【1月(新学年)組分けテスト解説配信中】サピックス組分けテストの難易度・傾向分析(平均点/偏差値60ライン)・対策

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by 村中  公開: 更新:

サピックス(SAPIX)で実施される「組分けテスト」は、ご存知の通り1月/3月/7月に実施され、マンスリー確認テストと同じく「クラス昇降」にダイレクトに影響します。

「クラス昇降」の数に制限がないことから、保護者様もお子様も大変関心が強いテストであり、同時にマンスリーとは一転して実力要素の強いテストであり、お子様の現時点での技術の完成度愛・思考力の発達を測る為のテストと言えます。

この記事では一見難しそうに思える、「組分けテスト」の難易度を分析し、平均点/偏差値60ラインの数値データとともに、日々のテキストのレベルと比較しながらわかりやすくお伝えいたします。


尚、コベツバでは、メンバー様から数多くのご要望を頂き、『1月組分けテストに向けて復習すべき100問(分野別)』の配信をさせていただいておりました。

大変多くのメンバー様がご利用されておられました為、次回は3月組分けテストに向けてまた対策問題を発表させていただきます。

コベツバでは本日13日に行われた組分けテスト(新4〜6年生)の解説を実施しております。難易度表等もございますので是非やり直しや振り返りにご利用ください。

▼サピックス1月組分け当日中に全問解説動画を配信

サピックス新6年生 1月組分け・入室テストの解説動画・難易度分析
サピックス新6年生 1月組分け・入室テストの解説動画・難易度分析
サピックス新5年生 1月組分け・入室テストの解説動画・難易度分析
サピックス新5年生 1月組分け・入室テストの解説動画・難易度分析
サピックス新4年生 1月組分け・入室テストの解説動画・難易度分析
サピックス新4年生 1月組分け・入室テストの解説動画・難易度分析
組分けに向けた学習

1: サピックス 組分けテストの平均点/コース基準まとめ

1月組分けテストの過去の平均点、偏差値60ラインは以下の通りです。

サピックス1月組分けテスト(過去3年)の平均点

平均点得点率
新4年生189.563.17%
新5年生274.554.89%
新6年生254.250.85%

サピックス1月組分けテスト(過去3年)の偏差値60≒アルファクラス基準

偏差値60ライン得点率
新4年生227.875.94%
新5年生329.665.92%
新6年生333.466.67%

新4年生は通常の組分けテストの平均点(得点率65%)と比べてもほとんど変わりない得点率です。2017年〜2019年の3年間で、平均点の違いは僅かです。

ご存知の通り新4年生の時点で入塾を検討するご家庭が大変多く、例えば2019年は3年生までは約3000人だった塾生は、1月組分けテスト約6000人、3月組分けテスト約7300人と急増しています。

そして、新4年生の数は年々増えており、1月組分け受験者で比較をすると、5000人(2017年)→5600人(2018年)→6000人(2019年)と推移しておりますので、今年もまた増える可能性は大いにあるでしょう。

次に、新5年生ですが、通常のマンスリーの平均点(280点〜310点程度)と比べる20〜30点ほど低くなっております。いつもの4年生(新5年生)の実力テストがそうであるように、習っている技術の数が少ないが故、差をつけるため、思考力問題や未修得技術を多く出題せざるを得ない、という事情もあるのでしょう。

最後に新6年生ですが、平均は3学年の中でもっとも低い50%前後であるものの、偏差値60ラインは以外にも66%と高く、5年生での技術習得がしっかりできたかどうかで点差が付く形となっています。ただ、この時点ではすっかり忘れている場合でも、ここから力を入れて5年生の復習を行うことで挽回できる差でああることは付け加えておきたいと思います。

▼コベツバではサピックス1月組分け当日中に全問解説動画を配信中

サピックス新6年生 1月組分け・入室テストの解説動画・難易度分析
サピックス新6年生 1月組分け・入室テストの解説動画・難易度分析
サピックス新5年生 1月組分け・入室テストの解説動画・難易度分析
サピックス新5年生 1月組分け・入室テストの解説動画・難易度分析
サピックス新4年生 1月組分け・入室テストの解説動画・難易度分析
サピックス新4年生 1月組分け・入室テストの解説動画・難易度分析

2: サピックス 組分けテストの学年毎/範囲/難易度の詳細分析

組分けテストの学年別/出題範囲/難易度の詳細分析

まず、過去の組分けテストの分析を以下にまとめましたので、ご確認ください。

5年生の組分けテスト(ある年の過去問)の詳細分析

5年の組分けテスト過去問の詳細分析

4-6年生の組分けテスト難易度別の配点率(2018年度実施の3回分)

