サピックス2019年冬期講習の日程・カリキュラム・学習方法(5年・4年)

view数5390

by 塩田  公開: 更新:

サピックス(SAPIX)4-5年生は、12月26日から冬期講習(4-5年)が始まりました。

この記事では、サピックス4年生・5年生の冬期講習の内容を説明した上で、特に注意してほしいNoや学習方法についてお伝えいたします。

年末年始の慌ただしい中ではありますが、講習はデイリーチェックがありませんし、次の定着確認のテストまでのスパンが長いこともあり、しっかりと身につけられないまま次に進んでしまうお子様もいらっしゃいます。StandByではいつも通り解説動画・ポイント動画に加えて、平常授業のように定着を確認することができる「冬期模擬デイリーチェック」も公開しておりますので、定着確認にご活用ください。

少々、長い記事となりますので、目次をご活用の上、ご覧になりたい項目をクリックしてご参照ください。

尚、Standbyでは冬期講習の解説・ポイント動画・冬期デイリーチェックに加え「1月組分け対策に向けた復習すべき100問」もご好評を頂いております。

【1月組分けに向けた復習の100問配信!】サピックス組分けテストの難易度・傾向分析(平均点/偏差値60ライン)・対策
【1月組分けに向けた復習の100問配信!】サピックス組分けテストの難易度・傾向分析(平均点/偏差値60ライン)・対策

1: サピックス5年生の冬期講習

去年までの5年生冬期講習は「新しく習う内容が多く、アルファクラスのお子様でも消化不良になってしまった」というお声を多く頂いておりました。

しかし、今年度はそもそもカリキュラムが改定され平常授業の内容からして、時折難易度の高いものまで含まれるようになりました。 その為、冬期講習では既に習っているポイントも多く登場するのではないか、と予測され、少しは楽に感じられるかもしれません。

1-1: 冬期講習(5年生)の日程とボリューム

▼12/26~12/29:No1 - No3

▼1/5 ~ 1/6 :No3 - No4 ※ 千葉エリアのみ、1/4 ~ 1/5

と、進行していきます。4年生、6年生と違い、5年生は、毎日算数授業があるわけではありませんから、できる限り学習の積み残しがないように次に進むことができれば良いですね。

1-2:冬期講習(5年生)のカリキュラム

冬期No1数に関する問題
冬期No2平面図形
冬期No3比と割合
冬期No4速さに関する問題

※それぞれのNoの詳細は授業当日夕方〜夜に追記させていただきます。青字のNoはすでに公開されておりますので、それぞれのNoをクリックしご覧ください

今年度はカリキュラム変更により、冬期講習の構成が変化しています。

冬期〜学年末までの内容の順番を入れ替えたものとなっており、今年度の5年生がそうであったように、どこまでの難易度に踏み込むかという違いはあるかもしれませんが、習う内容自体は大きくは変わらないでしょう。

それぞれのNoの各問題の注意点等は(それぞれのNoをクリックした先の箇所にて)授業翌日にはご紹介させていただきますが、ここではおそらく変わらないであろう新しく習う2つ要注意ポイントをご紹介させていただきます。



1: 「N進法」

今後の授業で、体系的に学習する機会はほとんどありません。(もちろん土曜特訓の演習や1年後の6年生No34では登場するものの、しっかり身につけられているお子様は一部に留まっている印象です)

しかし、近年では御三家以外の難関校(御三家受験者の併願校)の入試に出題されることが多く、当該出題年度の学校の算数平均点が下がりやすい傾向にあります。

少しN進法に関連する問題が出題された学校×年度をご紹介いたします。具体的に見てみましょう。

・早稲田ー2015年第1回
・聖光学院ー2016年第1回
・豊島岡ー2015年第1回
・渋谷教育学園幕張ー2019年第1回

それぞれ、直近6年の一次入試(渋幕以外は二次入試)の中で最も受験者平均が低い入試です。 もちろんN進法以外にも難問が揃ったとはいえ、今年度の『コベツバ過去問動画解説』のN進法の正答率が簡単なものでも30〜50%の中に入っていることを考えると、少なからず影響があったのではないかと推測することができます。

難関校では、5年生で習うような通常の「N進法」、少し応用である「ニセN進法(これは今年度から追加された内容になります)」だけではなく、より発展させた「0なしN進法」が出題されることもありますから、今回の単元のテキストレベルの「N進法」はどんなお子様でも、難関校を狙うお子様は「ニセN進法」も含め、スラスラできる状態に仕上げておく必要があるでしょう。



2: 図形の移動(特に円の転がり)

