【7月組分けテスト対策配信中】サピックス組分けテストの難易度・傾向分析(平均点/偏差値60ライン)・対策

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by 村中  公開: 更新:

サピックス(SAPIX)で実施される「組分けテスト」は、ご存知の通り1月/3月/7月に実施され、マンスリー確認テストと同じく「クラス昇降」にダイレクトに影響します。

「クラス昇降」の数に制限がないことから、保護者様もお子様も大変関心が強いテストであり、同時にマンスリーとは一転して実力要素の強いテストであり、お子様の現時点での技術の完成度合い・思考力の発達を測る為のテストと言えます。

この記事では一見難しそうに思える、「組分けテスト」の難易度を分析し、平均点/偏差値60ラインの数値データとともに、日々のテキストのレベルと比較しながらわかりやすくお伝えいたします。


尚、コベツバでは、コベツバweb授業・StandByどちらかをご利用されているメンバー様に向けて『7月組分けテストに向けて復習すべき分野別問題集(レベル分けあり)』を4年〜6年に向けて配信中です。

4年生から、各学年の6月中旬までに習った重要論点を網羅的に復習ができる教材となっております。

■■

組分けに向けた学習

1: サピックス 組分けテストの平均点/コース基準まとめ

3月組分けテストの過去の平均点、偏差値60ラインは以下の通りです。

サピックス7月組分けテスト(過去3年)の平均点

平均点得点率
4年生273.054.6%
5年生250.750.1%
6年生281.556.3%

サピックス3月組分けテスト(過去3年)の偏差値60≒アルファクラス基準

偏差値60ライン得点率
4年生333.766.7%
5年生330.966.2%
6年生344.268.8%

4年生は通常のマンスリー確認テストの平均点(得点率65%)より少しだけ低い得点率で、低い年では250点の平均点、高い年は285点と平均点が揺れるテストです。

次に、5年生ですが、通常のマンスリーの平均点(280点〜310点程度)と比べると平均点は低くなっています。去年の平均点は220点台まで下がることもあります。

最後に6年生ですが、平均点は280点台とマンスリーに近づきつつあり、全体的に仕上がりつつあるテストであることが見受けられrます。



2: サピックス 組分けテストの学年毎/範囲/難易度の詳細分析

組分けテストの学年別/出題範囲/難易度の詳細分析

まず、過去の組分けテストの分析を以下にまとめましたので、ご確認ください。

5年生の組分けテスト(ある年の過去問)の詳細分析

5年の組分けテスト過去問の詳細分析

4-6年生の組分けテスト難易度別の配点率(2018年度実施の3回分)

4-6年の過去の組分けテスト難易度別の配点率

サピックス 組分けテストの出題範囲

まず、組分けテストの出題分野は非常に網羅性が高く、ほぼ全分野に渡って出題されていることが伺えます。

組分けテストの難易度別得点

次に、問題を難易度別に

A:基礎力トレーニングレベル

B:デイリーサピックス★2個類題レベル

C:応用

と分類した際に、それぞれの得点率は、

A:基礎力トレーニングレベル

4年生:63%
5年生:43%
6年生:59%

B:デイリーサピックス★2個類題レベル

4年生:23%
5年生:29%
6年生:29%

C:応用

4年生:13%
5年生:27%
6年生:12%

となります。


まず、「A:基礎力トレーニングレベル(=これまで習った技術の基本問題)」ですが、
大問1-3までの計算や1行題、あるいは大問4以降の(1)でレベルAの問題が出題されています。ここから伺えることは、「基礎力トレーニングレベル」で、十分に半分以上の得点が獲得できると言うことです。実際、平均点は約5割〜6割となっておりますので、デイリーサピックスの毎回の出題の基礎と言える問題さえ取ることができれば平均に到達することができると言えます。

勉強する女の子

ミス以外のポイントとしては、大問でもよく読めば(1)は簡単に解けるAレベルの問題も多いので、「どうせ無理だ」と諦めるのではなく、勇気を持って取り組んで、取りこぼしを防いてもらうことが重要になります。


次に、多くのサピックス生が大きく力の差がつくポイントが、
B:デイリーサピックス★2個類題レベル(=これまで習った技術のやや応用問題)」となります。

AとBで7割5分から8割得点になりますので、ここの3割を取ることができるかで概ね勝負は決すると言えます。勿論、組分けは7割5分から8割得点できればα中位までは問題なく到達できる為です。