4-6年の過去の組分けテスト難易度別の配点率

サピックス 組分けテストの出題範囲

まず、組分けテストの出題分野は非常に網羅性が高く、ほぼ全分野に渡って出題されていることが伺えます。

組分けテストの難易度別得点

次に、問題を難易度別に

A:基礎力トレーニングレベル

B:デイリーサピックス★2個類題レベル

C:応用

と分類した際に、それぞれの得点率は、

A:基礎力トレーニングレベル

4年生:63%
5年生:43%
6年生:59%

B:デイリーサピックス★2個類題レベル

4年生:23%
5年生:29%
6年生:29%

C:応用

4年生:13%
5年生:27%
6年生:12%

となります。


まず、「A:基礎力トレーニングレベル(=これまで習った技術の基本問題)」ですが、
大問1-3までの計算や1行題、あるいは大問4以降の(1)でレベルAの問題が出題されています。ここから伺えることは、「基礎力トレーニングレベル」で、十分に半分以上の得点が獲得できると言うことです。実際、平均点は約5割〜6割となっておりますので、デイリーサピックスの毎回の出題の基礎と言える問題さえ取ることができれば平均に到達することができると言えます。

勉強する女の子

ミス以外のポイントとしては、大問でもよく読めば(1)は簡単に解けるAレベルの問題も多いので、「どうせ無理だ」と諦めるのではなく、勇気を持って取り組んで、取りこぼしを防いてもらうことが重要になります。


次に、多くのサピックス生が大きく力の差がつくポイントが、
B:デイリーサピックス★2個類題レベル(=これまで習った技術のやや応用問題)」となります。

AとBで7割5分から8割得点になりますので、ここの3割を取ることができるかで概ね勝負は決すると言えます。勿論、組分けは7割5分から8割得点できればα中位までは問題なく到達できる為です。

デイリーサピックスで習った論点について、文章や図形、聞かれ方が違った問題にも同じ論点を使って解答できるのかが問われます。ここで、問題そのものを暗記している場合、一気に点数を落としてしまいます。

デイリーチェック・マンスリーは、サピックス(SAPIX)のテキストそのままの数値替え問題が多い為、マンスリーが取れるのに、組分けが取れないお子様は、主にここのB部分に課題があると言えます。約1年後に控える実際の中学入試でも、ほぼB部分で多くの学校の合否が分かれると言っても過言ではありませんので、非常に大事なポイントと言えます。

▼参考記事

サピックス組分けテストが取れないタイプの女の子。
【相談No2】サピックス組分けテストが取れないタイプの女の子。
女の子


最後に、「C:応用」ですが、
一口に応用と言っても、「①応用的な知識を必要とする問題」と、「②知識は不要ですが試行錯誤を繰り返して解答にたどり着く問題」とがあります。Cの問題のおよそ半数ずつに分かれると言って良いでしょう。

受験校によりますが、C部分が必要な学校はそれぞれの特色に合わせて、①②の対策を行っていく必要があると言えます。


以上が「組分けテストの分析」となります。

3: サピックス 組分けテストの対策

3-1: サピックス組分けテストの対策は行うべき?

組分けテストは「この半年〜1年、日々の勉強の積み重ねがしっかり定着しているのか」を確認する機会です。そのため、そもそも日々の勉強をしっかり身につけられていない場合、直前の付け焼き刃の対策では残念ですが大きな効果は期待できないでしょう。

『日々の勉強をしっかり身につけられている』
この基準は、デイリーチェック:平均8〜9割、マンスリー確認テスト:7割 = 算数100点程度(ミスが多いお子様でも6割 = 85点)を目安としましょう。

高すぎる目標と感じられる保護者様もおられるかと思いますが、これは決して高すぎる目標ではなく、適切な勉強法と努力で到達することができる得点だからです。

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それでもせっかくクラス昇降のあるテスト、何か対策に繋がることを少しでも、という気持ちは非常によくわかります。
せっかく何か対策をするのであれば、これを復習の機会として効果的に活用できるような情報をお伝えしていきます。

ただし、あくまでも、日々の学習を積み上げられているかが一番大切です。そもそもデイリーチェックが平均して6割に到達していないケースは、お子様の発達を教育の観点から考えた場合、組分けテストの対策は行うべきではないと考えます。今回の組分けの結果は一切気にせず、その学習時間を今週のデイリーチェック、今月(翌月)のマンスリー確認テストに全力投球して、着実に一歩一歩身につけていってほしいと思います。

付け焼き刃の対策よりも、まずは日々の学習を大切にすることが、長い目で見たときに大きな成果となってかえってきます。お子様にも保護者様の心配ごとは伝わるものですので、組分けで悪い結果が出ても落ち込まずに、毎週の学習と毎月のマンスリー(復習テスト)に目を向け、頑張っていくことが大切です。

図4

参考記事)
・デイリーチェックに向けた具体的な学習方法
・マンスリーに向けた具体的な学習方法

3-2: サピックス組分けテスト対策として効果的・効率的な勉強内容とは?(ご家庭主導で行う場合)

組分けテストはサピックスの既習範囲から出題されるため、直前に行う対策としては市販の教材を利用せずとも、サピックスの教材や教材の類題を復習することで十分です。(もちろん余力がある上位層は追加で参考書に手をつけても良いでしょう)

組分けテストでは思考力を必要とする問題も特に4年生・5年生で毎回10-20%程度出題されますが、思考力は直前の対策で身につくものではないため、ここでは対策方法について詳細には記載いたしません。(コベツバへのご要望が多かった場合記載させて頂きます。)

復習すべき単元は何年生のいつからか?