「図形・点の移動」という単元は、図形の移動に特化している駒場東邦中学を除けば、決して入試問題で頻出トップ3に入るほどの分野というわけではありません。

それを反映しているからでしょうか。4年〜6年を通じて「図形・点の移動」は、「速さ」「文章題」「平面図形・立体図形」といった鉄板の単元ほど、取り扱われる機会が多いわけではありません。

だからと言って、もちろん本番で出題されないという訳では全くありませんし、もちろん今後の模試でも出題される単元ではあるのですが、やはり復習頻度が低いが故に、他の単元がよくできるお子様でも正答できない印象を持ちます。

実際に、今年度の『コベツバ過去問動画解説』の受験生の正答率データを見ましょう。(2019年12月24日時点)

【レベルA得点率ワースト3分野】

単元名得点率
1図形・点の移動61%
2水と水グラフ66%
3文章題(割合なし)67%
4立体図形67%

【レベルB得点率ワースト3分野】

単元名得点率
1図形・点の移動35%
2立体図形38%
3水と水グラフ39%

レベルA、レベルBということは「合格者でも解けない難問」ではありませんから、できる限り取りこぼしを抑えたいレベルになるのですが、どちらとも「図形・点の移動」の得点率が最も低くなっています。

(カリキュラム変更の可能性はあるものの)おそらく冬期講習ではこれまでの図形の移動の復習に加え、円転がり(外回り・内回り)を習得することになるかと思いますが、復習頻度が少なく、結果として1年後も課題として残っている可能性の高い単元であるからこそ、丁寧に身につける必要があるでしょう。



以上、5年生の冬期講習はどれだけ時間がなくとも「図形の移動」「N進法」だけは、しっかり習得した状態で終えることが重要、ということになります。



コベツバではテキストの「ポイント動画・解説動画・類題」に加えて定着確認の「冬期模擬デイリーチェック」を公開しておりますので是非ご活用ください。

   
   
   
サピックス(SAPIX)算数テキスト全問動画解説 サービススタンバイ(StandBy) 「数年先まで予約不可能になったトッププロ家庭教師を一家に一台」
   
   
   

1-3:冬期講習(5年生)の具体的な学習方法

今回の講習は積み上げ式の夏期講習とは違いますから、必ずしも前回の内容を理解していなければ次でつまづいてしまう、ということはありません。

とはいえ、授業の記憶が薄れないうちにもう一度学習しておくことが結果的に最終定着までの近道であるのは当然です。

まず帰宅後はできる限り「デイリーサポートA〜D(お子様によってA〜C)」に取り組みましょう。(StandBy利用者の方は、掲載されている応用フラグを省いていただいても構いません。Dでも応用とは言えない問題が掲載されていることもございますので、ぜひ取り組みましょう。)

その際にはいつもご紹介させていただいているように「理解度記号(◎◯△×)」を振っておきましょう。

▼参考

「デイリーサピックス」の学習・管理方法の詳細
「デイリーサピックス」の学習・管理方法の詳細

そして、正月休みや冬期講習終了後に「1回目に△×」だった問題と、その類題(デイリーサピックス、またはStandBy利用者はStandBy類題)に取り組みましょう。

どうしてもその時間が取れないお子様や、さらに定着を目指すお子様向けにStandByでは普段のデイリーチェックと似た形式の「冬期模擬デイリーチェック(テスト形式)」を提供しておりますので、理解確認・定着にご活用ください。

冬期模擬デイリーチェック
サンプルPDF(問題)

1-4:冬期講習(5年)の各Noの詳細

No1:数に関する問題

冬期講習のNO1は「数に関する問題」です。

今回の「数に関する問題」は、主に「N進法」について学習します。「N進法」は中学受験の中でも触れる機会が少ない為に、いざテストや入試で出題された場合に正答率が落ちる傾向がある分野ですので、定期的に復習して完全に身に付けておく必要があります。2019年の渋幕を例に挙げるまでもなく、中堅から最難関まで出題がありますので、苦手なままにしておくことはできないということも付け加えておきます。

▼N進法:A-3、B-1、B-3、C-1、C-2、D-1

僕たちが普段使っている数の世界は「0-9までの10個の数の世界」で、それを10進法と言います。だからこそ、数字の各位は、右から「1の位」「10の位」「10×10の位」「10×10×10の位」と並んでいます。N進法とは「N個の数でできた数の世界」であり、その位は同様に、「1の位」「Nの位」「N×Nの位」「N×N×Nの位」と並ぶことになります。

