【1月組分けテスト 解説/対策配信中 】サピックス組分けテストの難易度・傾向分析(平均点/偏差値60ライン)・対策

view数116983

by 村中  公開: 更新:



この度の1月組分けテスト対策へのご意見を受けまして、3月実施の組分けテスト対策につきましても、2月初旬頃に配信予定でございます。




サピックス(SAPIX)で実施される「組分けテスト」は、ご存知の通り1月/3月/7月に実施され、マンスリー確認テストと同じく「クラス昇降」にダイレクトに影響します。

「クラス昇降」の数に制限がないことから、保護者様もお子様も大変関心が強いテストであり、同時にマンスリーとは一転して実力要素の強いテストであり、お子様の現時点での技術の完成度合い・思考力の発達を測る為のテストと言えます。

この記事では一見難しそうに思える、「組分けテスト」の難易度を分析し、平均点/偏差値60ラインの数値データとともに、日々のテキストのレベルと比較しながらわかりやすくお伝えいたします。


尚、コベツバでは、コベツバweb授業をご利用されているメンバー様に向けて『1月組分けテストに向けて既習範囲を網羅的に復習できる分野別問題集(3つのレベル)』を新5年〜新6年に向けて配信中です。

また新4年生に向けてはStandByにて組分け模擬試験を2本無料で配信しております。

■■

コベツバでは、新4年生〜新6年生の保護者様に向けて、1月組分けテストを振り返り、今後どのように学習を進めたら良いのかについてお伝えしております。
以下から是非ご覧ください。6年生・5年生(36分25秒より)・4年生の順番(50分10秒より)でお話ししております



1月組分けを終えて、今後の学習方針

 

5年生・6年生の3月組分け対策については、またコベツバradioをお送りさせていただく予定ですが、新4年生については1月・3月であまり違いがありませんので、以下からご覧ください。

新4年生の組分けテスト分析・対策

 

組分けに向けた学習

1: サピックス 組分けテストの平均点/コース基準まとめ

1月組分けテストの過去の平均点、偏差値60ラインは以下の通りです。

サピックス1月組分けテスト(過去4年)の平均点

平均 得点率
4年生 189.5 63.17%
5年生 273.2 54.65%
6年生 258.4 51.67%

サピックス1月組分けテスト(過去4年)の偏差値60≒アルファクラス基準

偏差値60 得点率
4年生 227.8 75.94%
5年生 309.6 61.92%
6年生 312.5 62.49%

新4年生は通常のマンスリー確認テストの平均点(得点率65%)より少しだけ低い得点率で、毎年、安定して180点前後を推移しています。例年、新4年の1月組分けテストから入塾されるお子様が大変多いのですが、近年は過熱気味となっており、2017年は5000名弱を超える受験者でしたが、2019年からは6000名を超える受験者数となっております。

次に、新5年生ですが、4年生の一般的なマンスリーよりは範囲が広がることで随分平均点が下がっています。尚、今後の5年生マンスリーの平均点(280点〜310点程度)と比べても、ほんの少しだけ低い平均点は低くなっています。特に近年2年は問題が難化したため、平均点が250点台・260点台と低く出ております。

最後に新6年生ですが、250点台と5年生のマンスリーより随分低いになっています。毎年1月組分けテストは、怒涛のように重要技術を習ってきた5年生後半での習得・定着度合いによって大きな差が出るテストで、問題自体は決して難しくはありませんが、平均点が下がる傾向にあります。とはいえ、近年2年は270点を超えることもあり、少し易化が進んでいるように感じられます。

▼コベツバでは、サピックス1月組分けテストの全問解説動画を配信中です。

サピックス新6年生 1月組分け・入室テストの解説動画・難易度分析
サピックス新6年生 1月組分け・入室テストの解説動画・難易度分析
サピックス新5年生 1月組分け・入室テストの解説動画・難易度分析
サピックス新5年生 1月組分け・入室テストの解説動画・難易度分析
サピックス新4年生 1月組分け・入室テストの解説動画・難易度分析
サピックス新4年生 1月組分け・入室テストの解説動画・難易度分析

2: サピックス 組分けテストの学年毎/範囲/難易度の詳細分析

組分けテストの学年別/出題範囲/難易度の詳細分析

まず、過去の組分けテストの分析を以下にまとめましたので、ご確認ください。

5年生の組分けテスト(ある年の過去問)の詳細分析

5年の組分けテスト過去問の詳細分析

4-6年生の組分けテスト難易度別の配点率(2018年度実施の3回分)

