をすべきかわからなくなる場面があります。
その時は、小さな数で試して行うべき操作を自分で発見する、ということまで出来るようになっておくと便利です。勿論、毎回の逆算でこれをやると時間がかかりますが、万が一の時に頼りになります。
さらに、今週はB授業の頭脳トレ②、A授業の応用問題2番では、それぞれ「場合の数」の有名論点を学習します。
類題までつけておきますので、上位帯は是非取り組んで経験しておきましょう。
なお、『StandBy』にてこれらのポイントを含む「全問解説・ポイント動画・類題動画」を公開しております。
以上です。
今週の学習のご参考になれば幸いです。