解法の手順としては、

「N進法と判断する」→
■番目の数からその数列(規則)の数に直す=10進法→N進法:逆割り算
■その数列(規則)の数から番目の数に直す=N進法→10進法:位取り

が、基本となります。

初めはやや混乱することも多いかもしれませんが、慣れると完全なワンパターンで解けてしまいます。

サピックス算数教材:ウィンターサポート[C 2番(N進法の利用(3))]問題解説

 

▼ニセN進法:D-3

有名どころだと、過去に麻布で出題がある問題です。綺麗なN進法と問題のN進法との入れ替え表を書いて、
「番目(10進法)」⇄「N進法」⇄「ニセN進法」と行き来することによって解くことができます。

 

▼GCM/LCMからの逆算・積の組合せ探し:A-1、A-2

逆割り算の形で整理したあと、2つの整数の積から2数を求める場合、約数セットで表現して和に注目して解く問題です。また約数セットの和は平方数に近づける(右に進む)ほど小さくなることも知識として知っておきましょう。

No2:平面図形

冬期講習のNO2は「平面図形」です。

今回の「平面図形」は、主に「図形の移動」について学習します。「図形の移動」はサピックス全体のカリキュラムでも経験する回数が比較的少なく、実際に過去問の正答率が低くなる傾向がありますので、特に意識して取り組んで欲しい単元です。学校的に言うと、出題が多い学校はダントツに駒東でその難易度も非常に高いです。駒東志望者は、他校受験者の数倍意識して取り組む必要があります。

▼円の転がり移動の作図(外回り):A-1、B-1、C-1、C-3、D-1

「地面が終わる場所=崖っぷち」で垂線を引いて行って結ぶのが基本操作です。中心の移動距離の場合は半径を垂線、通過範囲の場合は直径を垂線とすることで答えに向かって行くことができます。

慣れないうちは丁寧に書いて行って、慣れて行って省略をして行くと良いでしょう。難問になればなるほど実際に細かい部分を書く必要が出てくるものがほとんどです。

サピックス算数教材:ウィンターサポート[C 3番(壁にそって転がる(1))]問題解説

(1)

(2)

 

▼円の転がり移動の作図(内回り):A-2、A-3、B-2、C-3

内回りですが、中心の移動距離はただの直線になり簡単ですが、円の通過範囲になった瞬間に一気に難易度が上がります。求め方としては、回って行く図形の中央部分の空白地と図形の四隅の円が踏めない場所を出して、全体の面積から引くことで求めにいくことが多いです。

 

▼相→面:A-4、B-3、C-2

おうぎ形の相似形は「中心角が同じであれば相似」となります。これらの問題は「半径の比=相似比=弧の長さの比」と「相→面」を使うことであまり苦労なく解くことができますので、計算が面倒な場合、細かな解法に工夫の余地が残っている場合があり、確認が必要です。

No3:比と割合

冬期講習のNO3は「比と割合」です。

今回の「比と割合」は、主に「食塩水と商売」について学習します。基本的な事項は一度学習済でありますが、その復習から入って応用問題まで到達していきます。割合の文章題は難関校では開成・桜蔭の出題比率は非常に低いものの、女子中心に上位帯でも出題がある分野であり、女子学院・豊島岡、あるいは慶應での出題頻度は高く、またその難易度も高い為、志望者は力を入れて学習する必要があります。

▼食塩水分数・食塩水の面積図:A-1、A-2、A-3、B-2、D-2、D-3

両方の解法に習熟しておく必要があります。フローチャートは食塩水分数で整理を行って進行するのに使うことと、面積図は全体量が不明の場合でも使う用途があり、どちらか一方だけ使える状態は非常にもろい状態であるということを知っておきましょう。

サピックス算数教材:ウィンターサポート[B 2番(たくさん売る(1))]問題解説

 

▼フローチャート:B-3、D-1、D-2

食塩水の応用問題で頻繁に使う整理方法の技術です。基礎になるのは食塩水分数で濃度と分数を書いて進行します。難問になると分子=食塩の量がわからない為、「これ以上書くことができない」と止まってしまうとアウトです。

重要なことは「わからないことはわからないままにして、◻︎や◯でおきつつ、最後まで書き切ってしまう」ことで、書き切ってから後ろから戻して解くパターンの問題が多いのが特徴です。

 

▼水入れ(連発)→全体量と濃度の逆比:A-2別解

「水入れ」「蒸発」のように食塩の量を変えない変化の場合、全体量と濃度が逆比になります。サピックスでの学習機会は少ないですが他塾ではクラス帯によらずほぼ全員が学習している技術の為、触れておきましょう。

 

