【入試速報】2020年海城中学算数(第1回)の解説動画と難易度分析・来年度に向けた徹底対策

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by 村中  公開: 更新:

2020年2月1日に海城中学の1回目の入学試験が行われました。

コベツバでは、2020年の海城中学入試(第1回)で出題された算数の、解説動画・所感・難易度分析を公開しております。

また、合わせて2020年度の入試を受けて、来年度の受験生に向けて、海城中学の入試傾向をデータ分析から把握し、合否を分ける単元・対策法を2月中に掲載予定でございます。海城中学を志望していらっしゃるご家庭の保護者様・お子様は是非ご覧ください。

1: 2020年海城中学(第1回)入試問題(算数)の問題/解答/解説

1-0: 2020年海城中学入試の算数問題&解答PDF

問題PDF
解答PDF

1-1: 2020年海城中学(第1回)入試の所感

 

全体感としてはレベルAが62%、残りがレベルBということで例年通りの難易度構成になりました。出題分野を見ていくと、2番以降の大問で場合の数・平面・立体・速さと例年通りですが、細かく見ていくと場合の数の難易度が下がり、速さが大問で2問出題されるということで速さの比重が上がった印象を持ちました。場合の数のレベルが下がったことでより努力が反映されやすい構成になったと解釈します。

以下、2番以下の大問にコメントしておきます。

 

▼大問2番:順列・倍数判定法

小4-5年生時点で十分に正解できる場合の数で、応用性の高い場合の数を出題する傾向の海城としては珍しい印象です。ここは完答してほしいところです。

▼大問3番:平面図形(割合有)

技術の応用性を見る割合の平面図形を3番に配置する例年通りの構成。例年に比べると解き筋が比較的見えやすい印象の応用問題ですが、それでも確実に答えを合わせられるかが問われました。

▼大問4番:N回目に出会う・速さの和の活用

N回目を冒頭に持ってくる速さの応用問題。(2)(3)は普通に正面から計算しても解くことができますが、一貫して「二人の速さの和」で捉え続けることで短時間で正解にたどり着けることを出題者が意図していたと想像されます。答えまでのルートは複数ある、でもベストはこちらという設計。

▼大問5番:独自時計

難関最難関で出題が続いている独自の世界の時計の問題が海城にやってきました。とはいえ、丁寧に角速度を求めることができれば(1)(3)は問題なく正解できるはず。(2)は通常の時計算でも合わせにくい伝統的な問題ですが「針の差でダイヤグラムを書いてみる」というアプローチが綺麗に解くことができます。

▼大問6番:平行な面の切り口は平行

題材は傾けであるものの、切断に持ち込まれていることは明確なので切断の問題として解釈して平行な面の切り口は平行で水面を書くことはほとんどの受験生ができたかと思います。(2)は平均の策、(3)は相→体で比較的簡単に処理できますので、見かけや最後の問題という配置で気持ち的に負けなければ受験生のレベルを考えると対応できたはずの問題といえます。

1-2: 2020年海城中学(第1回)入試の難易度分析

海城中学校(第1回)の全体感・分析表

1-3: 2020年海城中学(第1回)入試の算数解説動画

今回の記事では、2/1実施の2020年海城中学(第1回)の入試算数の問題から、大問4番の解説動画を配信いたします。

大問4番:

 

2: 海城中学入試の基本データ

2-1: 海城中学の偏差値(サピックス・日能研・四谷大塚)

以下が海城中学校の偏差値(80%合格ライン偏差値)です。

第1回(2月1日) 第2回(2月3日)
サピックス 58 61
四谷大塚 63 65
日能研 63 65

2-2: 海城中学 受験者数・受験倍率推移

以下の表が近年の受験者数・受験倍率推移です。

第1回(2月1日):倍率の推移

受験者合格者倍率
2020---
2019 457 162 2.8
2018 437 164 2.7
2017 428 170 2.5
2016 468 162 2.9

第2回(2月3日):倍率の推移

受験者合格者倍率
2020---
2019 882 290 3.0
2018 769 292 2.6
2017 803 297 2.7
2016 861 291 3.0

2-3: 海城中学 合格最低点・受験者平均点・合格者平均点

以下の表が合格最低点等とその得点率を示したものです。

第1回:2月1日(4科目)

4科目

合格最低点合格者平均点受験者平均
2020---
過去5年間
の平均
244.2 265.04 231.84
2019 253 270.8 240.4
2018 235 258.6 222.7
2017 232 259.2 223.5
2016 235 254.8 220.3
2015 266 281.8 252.3

第2回:2月3日(4科目)

合格最低点合格者平均点受験者平均
2020---
過去5年間
の平均
242.6 266.04 227.4

算数(第1回)

合格者平均受験者平均
2020--
過去5年間
の平均
84.86 70.88
2019 88.5 75.3
2018 95 79.1
2017 83.2 68.4
2016 83 68.8
2015 74.6 62.8

算数(第2回)

合格最低点合格者平均点受験者平均
2020---
過去5年間
の平均
85.02 69.06

3: 海城中学志望者向け 2021年入試に向けた対策

以下は、2019年の入試傾向を踏まえて記載している来年度に向けた対策となります。2020年度の入試を踏まえ、2月中に、加筆・修正を行い、公開予定となっております。

受験生母集団の質は年々上がってきており、基礎的な技術の抜け漏れは致命傷になり過去問でいうレベルAを落としてはいけません。まずはそこに分野ごとの穴があるかどうかを確認して補強することが一つ、次に多様な単元の応用技術が合否の違いに繋がっている為、積極的にチャレンジし続けていく必要があります。(数の性質・立体・場合の数は特に押さえたい)

また、思考力要求は明確にあるものの、あくまでもレベルCではなくレベルBで合否が決定していることから「自分で考えることができる思考力(読解・誘導・整理・試行検証)」を低学年の間から習慣として培っていくことも重要で、それが合否を分ける1問2問に繋がってくると言えます。

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