デイリーサピックスで習った論点について、文章や図形、聞かれ方が違った問題にも同じ論点を使って解答できるのかが問われます。ここで、問題そのものを暗記している場合、一気に点数を落としてしまいます。

デイリーチェック・マンスリーは、サピックス(SAPIX)のテキストそのままの数値替え問題が多い為、マンスリーが取れるのに、組分けが取れないお子様は、主にここのB部分に課題があると言えます。約1年後に控える実際の中学入試でも、ほぼB部分で多くの学校の合否が分かれると言っても過言ではありませんので、非常に大事なポイントと言えます。

▼参考記事

サピックス組分けテストが取れないタイプの女の子。
【相談No2】サピックス組分けテストが取れないタイプの女の子。
女の子


最後に、「C:応用」ですが、
一口に応用と言っても、「①応用的な知識を必要とする問題」と、「②知識は不要ですが試行錯誤を繰り返して解答にたどり着く問題」とがあります。Cの問題のおよそ半数ずつに分かれると言って良いでしょう。

受験校によりますが、C部分が必要な学校はそれぞれの特色に合わせて、①②の対策を行っていく必要があると言えます。


以上が「組分けテストの分析」となります。

3: サピックス 組分けテストの対策

3-1: サピックス組分けテストの対策は行うべき?

組分けテストは「この半年〜1年、日々の勉強の積み重ねがしっかり定着しているのか」を確認する機会です。そのため、そもそも日々の勉強をしっかり身につけられていない場合、直前の付け焼き刃の対策では残念ですが大きな効果は期待できないでしょう。

『日々の勉強をしっかり身につけられている』
この基準は、デイリーチェック:平均8〜9割、マンスリー確認テスト:7割 = 算数100点程度(ミスが多いお子様でも6割 = 85点)を目安としましょう。

高すぎる目標と感じられる保護者様もおられるかと思いますが、これは決して高すぎる目標ではなく、適切な勉強法と努力で到達することができる得点だからです。

▼関連記事

・デイリーチェックで9割得点できる理由

デイリーチェック(デリチェ)の目的・分析・対策
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マンスリー確認テストの目的・分析・対策

それでもせっかくクラス昇降のあるテスト、何か対策に繋がることを少しでも、という気持ちは非常によくわかります。
せっかく何か対策をするのであれば、これを復習の機会として効果的に活用できるような情報をお伝えしていきます。

ただし、あくまでも、日々の学習を積み上げられているかが一番大切です。そもそもデイリーチェックが平均して6割に到達していないケースは、お子様の発達を教育の観点から考えた場合、組分けテストの対策は行うべきではないと考えます。今回の組分けの結果は一切気にせず、その学習時間を今週のデイリーチェック、今月(翌月)のマンスリー確認テストに全力投球して、着実に一歩一歩身につけていってほしいと思います。

付け焼き刃の対策よりも、まずは日々の学習を大切にすることが、長い目で見たときに大きな成果となってかえってきます。お子様にも保護者様の心配ごとは伝わるものですので、組分けで悪い結果が出ても落ち込まずに、毎週の学習と毎月のマンスリー(復習テスト)に目を向け、頑張っていくことが大切です。

図4

参考記事)
・デイリーチェックに向けた具体的な学習方法
・マンスリーに向けた具体的な学習方法

3-2: サピックス組分けテスト対策として効果的・効率的な勉強内容とは?(ご家庭主導で行う場合)

組分けテストはサピックスの既習範囲から出題されるため、直前に行う対策としては市販の教材を利用せずとも、サピックスの教材や教材の類題を復習することで十分です。(もちろん余力がある上位層は追加で参考書に手をつけても良いでしょう)

組分けテストでは思考力を必要とする問題も特に4年生・5年生で毎回10-20%程度出題されますが、思考力は直前の対策で身につくものではないため、ここでは対策方法について詳細には記載いたしません。(コベツバへのご要望が多かった場合記載させて頂きます。)

復習すべき単元は何年生のいつからか?