▼等量交換:C-1

食塩水の入試問題で頻繁に出題され続けているのがこの「等量交換」です。「変わらないもの3つ」を押さえることと、「100g交換と比例」の解法を身につければ簡単に解けてしまいます。今後何度も出題され続けるものの、なかなか正答できるようにならない論点の為、ここで頑張って身につけておきましょう。

 

▼原・定・売、多数売りの表:A-4、A-5、B-1

商売の基本的な整理方法です。確実にマスターしておきましょう。

 

▼売れ残った商品を売って考える:C-3

腐った卵を売る問題として記憶してほしい有名な応用問題です。腐ったものを追加で売った場合、その販売金額がそのまま利益に追加されていくということがポイントになります。

 

▼積同士の差→面積図:C-2

この問題自体は色んな解法で解けるのですが、ここで是非身につけて欲しいのは面積図の技術です。「差と積同士の差がわかっている場合に面積図を書く」ということで綺麗に対応することができます。この発想は色々な場面で形を変えて出現してきますので、ここで是非触れておきましょう。

No4:速さに関する問題

冬期講習のNO4は「速さに関する問題」です。

今回の「速さに関する問題」は、主に「速さと比」について学習します。「キョリ一定」「時間一定」を中心に一度学習した内容ではありますが、一部新しい論点である「時間一定折り返し型」「速さの和で距離一定」「速さの差で距離一定」と言うポイントも学習します。
また、更に小4で学習済の「平均速度」も含まれていて、盛り沢山の内容ではありますが、それでもこれらは中学受験算数の主要単元である「速さ」の基本であることは間違いなく、今後は基礎トレでも扱うレベルのものがほとんどです。丁寧に自分のものにして受験学年である小6に上がってもらいたいと思います。

▼同時刻同記号・時間一定:A-1、A-2、C-4、D-1、D-3

時間一定を使う為の事前準備として「同時刻同記号」を書いて整理する習慣を身につけましょう。それが出来れば時間一定を感覚ではなく、論理的に気づいて検証することができます。

サピックス算数教材:ウィンターサポート[C 4番]問題解説

 

▼キョリ一定:B-2、C-2、C-3、C-4、D-1、D-3

線分図で丁寧に整理されていると、縦に揃っている部分を比較することで「キョリ一定」に気付きやすくなります。ここでも時間一定と同じく技術に難しさがあるというよりも、「気付くことができるか」に難しさがあり差がつきやすい為、線分図での整理方法を身に付けることが大切です。

 

▼速さの和・差で距離一定:A-3、B-3

6年生前半で学習する応用的なポイントの導入となる問題です。出会いや追いつきをそれぞれ「速さの和」「速さの差」でとらえて距離一定に持ち込む方法について身につけてもらいます。難関・最難関校はこの論点を深めた形の問題を出題することがあり、上位帯は特に意識して身に付ける必要があります。

 

▼時間一定折り返し型:B-1、C-1

通常の時間一定と違って線分図が折れることで視覚的に距離を把握しにくくなる部分に難しさがあります。ただ、和に注目してあげると綺麗に端から端までの何本かとしてとらえることができるので、それだけと言えばそれだけです。こちらも上位校での出題が目立つ論点です。

 

▼平均速度:B-4、D-2

平均速度の往復の典型的な問題です。平均速度の往復問題の場合、「距離を勝手に決めて良い」ということがポイントであり、距離を速さのLCMでおいてあげると、すぐに答えに到達することができます。

なお、『StandBy』にてこのポイントを含む「全問解説・ポイント動画・類題解説」を公開しております。

2: サピックス4年生の冬期講習

4年生の冬期講習は12月までの平常授業から比べると、難易度・量ともに負荷のかかる内容となっています。

一般的に、5年生からが中学受験に向けた学習量が増える時期ではありますが、4年生の冬期講習はその序章であり「そろそろ高学年に向けた本格的な内容になってきた」ことを感じる内容です。

例年、「この講習から難しくなった」「なんとなく過ごしていたら、講習の内容があまり身についていなかった」というお声を頂くことが多いのが4年生の冬期講習であり、習ったポイントがそのまま5年生の基礎につながることから、しっかり押さえておきたい講習になります。

もちろん「受講してみたら難なくクリアできた」に越したことはありませんが、全体像や注意点をご紹介させていただきます。

2-1: 冬期講習(4年生)の日程とボリューム

▼12/26~12/29:No1 - No4

▼1/5 ~ 1/6 :No5 - No6

と、進行していきます。

夏期講習と比べると、期間も短く、また間に約1週間の休みがあることから「意外と楽だな」という印象を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

