海城中学の算数 2019年入試問題(過去問)の動画解説と来年度に向けた対策【過去問10カ年動画解説配信予定】

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by 村中  公開: 更新:

ここでは、2019年に行われた海城中学の入試問題(過去問)の傾向を分析し、来年以降の志望者に向けた対策の大まかな方向性を示していくことで、第一志望のお子様・保護者様に、適切に対策の方向性を理解して頂くことを目的にしております。

海城過去問(入試問題)解説・サピックステキスト解説のお知らせ

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1: 海城中学の入試(過去問)の全体感

まずは、2019年の海城中学で出題された算数の入試問題(過去問)の分析表をご確認ください。

海城中学の全体感・分析表

レベルAのボリュームが63%、レベルBのボリュームが23%、レベルCが14%とバランスの良い構成になりました。全体平均が63%と受験生のレベルを示しており基礎的な問題での取りこぼしが非常に少なくレベルAの問題の配点と全く同じ、続いて合格者平均が74%とレベルAに加えてレベルBを半分得点した点数になり、合否決定はレベルBの問題にどこまで対応できたのかいうことになったと想定されます。

以下、大問2番以降の大問にコメントしていきます。

大問2番(2):場合の数

海城は通常問題の中盤に場合の数や論理・推理を入れていく構成(渋幕と同じ構成)をしており、今回は小問集合1番の後に配置されました。ただ、今回の問題は非常に基本的で(1)は非常に一般的、(2)の偶数よりも奇数の方が調べやすく余事象に向かうと言うオチも訓練している海城受験生の多くは気づくことができた、または気づかずとも答えに比較的早く到達できたのではないかと考えます。

大問3番:「立体図形」

「平行な面の切り口は平行」から「平均の策」へと続く基本。立体・立体切断に対してのアレルギーさえなければここで取りこぼしてはいけません。

大問4番:「図形の移動」

ここで一気に典型問題から外れ独自の問題に連れていくところに海城らしさが表現された問題でした。(1)は転がり移動ではなく平行移動であるものの、その骨格は円の転がり移動(内回り)に酷似しており全体から引くで解決され、(2)は難問でした。類似する問題が麻布・桜蔭で出題されており1日校の過去問で経験していた人は解けたかもしれませんが、ここは見送っても合否に影響はない問題でした。

大問5番:水と水グラフ

「途中で故障」の扱いに独自性がある問題であるものの、「もともと」の時間も問題文中に記載されており、そこから1分①と面積グラフ(今回は1秒①ですが)に持ち込んで(1)(2)までは一蹴でき、(2)もそのあとの1秒あたりの水量を⬜︎において比合わせ→つるかめに持ち込めばできるものでした。一度でも2つの記号をおいて対応する問題を経験していれば解きやすかったのではないかと想像します。

大問6番:数の性質

(1)で入念に操作を経験させているので(2)の素数は発想しやすかったと想像します。その上で(3)も「例題を味わう」と言う最難関校頻出の思考力問題の鍵を知っていて習慣化していて、等比数列を知っていれば思いつきやすかったのではないかと想像します。ここでは「例題」を大切に扱うことを覚えてもらいたいと思います。

 

2: 2019年海城中学入試(過去問)問題ごとの解説動画

大問1番:

1番

 

大問2番:

2番

 

大問3番:

3番

 

大問4番:

4番

 

大問5番:

5番

 

大問6番:

6番

 

3: 海城中学の志望者に向けた対策の方向性

受験生母集団の質は年々上がってきており、基礎的な技術の抜け漏れは致命傷になり過去問でいうレベルAを落としてはいけません。まずはそこに分野ごとの穴があるかどうかを確認して補強することが一つ、次に多様な単元の応用技術が合否の違いに繋がっている為、積極的にチャレンジし続けていく必要があります。(数の性質・立体・場合の数は特に押さえたい)

また、思考力要求は明確にあるものの、あくまでもレベルCではなくレベルBで合否が決定していることから「自分で考えることができる思考力(読解・誘導・整理・試行検証)」を低学年の間から習慣として培っていくことも重要で、それが合否を分ける1問2問に繋がってくると言えます。

 

以上です。

今回は海城中学2019年の入試問題(過去問)分析でした。
来年度以降の志望の方にとって、少しでも今後の算数の学習のご参考になれば幸いです。

中学受験コベツバは、海城中学志望の小学生とその保護者様をエンパワーし続けられる存在になるべく引き続き頑張って参ります。

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