4-6年の過去の組分けテスト難易度別の配点率

サピックス 組分けテストの出題範囲

まず、組分けテストの出題分野は非常に網羅性が高く、ほぼ全分野に渡って出題されていることが窺えます。

組分けテストの難易度別得点

次に、問題を難易度別に

A:基礎力トレーニングレベル

B:デイリーサピックス★2個類題レベル

C:応用

と分類した際に、それぞれの得点率は、

A:基礎力トレーニングレベル

4年生:71%
5年生:52%
6年生:48%

B:デイリーサピックス★2個類題レベル

4年生:17%
5年生:30%
6年生:37%

C:応用

4年生:12%
5年生:19%
6年生:15%

となります。


まず、「A:基礎力トレーニングレベル(=これまで習った技術の基本問題)」ですが、
大問1-3までの計算や1行題、あるいは大問4以降の(1)でレベルAの問題が出題されています。ここから窺えることは、「基礎力トレーニングレベル」で、十分に半分以上の得点が獲得できると言うことです。実際、平均点は約5割〜6割となっておりますので、デイリーサピックスの毎回の出題の基礎と言える問題さえ取ることができれば平均に到達することができると言えます。

勉強する女の子

ミス以外のポイントとしては、大問でもよく読めば(1)は簡単に解けるAレベルの問題も多いので、「どうせ無理だ」と諦めるのではなく、勇気を持って取り組んで、取りこぼしを防いてもらうことが重要になります。


次に、多くのサピックス生が大きく力の差がつくポイントが、
B:デイリーサピックス★2個類題レベル(=これまで習った技術のやや応用問題)」となります。

AとBで7割5分から8割得点になりますので、ここの3割を取ることができるかで概ね勝負は決すると言えます。勿論、組分けは7割5分から8割得点できればα中位までは問題なく到達できる為です。

デイリーサピックスで習った論点について、文章や図形、聞かれ方が違った問題にも同じ論点を使って解答できるのかが問われます。ここで、問題そのものを暗記している場合、一気に点数を落としてしまいます。

デイリーチェック・マンスリーは、サピックス(SAPIX)のテキストそのままの数値替え問題が多い為、マンスリーが取れるのに、組分けが取れないお子様は、主にここのB部分に課題があると言えます。約1年後に控える実際の中学入試でも、ほぼB部分で多くの学校の合否が分かれると言っても過言ではありませんので、非常に大事なポイントと言えます。

▼参考記事

サピックス組分けテストが取れないタイプの女の子。
【相談No2】サピックス組分けテストが取れないタイプの女の子。
女の子


最後に、「C:応用」ですが、
一口に応用と言っても、「①応用的な知識を必要とする問題」と、「②知識は不要ですが試行錯誤を繰り返して解答にたどり着く問題」とがあります。Cの問題のおよそ半数ずつに分かれると言って良いでしょう。

受験校によりますが、C部分が必要な学校はそれぞれの特色に合わせて、①②の対策を行っていく必要があると言えます。


以上が「組分けテストの分析」となります。

3: サピックス 組分けテストの対策

3-1: サピックス組分けテストの対策は行うべき?

組分けテストは「この半年〜1年、日々の勉強の積み重ねがしっかり定着しているのか」を確認する機会です。そのため、そもそも日々の勉強をしっかり身につけられていない場合、直前の付け焼き刃の対策では残念ですが大きな効果は期待できないでしょう。

『日々の勉強をしっかり身につけられている』
この基準は、デイリーチェック:平均8〜9割、マンスリー確認テスト:7割 = 算数100点程度(ミスが多いお子様でも6割 = 85点)を目安としましょう。

高すぎる目標と感じられる保護者様もおられるかと思いますが、これは決して高すぎる目標ではなく、適切な勉強法と努力で到達することができる得点だからです。

▼関連記事

・デイリーチェックで9割得点できる理由

デイリーチェック(デリチェ)の目的・分析・対策
デイリーチェックの目的・分析・対策

・マンスリー確認テストはやり方次第で7割程度まで得点できる理由

マンスリー確認テスト(復習テスト)の目的・分析・対策
マンスリー確認テストの目的・分析・対策

それでもせっかくクラス昇降のあるテスト、何か対策に繋がることを少しでも、という気持ちは非常によくわかります。
せっかく何か対策をするのであれば、これを復習の機会として効果的に活用できるような情報をお伝えしていきます。