復習を検討する範囲は、学年別に以下となっております。

新4年生:3年生の初めから最近習った範囲まで
新5年生:4年生の夏期講習から直近マンスリーの範囲まで
新6年生:5年生の夏期講習直近マンスリーの範囲までが最優先(一部例外あり)


それぞれの理由は以下の通りとなっています。

新4年生

3年生で習う内容は算数のごくごく基本的な内容ではあるものの、習ったのにも関わらず身についていなければ4年生に上がってから授業についていくことが難しくなるであろうこと。

新5年生

サピックスのカリキュラムの毎回のNoで習った内容を整理すると、1月の組分けテストの時点ではちょうど4年生の夏期講習から一部の単元を除き、1巡していることになります。

それより前の単元にもその後登場していない論点もいくつかありますが、保護者様が選別することは難しいと思いますので、お子様が苦手な単元だけは前に戻って行うことが良いでしょう。

新6年生

サピックスのカリキュラムの毎回のNoで習った内容を整理すると、1月の組分けテストの時点ではちょうど5年生の夏期講習から一部の単元を除き、1巡していることになります。それより前の単元は、確かにそれ以降登場していない論点もあるのですが、割合を習ってから解法が変化したものもあることから、本来行うのであれば問題毎にきちんと選定することが求められます。
ただ、保護者様だけでは難しいことと思いますので、強いていうならばということで

★ No19「場合の数」
★ No1,No2「平面図形」
はその後ほとんど登場がない論点ばかりですし、今後割合の導入により解法が進化することもありませんので、もう一度取り組んでおいても良いでしょう。

ご家庭で対策を行う場合は、確保できる学習時間から逆算して、対象となっているテキストで特に苦手(デイリーチェック・基礎力定着テスト・マンスリーテストで失点が多かった分野)を優先することが1つ。

その次に、忘れている可能性が高い過去のNoから復習していくと良いでしょう。

重要な事はとりあえず1周して終わり、ではなく、まずは自力で解けるようになること、次に数日〜1週間程度開けてもう一度取り組むこと、ここまで到達する事が重要です。

とはいえ・・ 「これまでのテキストを総ざらいするのは量が多くて、できる気がしない」
「厳選すると言っても、うまく問題を選別できる自信がない。昔は正解していても忘れているものもあるかもしれない」

こう言った状況の方も数多くいらっしゃることと存じます。

コベツバではこれまでそう言ったお声と対策のご要望を頂き続けたため、新5年生・新6年生向けの組分けテスト対策の配信を開始することを決定致しました。

3-3: StandBy for SAPIXの『復習すべき100問(分野別)』を利用して効率よく復習する方法(新5年生・新6年生向け)

「サピックス算数テキスト全問解説StandBy(スタンバイ)」では、サピックスのテキストでこれまで習得してきた技術をできる限り網羅的に復習することができる『1月組分けに向けて復習すべき(約)100問』の配信を分野別に順次公開しております。現在は新5年生で「数・数の性質」「文章題」を新6年生で「数の性質」「場合の数・規則性」を公開しており、その他の単元も12月第1週を目処に順次アップしてまいります。週末に1種類ずつでも良いのでぜひ取り組んでみて欲しいと思います。まだメンバーではない方は、1週間の無料体験で是非お試しください。

   

   
   
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目安の時間と配点も記載しておりますので、テスト形式で取り組んでみても良いでしょう。苦手な単元であれば、最初は復習のつもりで解いてみて、組分けテスト前にもう一度復習として時間制限をつけて解いてみてください。

サンプル問題PDF(新4年生)
サンプル問題PDF(新5年生)

「100問でも多すぎる」というお声もあるかもしれませんが、より厳選するとなれば、「同じくらい重要な問題でも、ヤマを張っていずれかを捨てなければならない」ことになります。これは、学習方法として全く本質的ではありません。特に苦手分野ほど、かいつまんだ学習ではなく「AとBは似ている問題だけど、違う技術で解決する」と言った「同じ・違う」感覚を掴んで行くことが成績アップのカギになるからです。

どうしても全てに取り組めない場合は、分野別に別れたプリントになっておりますので、自覚している苦手分野か、長らく復習機会が少なかった分野(新6年生であれば「数の性質」と「場合の数・規則性」、新5年生であれば「数の性質」「円を除く平面図形」)など、苦手分野だけは体系的に学び直し、しっかり仕上げて欲しいと思います。

また、コベツバでは上記の『復習すべき100問で』明らかになった苦手単元を強化することができる「あなただけの強化特訓(分野別)」も提供しております。

理解が十分でない問題は類題や基礎から強化し、また既によく理解している問題は応用問題(サピックスで既習)まで取り組むことができる内容となっております。

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