早稲田実業学校中等部の算数 2019年入試問題(過去問)の動画解説と来年度に向けた対策

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by 村中  公開: 更新:

ここでは、2019年に行われた早実の入試問題(過去問)の傾向を分析し、来年以降の志望者に向けた対策の大まかな方向性を示していくことで、第一志望のお子様・保護者様が適切に対策の方向性を理解できるようにして頂くことを目的にしております。

 

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1: 早稲田実業学校中等部の入試(過去問)の全体感

まずは、2019年の早実で出題された算数入試問題(過去問)の分析表をご確認ください。

2019年早実の算数入試の全体感・分析表

レベルAのボリュームが44%、レベルBのボリュームが44%、とバランスの良い構成で合格ラインが男子6割、女子7割ということを考えますと、レベルAの取りこぼしをいかに最小限に抑えて、レベルBをどこまで得点できるのか、で勝負が決まったと考えることができます。

その上で、レベルBの論点を見ていくと、「整理」という思考力的な部分と、「3番:の比の比」「5番:二人で一周ごと出会い追いつき」という中堅から最難関までの頻出の技術的な部分が絡まった問題が多く、各塾の算数テキストの応用的な問題に該当するものであったと言えます。

 

2019年早実の入試で問われた、レベルBの問題を以下でもう少し細かく見ていきます。

1: 2番(1)→背面に注意

一見するとただの三角柱かと思ってしまいますが、違います。底面と逆の形に三角形が付いていることからもう少しよく観察する必要があります。ここで三角柱だと考えて答えを出してしまう人が一定数いただろうと推測します。

2: 3番→整理・の比の比・つるかめ

商売と相性の良い「の比の比」「つるかめ」「一個あたり利益で考える」という応用的技術を絡めた良い問題です。切り込む糸口が見つけにくい問題で、粘り強く整理しながら糸口を探すことが問われた問題です。「の比の比」「つるかめ」「一個あたり利益で考える」の技術の訓練を積んできた人だけが整理する中で、糸口を発見できただろうと推測します。今回、早実の入試で最も合否に直結した問題はこの3番であっただろうと推測します。

3: 4番(2)→対称性の利用

3辺共に2:1で区切られていますので、対称性を使って考えやすい場所に移動させていくことができれば、手数をかけずにでスムーズにできたのではないかと考えます。

4: 5番(2)(3)→「二人で一周ごと出会い・追いつき」で周期の発見

やや推論を要求するものですが、誘導もあり見えやすかったのではないかと想像します。ただし、「二人で一周ごとに出会う・追いつく」というのがしっかりとイメージできていないと、そもそもその周期に直感的にも気付くことができなかっただろうとも思います。

 

2: 2019年早稲田実業学校中等部入試(過去問)算数問題ごとの解説動画

大問1番:

1番(1)

 

1番(2)

 

1番(3)

 

1番(4)

 

大問2番:

2番(1)

 

2番(2)

 

大問3番:

3番

 

大問4番:

4番(1)(2)

 

4番(3)

 

大問5番:

5番(1)

 

5番(2)(3)

 

5番(4)

 

3: 早稲田実業学校中等部の志望者に向けた入試対策の方向性

全体感のところで、記載させて頂いた

1: テキスト基礎レベルで失点しない
2: テキスト応用レベルまでの技術習得を徹底する

の、2点が重要です。

 

1: テキスト基礎レベルで失点しない

ほぼ同程度の学力の子供達同士の戦いになることから、表のAレベルでの失点があると非常に危険です。従って、基礎レベルでの失点を最小限に抑えるのは合格のための最低条件になります。各塾のテキスト基礎レベルでは絶対に穴を作らない、秋以降は穴を一つ一つ潰し続けていく学習を心がけることが重要です。

また、1番(1)の四則演算を「一発で正答するすべを身につけておく」ことや、今回の2番(1)などのように「思い込まずに丁寧に本当にあっているか確認する」習慣をつけておくミス対策を武装しておくことも重要です。

2: テキスト応用レベルまでの技術習得を徹底する

2019年の3番の商売と絡めた「の比の比」「利益のつるかめ」、5番の「二人で一周ごと出会い・追いつき」のように、応用技術を実践的な問題の中で自分で使うことができるのかどうか、が早実の合否を分けることになります。

また、技術をそのまま適用するだけではなく、「整理」「読解」などを最初に要求して、その上で技術を使わせるパターンが出題されていることから、付け焼き刃の技術では通用しないだろうことも伺えます。

テキスト掲載レベルの応用問題を避けずに取り組んできたかどうか、また理解が不足している場合にも自分に嘘をつかず、繰り返し復習して自分のものにしてこれたかどうか、が早実入試の明暗を分けることになります。

 

以上です。

今回は早実2019年の入試(過去問)分析でした。
来年度以降の志望の方にとって、少しでも今後の算数の学習のご参考になれば幸いです。

中学受験コベツバは、早実志望の小学生とその保護者様をエンパワーし続けられる存在になるべく引き続き頑張って参ります。

 

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