ただし、あくまでも、日々の学習を積み上げられているかが一番大切です。そもそもデイリーチェックが平均して6割に到達していないケースは、お子様の発達を教育の観点から考えた場合、組分けテストの対策は行うべきではないと考えます。今回の組分けの結果は一切気にせず、その学習時間を今週のデイリーチェック、今月(翌月)のマンスリー確認テストに全力投球して、着実に一歩一歩身につけていってほしいと思います。

付け焼き刃の対策よりも、まずは日々の学習を大切にすることが、長い目で見たときに大きな成果となってかえってきます。お子様にも保護者様の心配ごとは伝わるものですので、組分けで悪い結果が出ても落ち込まずに、毎週の学習と毎月のマンスリー(復習テスト)に目を向け、頑張っていくことが大切です。

図4

参考記事)
・デイリーチェックに向けた具体的な学習方法
・マンスリーに向けた具体的な学習方法

3-2: サピックス組分けテスト対策として効果的・効率的な勉強内容とは?(ご家庭主導で行う場合)

ここでは対策を「新5年生・新6年生の場合」「新4年生の場合」に分けて述べていきます。

新5年生・新6年生の場合

組分けテストはサピックスの既習範囲から出題されるため、直前に行う対策としては市販の教材を利用せずとも、サピックスの教材や教材の類題を復習することで十分です。(もちろん余力がある上位層は追加で参考書に手をつけても良いでしょう)

組分けテストでは思考力を必要とする問題が新5年生で毎回10%程度出題されますが、思考力は直前の対策で身につくものではないため、ここでは対策方法について詳細には記載いたしません。

ご興味があられる方は、「サピックスのテストの難問への取り組み方」というこちらのコベツバradioをご参照ください。

 

復習すべき単元は何年生のいつからか?

復習を検討する範囲は、学年別に以下となっております。

新5年生:4年生の初めから最近習った範囲まで+頭脳トレーニングや入試問題に挑戦を含む
新6年生:5年生の夏期講習〜冬期直前のNO範囲までが最優先(一部例外あり)


それぞれの理由は以下の通りとなっています。

新5年生

新5年生は習っている技術の量がまだまだ多いとは言えないため、後半は思考力問題や未修得技術問題も出題されます。こう言ったテスト形式は新5年生組分けテスト以降はあまり見かけませんので、ほとんど最後の機会と言えるでしょう。

テキストの内容は抑えていることは当然として、計算が遅いお子様/正確性に課題があるお子様は基礎トレを利用して計算トレーニングを行いましょう。また、応用問題でも必ず取り組んだ上で余裕のある方はサピックステキスト解説サービス「StandBy for SAPIX」の「StandBy+」(サピックスのカリキュラムに基づいて少し発展技術を学ぶ講座)に取り組んでおきましょう。

新6年生

サピックスのカリキュラムの毎回のNoで習った内容を大きく分けると、「夏に割合と比が登場してから技術を更新・新しく習得した単元」と「割合に関わらずに低学年から積み上げてきた単元」の2つに分かれます。

組分けテストではその両方とも同じ程度出題されますので、双方の対策が欠かせません。

「割合と比を含むもの」はこの半年間で習ったものなので「まだ覚えているのでは?」と思われるかもしれませんが、この半年間あまりに急に新しいものを大量に習ったため整理できていないお子様が例年多い印象です。6年生以降さらにその上に積み上げる学習を行うことになりますので、優先的に復習を行いましょう。

具体的には、「夏に割合と比が登場してから技術を更新・新しく習得した単元」を多く含む最も効率のよいNOは「夏期講習のNO1から最近のもの」です。こちらをまずは復習していただければと思います。単元別に学習される方は「文章題(食塩・商売・相当算)」「速さ」「平面図形」「図形の移動」の4つが大きな単元になると考えて良いでしょう。

その上で、「低学年から積み上げてきた学習」である「数の性質(No3・No4・No6・春No1・夏No1)」「規則性(No13・夏No2)」「場合の数(No19)」「立体図形(夏No3)」「割合なしの文章題(No31・夏No8・春No2)」を復習しましょう。例外的に、4年生から登場のない「4年No25方陣算」と「4年No5植木算」は忘れやすくなっており、簡単な小問でも平均点が低いですから、苦手だった方は復習しておきましょう。

