桜蔭中学 入試問題(過去問)の動画解説と傾向分析-2019年算数-

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by 村中  公開: 更新:

ここでは、2019年に行われた桜蔭の入試問題(過去問)の傾向を分析し、来年以降の志望者に向けた対策の大まかな方向性を示していくことで、第一志望のお子様・保護者様が適切に対策の方向性を理解できるようにして頂くことを目的にしております。

2019年2月1日に実施された桜蔭の問題です。

問題PDF

 

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1: 桜蔭の入試(過去問)の全体感

まずは、2019年の桜蔭で出題された算数入試問題(過去問)の分析表をご確認ください。

図4 図4

特徴的なものは、「これは時間内にどの受験生も解くことは不可能だろうと言う」C問題の出題がなく、算数の学習の成果が反映されやすい構成になりました。B部分が約65%と言うことは、「非常に差がつく」テストになったことと推測します。 つまり、誰もが得点できるAが低く、誰も得点できないCがない訳ですから自力の差が得点に反映されるものだと言うことです。

2019年桜蔭の入試で要求されたことは例年と同様に、

ハイレベルの知識・技術→

1番(2)のぐるぐるカレンダー
1番(3)のトーナメントの理屈
2番(2)アイの図形の移動の通過算解法

とあり、「ただ知っているだけ」ではなく、「なぜそうなるのか」「このように変わったらどうやって解くのか」まで、技術を自分の手の内に入れられているかで大きな差がつく問題が出題されていました。 試験前半部分でアクセルを踏めたかどうかは、ここにかかっていたのだろうと推測します。

緻密な作図・整理能力→

2番(2)の2つが動く図形の移動
4番の時計算

緻密に作図できるか、条件整理ができるかが問われるいつもの桜蔭からの要求です。過去問を徹底的に磨き込んで、緻密な思考力を「書く力」と合わせて養っていく必要があっただろうと思います。

速く正確な計算能力→

1番(1)の四則演算
2番(1)の分数計算

平気で分母が二桁の分数を計算プロセスで使うものが出るのが桜蔭。普通の学校では、「間違いのアラーム」なのですが、桜蔭では「そう言う問題もある」。そこまでの計算を扱う力は確実に要求していると言えます。

 

2: 2019年桜蔭入試(過去問)算数問題ごとの解説動画

大問1番:

1番(1)

 

1番(2)

 

1番(3)

 

大問2番:

2番(1)①

 

2番(1)②

 

2番(2)①

 

2番(2)②アイ

 

2番(2)②ウエ

 

大問3番:

3番(1)

 

3番(2)

 

大問4番:

4番(1)(2)

 

4番(3)

 

3: 桜蔭の志望者に向けた入試対策の方向性

例年同様ですが、全体感のところで、記載させて頂いた

1: ハイレベルの知識・技術
2: 緻密な作図・整理能力
3: 速く正確な計算能力

の、三点が非常に重要です。

1:ハイレベルの知識・技術

1については、常日頃からアンテナを貼ってテクニックを自分のものにしていくこと(今回のぐるぐるカレンダーや雙葉・女子学院に近年出題されていて、今年桜蔭にやってきました)、またそれもその問題は解けたものの、この場合ならどうするのだろう、と言うところまで考えていくことが重要です。

テクニックそのまま、ではなく、使いこなす、と言うところまで求められることをよくよく認識して日々の学習に取り組んで頂くことが重要です。

2:緻密な作図・整理能力

細かな作図、細かく整理する力は双方ともに相当レベルまで鍛え上げる必要があります。「面倒」だと思うと負けで、緻密に書けること=解くことができる、問題を出題してきますので、まだ入試まで時間がある受験生はしっかりと「書く力」を養ってもらうと良いでしょう。
また、「整理する力」は、「どのように整理するべきか」の切り口がなければ難しくなります。従って、「良く整理された板書やノート」を見て、真似していくことで「整理の切り口」を養っていくことができますので、是非取り組んで見てください。「単に細かいだけ」ではなく、問題の要求に合わせてどう整理するか、まで時間内に問われて来るものだからです。

3:速く正確な計算能力

四則演算、二桁分数の扱いまで含めて、高速な暗算・筆算能力を要求しますので、計算については非常に高いレベルまで鍛えておくと良いでしょう。制限時間いっぱいまでかかるテストですから、実計算部分で時間を消費している場合ではない問題群が桜蔭の入試です。

 

以上です。

今回は桜蔭2019年の入試(過去問)分析でした。
来年度以降の志望の方にとって、少しでも今後の算数の学習のご参考になれば幸いです。

中学受験コベツバは、桜蔭志望の小学生とその保護者様をエンパワーし続けられる存在になるべく引き続き頑張って参ります。

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