【入試速報】2020年武蔵中学算数の解説動画と難易度分析・来年度に向けた徹底対策

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by 村中  公開: 更新:

2020年2月1日に武蔵中学の入学試験が行われました。

コベツバでは、2020年の武蔵中学入試で出題された算数の、解説動画・所感・難易度分析を公開しております。

また、合わせて2020年度の入試を受けて、来年度の受験生に向けて、武蔵中学の入試傾向をデータ分析から把握し、合否を分ける単元・対策法を2月中に掲載予定でございます。武蔵中学を志望していらっしゃるご家庭の保護者様・お子様は是非ご覧ください。

1: 2020年武蔵中学入試問題(算数)の問題/解答/解説

1-0: 2020年武蔵中学入試の算数問題&解答PDF

問題PDF
解答PDF

1-1: 2020年武蔵中学入試の所感

 

全体感としては、レベルA(=基礎レベル)が46%、レベルB(=差がつく応用レベル)が54%と例年通りでしたが、3番に「論理推理」、4番に「数の性質」を入れて来るという形で武蔵といえば最後に「論理推理」というおきまりの構成を変えて来ました。
また、論理推理・数の性質の3番4番は丁寧に読解して問題の世界に入る必要があるものの、例年の武蔵の問題のようにレベルC(合格者の多くも解けていない)を出すことなく、答えまでたどり着くことが十分に可能な問題に変えて来た印象を持ちました。
戦い方としては2番までをいかに短時間で終えて後半戦に入ることができたか、事前の対策としては平面図形と論理推理の対策をどこまで徹底できたかが決め手になり、対策の方向性自体に変更はないものの問題構成を変えて来たというのが印象的でした。

以下、2番以降の大問にコメントしておきます。

 

▼大問2番:点の移動解法→等底図形

テクニカルな問題で、発想というよりも平面図形の応用技術への習熟度を問う問題でした。発想や思考力は後半で見るので技術的な習熟度を見せてね、という学校側の趣旨だと解釈します。ここを短時間でクリアできるかが実際の試験に置ける心理的時間的優位性に繋がったのではないかとも想像します。

▼大問3番:読解、誘導、場合分け

(1)で論述させていますが、学校側の意図としては(1)を脳内に残させたまま(2)以降に入らせたいという親切だったのだと思います。その(1)を活用しながら場合分けを行っていくとシンプルに(3)まで解くことができ、武蔵の論理推理としては易しい印象を持つことができました。例年、論理推理を捨てて合格する子供が一定数いることで手を打って来たのではないかという推測もできます。

▼大問4番:読解、概数の逆算と範囲

一見すると当選確実の場合の数かと思いきや本質は全く違い、数の性質の概数の逆算という煩雑さの攻略がテーマの問題です。過去に開成や桜蔭での出題があり、「答えが合いにくいものをいかに合わせるか」ということが問われた問題です。読解して解釈すること、計算の一発一発が筆算を要求することからここに時間をかけられる状態でたどり着くことができているか、が思考力の対策に加えて勝負を分けたと推測します。

1-2: 2020年武蔵中学入試の難易度分析

武蔵中学校(第1回)の全体感・分析表

1-3: 2020年武蔵中学入試の算数解説動画

今回の記事では、2/1実施の2020年武蔵中学の入試算数の問題から、大問2番の解説動画を配信いたします。

大問2番:

 

2: 武蔵中学入試の基本データ

2-1: 武蔵中学の偏差値(サピックス・日能研・四谷大塚)

以下が武蔵中学校の偏差値(80%合格ライン偏差値)です。

80%偏差値
サピックス 58
四谷大塚 63
日能研 65

2-2: 武蔵中学 受験者数・受験倍率推移

以下の表が近年の受験者数・受験倍率推移です。

受験者合格者倍率
2020---
2019 569 186 3.1
2018 541 185 2.9
2017 577 187 3.1
2016 590 183 3.2

2-3: 武蔵中学 合格最低点・受験者平均点・合格者平均点

以下の表が合格最低点等とその得点率を示したものです。

4科目

合格最低点合格者平均点受験者平均
2020---
過去5年間
の平均
187.6 207.2 172.6
2019 185 205.2 170.5
2018 201 221.5 186.9
2017 180 197 165.5
2016 184 202 167.0
2015 188 210.3 172.9

算数

合格者平均受験者平均
2020--
過去5年間
の平均
62.14 43.64
2019 55.2 39.4
2018 66.9 46.3
2017 55.2 40.4
2016 68.1 48.6
2015 65.3 43.5

3: 武蔵中学志望者向け 2021年入試に向けた対策

以下は、2019年の入試傾向を踏まえて記載している来年度に向けた対策となります。2020年度の入試を踏まえ、2月中に、加筆・修正を行い、公開予定となっております。

武蔵は出題分野がほぼ固定化されている(今年は、速さ→点移動でしたが)ものの、問題の難易度は決して易しくはありません。毎年の鉄板である「平面図形(割合有)」「速さ」に加えて、速さの延長分野とも言える「点移動・図形の移動」について、重点分野としてフォーカスして徹底的に磨き上げましょう。 また、最後の問題でほぼ毎年出題される「論理・推理」も毎週必ず1-2問やっていくことを習慣の中に取り入れることで半年間かけて鍛えていくこともできるかと思いますので、低学年帯の人は勿論のこと、残り半年の6年生も取り組んでもらうと良いでしょう。

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