サピックス組分けテスト過去問から難易度・傾向分析(平均点/偏差値60ライン)

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by 村中  公開: 更新:

サピックス(SAPIX)で実施される「組分けテスト」は、ご存知の通り1月/3月/7月に実施され、マンスリー確認テストと同じく「クラス昇降」にダイレクトに影響します。

「クラス昇降」の数に制限がないことから、保護者様もお子様も大変関心が強いテストであり、同時にマンスリーまでとは一転して実力要素の強いテストであり、お子様の現時点での能力を測る為のテストと言えます。

この記事では一見難しそうに思える、「組分けテスト」の難易度を過去問から分析し、平均点/偏差値60ラインの数値データとともに、日々のテキストのレベルと比較しながらわかりやすくお伝えいたします。

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サピックス組分けテスト(7月組分けテスト)解説
サピックス7月組分けテストの解説動画・分析・今後の学習アドバイス
子供勉強してる感じ

1: サピックス 組分けテストの平均点/コース基準まとめ

7月組分けテストの過去の平均点、偏差値60ラインは以下の通りとなっております。

7月組分けテストの過去の平均点、偏差値60ライン

※平均点は2016年・2017年・2018年の組分け過去データを利用
※偏差値60ラインは2018年組分け過去データを利用

サピックス組分け過去問から算出した平均点

・4年生 272.1点(得点率54.4%)
・5年生 242.5点(得点率48.5%)
・6年生 278.7点(得点率55.7%)

サピックス組分けテストの偏差値60≒アルファクラス基準

・4年生 338.8点(得点率67.8%)
・5年生 311.6点(得点率62.3%)
・6年生 355.8点(得点率71.2%)

4年生は通常のマンスリーの平均点(300点程度)と比べると30点低く難化していることが伺えます。これはまだまだ習っていない技術が多い中、差をつけるためには思考力問題の比率を多くせざるを得ないことに起因するでしょう。

5年生も通常のマンスリーの平均点(277点程度)と比べると30点低くなっております。これは5年生に上がってから習う技術のレベル・量が増大することによって、消化不良に陥りやすい時期であること。それにも関わらず(後述いたしますが)基礎からの出題の割合が他学年より少なく、応用が比較的多くなっていることからこの平均点であると考えられます。

6年生は通常のマンスリー(前期)の平均点(280点程度)とほぼ変わらない結果となっております。これはそもそも6年生に上がってから土曜特訓などで復習・実践の機会が多くなること、通常マンスリーから徐々に組分けのようにテキストの数値替えではない問題が増えていること、によるものだと考えられます。

2: サピックス 組分けテストの学年毎/範囲/難易度の詳細分析

組分けテストの学年別/出題範囲/難易度の詳細分析

まず、過去の組分けテストの分析を以下にまとめましたので、ご確認ください。

5年生の組分けテスト(ある年の過去問)の詳細分析

図2

4-6年生の組分けテスト難易度別の配点率(2018年度実施の3回分)

図3

サピックス 組分けテストの出題範囲

まず、組分けテストの出題分野は非常に網羅性が高く、ほぼ全分野に渡って出題されていることが伺えます。

組分けテストの難易度別得点

次に、問題を難易度別に

A:基礎力トレーニングレベル

B:デイリーサピックス★2個類題レベル

C:応用

と分類した際に、それぞれの得点率は、

A:基礎力トレーニングレベル

4年生:63%
5年生:43%
6年生:59%

B:デイリーサピックス★2個類題レベル

4年生:23%
5年生:29%
6年生:29%

C:応用

4年生:13%
5年生:27%
6年生:12%

となります。


まず、「A:基礎力トレーニングレベル」ですが、
大問1-3までの計算や1行題、あるいは大問4以降の(1)でレベルAの問題が出題されています。ここから伺えることは、「基礎力トレーニングレベル」で、十分に5割が獲得できると言うことです。実際、平均点は約5割〜6割となっておりますので、デリサピの毎回の出題の基礎と言える問題さえ取ることができれば平均に到達することができると言えます。

勉強する女の子

ミス以外のポイントとしては、大問でもよく読めば(1)は簡単に解けるAレベルの問題も多いので、「どうせ無理だ」と諦めるのではなく、勇気を持って取り組んで、取りこぼしを防いてもらうことが重要になります。


次に、多くのサピックス生が大きく力の差がつくポイントが、
B:デイリーサピックス★2個類題レベル」となります。

AとBで7割5分から8割得点になりますので、ここの3割を取ることができるかで概ね勝負は決すると言えます。勿論、組分けは7割5分から8割得点できればα中位までは問題なく到達できる為です。

デイリーサピックスで習った論点について、文章や図形、聞かれ方が違った問題にも同じ論点を使って解答できるのかが問われます。ここで、問題そのものを暗記している場合、一気に点数を落としてしまいます。

デイリーチェック・マンスリーは、サピックス(SAPIX)のテキストそのままの数値替え問題が多い為、マンスリーが取れるのに、組分けが取れないお子様は、主にここのB部分に課題があると言えます。約1年後に控える実際の中学入試でも、ほぼB部分で多くの学校の合否が分かれると言っても過言ではありませんので、非常に大事なポイントと言えます。

▼参考記事

サピックス組分けテストが取れないタイプの女の子。
【相談No2】サピックス組分けテストが取れないタイプの女の子。
女の子


最後に、「C:応用」ですが、
一口に応用と言っても、「①応用的な知識を必要とする問題」と、「②知識は不要ですが試行錯誤を繰り返して解答にたどり着く問題」とがあります。Cの問題のおよそ半数ずつに分かれると言って良いでしょう。

受験校によりますが、C部分が必要な学校はそれぞれ対策を行っていく必要があると言えます。


以上が「組分けテストの分析」となります。

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