復習を検討する範囲は、学年別に以下となっております。

4年生:4年生の初めから最近習った範囲まで+思考力アップ含む
5年生:4年生の夏期講習から直近復習テストの範囲まで
6年生:5年生の夏期講習直近復習テストの範囲までが最優先(一部例外あり)


それぞれの理由は以下の通りとなっています。

4年生

4年生は習っている技術の量が決して多くはないため、テキストそのものの内容以外に、前半は計算問題が他学年よりより多数登場し、後半は思考力問題や未修得技術問題も出題されます。テキストの内容は抑えていることは当然として、計算が遅いお子様/正確性に課題があるお子様は基礎トレを利用して計算トレーニングを行いましょう。思考力・未修得技術については急に伸びるものではありませんが、余裕があるお子様は思考力アップや「StandBy for SAPIX」の「StandBy+」(サピックスのカリキュラムに基づいて少し発展技術を学ぶ講座)に取り組んでおきましょう・

5年生

サピックスのカリキュラムの毎回のNoで習った内容を整理すると、7月の組分けテストの時点ではちょうど4年生の夏期講習から一部の単元を除き、1~2巡していることになります。

それより前の単元にもその後登場していない論点もいくつかありますが、保護者様が選別することは難しいと思いますので、お子様が苦手な単元だけは前に戻って行うことが良いでしょう。

6年生

5年生〜6年生にかけて、中学受験で必要とされる技術を約2巡して参りました。割合が登場した以降に解法が変化した「水問題と水グラフ」や「点の移動」については6年生でもまだ演習回数が少ないと言えますので、5年生の内容はよく復習していて特に苦手単元が見当たらない場合は、この2つの単元を復習すると良いでしょう。しかし、5年生時点の内容でもまだまだ課題がある(サピックスオープンAが偏差値58〜60以下)場合は、5年生のテキストから苦手分野から順に、論点を網羅する形での復習を行った方が良いでしょう。

ご家庭で対策を行う場合は、確保できる学習時間から逆算して、対象となっているテキストで特に苦手(デイリーチェック・基礎力定着テスト・マンスリーテストで失点が多かった分野)を優先することが1つ。

その次に、忘れている可能性が高い過去のNoから復習していくと良いでしょう。

重要な事はとりあえず1周して終わり、ではなく、まずは自力で解けるようになること、次に数日〜1週間程度開けてもう一度取り組むこと、ここまで到達する事が重要です。

とはいえ・・ 「これまでのテキストを総ざらいするのは量が多くて、できる気がしない」
「厳選すると言っても、うまく問題を選別できる自信がない。昔は正解していても忘れているものもあるかもしれない」

こう言った状況の方も数多くいらっしゃることと存じます。

コベツバではこれまでそう言ったお声と対策のご要望を頂き続けたため、1月組分けテストからは、組分けテスト対策の配信を開始しております。

3-3: 『StandBy for SAPIX』と『コベツバweb授業』で配信している『組分けテスト対策』を利用して効率よく復習する方法

「サピックス算数テキスト全問解説StandBy(スタンバイ)」および」、「中学受験で必要になる標準技術を分野別に網羅するコベツバweb授業」では、サピックスのテキストでこれまで習得してきた技術をできる限り網羅的に復習することができる『7月組分けテスト』を公開しております。

基礎・標準・応用の3つのレベルがそれぞれの問題についています。

テスト後のアンケートでは他にも次のようなご感想をいただきました。

いつも活用させていただき大変助かっております。今回は、全分野、✖がなくなるまで解きました。図形の移動は15点分まるまるそっくり出たと大変喜んでおり、その他立方体の問題も同じではないが落ち着いて解くことができ偏差値69を出せました。全分野まんべんなく類題を出していただき、難易度的にも嫌になるほど難しくはなく、1問4分程度で解ける問題で非常に学習が進めやすかったです。

一時期は算数の偏差値が40台まで落ちてしまい、このサイトを始める事にしました。組分けの算数偏差値は55で、少しずつでも成績が伸びていて子どもが喜んでいます。今回、色々な単元をまんべんなく復習できたのがよかった。このサイトが全教科対応ならいいのにな、と思いました。

   

まだメンバーではいらっしゃらない方は、1週間の無料体験で是非お試しください。

   

   
   
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「問題が多すぎる」というお声もあるかもしれませんが、より厳選するとなれば、「同じくらい重要な問題でも、ヤマを張っていずれかを捨てなければならない」ことになります。これは、学習方法として全く本質的ではありません。特に苦手分野ほど、かいつまんだ学習ではなく「AとBは似ている問題だけど、違う技術で解決する」と言った「同じ・違う」感覚を掴んで行くことが成績アップのカギになるからです。

どうしても全てに取り組めない場合は、分野別に別れたプリントになっておりますので、自覚している苦手分野だけはプリントを通じて、またはそれだけでは足りない場合はテキストまで戻って体系的に学び直し、しっかり仕上げて欲しいと思います。

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