ご家庭で対策を行う場合は、確保できる学習時間から逆算して、対象となっているテキストで特に苦手(デイリーチェック・基礎力定着テスト・マンスリーテストで失点が多かった分野)を優先することが1つ。

その次に、忘れている可能性が高い過去のNoから復習していくと良いでしょう。

重要な事はとりあえず1周して終わり、ではなく、まずは自力で解けるようになること、次に数日〜1週間程度開けてもう一度取り組むこと、ここまで到達する事が重要です。

とはいえ・・ 「これまでのテキストを総ざらいするのは量が多くて、できる気がしない」
「厳選すると言っても、うまく問題を選別できる自信がない。昔は正解していても忘れているものもあるかもしれない」

こう言った状況の方も数多くいらっしゃることと存じます。

そこで、コベツバでは1月組分けテスト、組分けテスト対策の配信を開始しております。

3-3: 『コベツバweb授業』で配信している『組分けテスト対策』を利用して効率よく復習する方法

「サピックス算数テキスト全問解説StandBy(スタンバイ)」および、中学受験で必要になる標準技術を分野別に網羅する『コベツバweb授業』では、サピックスのテキストでこれまで習得してきた技術をできる限り網羅的に復習することができる『1月組分けテストに向けた分野別の対策』を公開しております。

基礎・標準・応用の3つのレベルがそれぞれの問題についています。

テスト後のアンケートでは他にも次のようなご感想をいただきました。

いつも活用させていただき大変助かっております。今回は、全分野、✖がなくなるまで解きました。図形の移動は15点分まるまるそっくり出たと大変喜んでおり、その他立方体の問題も同じではないが落ち着いて解くことができ偏差値69を出せました。全分野まんべんなく類題を出していただき、難易度的にも嫌になるほど難しくはなく、1問4分程度で解ける問題で非常に学習が進めやすかったです。

一時期は算数の偏差値が40台まで落ちてしまい、このサイトを始める事にしました。組分けの算数偏差値は55で、少しずつでも成績が伸びていて子どもが喜んでいます。今回、色々な単元をまんべんなく復習できたのがよかった。このサイトが全教科対応ならいいのにな、と思いました。

   

まだメンバーでいらっしゃらない方は、1週間の無料体験で是非お試しください。

   

   
   
サピックス(SAPIX)算数テキスト全問動画解説 サービススタンバイ(StandBy) 「数年先まで予約不可能になったトッププロ家庭教師を一家に一台」 詳細はこちら
   
   
   

◯2:新4年生

1月組分けテスト対策として、StandByにて本番と似た形式での模擬テスト(解説動画つき)を2回分公開しております。

実は、4年生の組分けテスト(特に1・3月)はあまりにも習っている技術が少ないため、計算や簡単な技術が全体の4割、残り6割が思考力と言う構成になっており、対策は困難を極めます。

1年後の5年生からの組分けテストはこれまで習った多くの技術からの出題が8割、残り2割が思考力と言う構成で、これまでの学習内容の定着を測ることができるテストになります。

新5年生からは、これまでの習得内容を網羅的に復習することができる組分け対策をコベツバweb授業にてご用意するつもりですが、今回の1月組分けテストではそもそもほとんどが思考力問題か計算問題であると言う事情から、以下3つの効果を狙った「本番に近い模擬テスト形式」でのテスト対策をStandByにてご用意致しました。

効果1:まずは制限時間つきの実力テスト形式に慣れ、「制限時間の中で得点をとりきる意識」をもつこと。

効果2:過去の4年生1月・3月組分けテストで「狙われやすく・正答率が少し低めにでる」計算や技術をご紹介すること。

効果3:思考力問題では「難関校・最難関校好みで、4年生から触れて学びになる算数の思考回路」をご紹介すること。

※どの問題もサピックスが出題しても全く不思議ではない問題ですが、山を張った対策は意味がありませんから、テストをきっかけとした学びの機会の1つとしての提供であることをご了承ください。思考力問題の種明かし(どこ学校で出題されているエッセンスか)は解答PDFに記載しています。

家庭学習にて取り組んでやり直しを行なってからテストに臨んで欲しいと思います。

記事は参考になりましたか?

 平均評価:
4.71
/5
 総人数:
430


新着記事
新着記事
more
人気の記事
サイトTopへ戻る