違いとしては、夏期講習が前半の3分の2程度は復習メインであったことに対し、冬期講習は多くの新しいポイントを習っていくことです。

とは言え、これは4年生冬期講習に限った話ではありません。5年生の特に夏以降は「講習と言えども、平常授業と同様(時々、それより難しい)内容も次々に習得するのが当たり前」の世界になりますので、今回の講習を通じてご家庭それぞれの「サピックスの講習の乗り切り方」を掴んで欲しいと思います。

2-2:冬期講習(4年生)のカリキュラム

まず、冬期講習で習うNo1~6までの家庭学習の重さ(新しい内容が多いか、難易度の高い技術が入っているか)と入試重要度で評価すると以下のようになります。

講座名重さ入試重要度
冬期No1「平面図形①」
冬期No2「数のせいしつ」
冬期No3「平面図形②」×
冬期No4「場合の数」
冬期No5「立体図形」
冬期No6「総合(01-05の復習)」-


前半の4回のうち3回は重要かつ難易度が高い内容も含まれますので、年末年始のお休み期間に忘れないうちにしっかり復習した上で、後半2回に望むことが重要です。

特筆すべき単元はNo4「場合の数」とNo5「立体図形」です。 5年生中盤頃から成績低下のご相談を頂くことがあるのですが、その背景の1つとしてこの2単元の「技術習得不足」が挙げられます。

4年生のテキストのレベルであれば、場合の数はそこまで工夫をせずとも書き出しに頼って正解を出すこともできるでしょうし、立体図形の場合「なんとなく」であったり「1つ1つ計算する」方法で解くこともできるでしょう。

だからこそ、本来4年生で習得すべき技術を身につけることがないまま、高学年に進んでしまう、というお子様がいらっしゃいます。

この2単元については、ちょうど冬期講習でポイントを掘り下げていく段階ですから、「1つずつ数えたり、計算しているが故にいつもより時間がかかり過ぎていないか」「最初の答えで間違えることが、これまでに比べて多くないか」という点に注意しながら取り組んで欲しいと思います。

コベツバでは高学年に繋がる解法を意識した、ポイント動画・テキスト解説動画・類題、に加えて定着確認のための「冬期模擬デイリーチェック」を公開しております。4年生は秋以降の文章題から多くのご登録があり、冬期講習も帰宅後早々解説動画とともに学習されておられるメンバー様が多数いらっしゃいますので、是非お試しください。
   

   
   
サピックス(SAPIX)算数テキスト全問動画解説 サービススタンバイ(StandBy) 「数年先まで予約不可能になったトッププロ家庭教師を一家に一台」
   
   
   

2-3:冬期講習の具体的な学習方法

1: 思考力問題以外は、できる限り取り身につけて

基本的には普段の学習と変わりませんが、Noから次のNoまでの期間が少ない分、普段もっと時間をかけて学習している子供達にとっては「何を減らすか」が鍵になってくるだろうと想像します。

一つは、「頭脳トレーニング」「冬の思考力アップ」「入試問題に挑戦」を時間がない中では、省いて行くことです。それらは貯めておいて学年の切り替わり時期にやっても影響はほとんどないと言えるからです。

反面で、他の問題群については、サピックスがいつもそうであるように問題数も非常に絞られていますので、基本的には応用まで含めて頑張って身につけてもらいたいと思います。

理由は、一度目は「応用」ということで学んだものが、5年生では「標準」に出てくることが多いからです。「応用」で一回目を経験していると、その時には曖昧な理解であっても2回目の時に十分に理解が進むのが人間だからです。

2: 帰宅後の学習スケジュール

講習から帰宅後「復習しよう!」に取り組みましょう。

間違えてしまった問題だけは、出来るだけそのままにせず関連するステップA~C(StandBy利用者はStandBy類題)を抜粋して取り組みましょう。

ここまでは次の授業までに行って欲しい学習です。

次に、冬期講習はデイリーチェックがありませんが、もちろん新しい内容を数多く習うわけですから、復習と定着確認が重要です。

正月休みや冬期講習終了後には、すでに終了したNoの「ステップA〜C」「復習しよう」「StandBy類題」のどれかを利用し、網羅的な復習を行いましょう。(総合01-05の単元で復習できるのでは?、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、全ての論点を扱っている訳ではありませんし、逆に新しく習う内容もあります)

その時間がどうしても取れない場合でも、StandByにて通常のデイリーチェックと類似する形式の「冬期模擬デイリーチェック(配点付き)」を提供しておりますので、いつものテストの感覚で取り組んでみて、出来の悪いNoだけはもう一度復習しておきましょう。

冬期模擬デイリーチェック
サンプルPDF(問題)
新着記事
新着記事
more
人気の記事
サイトTopへ戻る