【サンデーサピックス(SS)特訓】志望校別SSの概要と単科講座(思考力/解法力)の選択基準・取り組み方

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by 村中  公開: 更新:

ここでは、9月からスタートするSS特訓の単科講座を比較し、子供達の学習状態や課題、及び志望校によってどちらの講座を受講すべきか、というお悩みをお持ちの保護者さまに、またSS特訓単科講座開始後にテキストのどのコーナーを優先すべきか、と言うお悩みをお持ちの保護者様に適切な情報をご提供させて頂きます。


▼お知らせ:コベツバでは開成/麻布/桜蔭/女子学院/駒場東邦/慶応普通部/その他SSSJとSSTJのサンデーサピックス(SS特訓)の解説・および9月16日に実施される第1回学校別サピックスオープンの解説動画と分析配信を開始・予定しております。

サンデーサピックス:SS特訓(第1回)がスタート!(SS単科・志望校別の解説配信)
サンデーサピックス:SS特訓(第1回)がスタート!(SS単科・志望校別の解説配信)
【9月16日】第1回学校別サピックスオープン(開成/麻布/桜蔭/女子学院/駒場東邦/慶應義塾普通部)の分析・解説動画・例年の平均点と合格率別偏差値
【9月16日】第1回学校別サピックスオープン(開成/麻布/桜蔭/女子学院/駒場東邦/慶應義塾普通部)の分析・解説動画・例年の平均点と合格率別偏差値

各学校の出題傾向をデータ分析の上、合格のための具体的な戦略をしめす「解体新書」シリーズも合わせてご覧ください。
開成中学の解体新書
桜蔭中学の解体新書
麻布中学の解体新書
女子学院の解体新書

1: サンデーサピックス(SS)志望校別特訓・算数の概要

ここでは、志望校別の教材と内容について、です。

まず、大前提としてコースの冠ごとに配布されるプリントが大きく異なります。 また、二つの学校のコースがついている場合、2つの学校のプリントを配って双方を進めていく場合と、2つの学校が合体された対策プリントが配布される場合があります。

続いて、教材の一覧表を以下に挙げ、それぞれを説明させていただきます。

SS特訓志望校別教材の種類

▼1:アプローチ

デイリーと同様に「SS-◯◯ アプローチ」があります。(無い学校もあります)

当該校の過去問及びベンチマーク校の過去問の数値替えの問題で構成されております。教室・クラスにもよるかと思いますが、主に授業で扱うものとなります。デイリーでは、上位帯はアプローチ自体も飛ばしていくクラスもあるかもしれませんが、SS志望校別では飛ばすことは考えにくい論点や問題を掲載しており、こちらも一部扱います。

▼2:サンデーサピックス(SS-◯◯)

デイリーの「デイリーサポート」に該当するものです。冠の学校によって違いはありますが、おおよそ3〜4枚のプリントに1枚2〜4題の問題が掲載されています。

アプローチで扱った問題の数値替えは全問掲載されており、またアプローチには掲載されていない問題も数問掲載されています。つまり、問題バラエティとしては、「サンデーサピックス>アプローチ」となっておりますので、アプローチを取り入れている学校ではこちらがメインの教材になります。

▼3:入学試験対策 / 模擬試験問題

「アプローチ×サンデーサピックス」がない学校ではこちらがメインの教材になっています。また、「アプローチ×サンデーサピックス」がある学校でも何回か分を使っているコースもあり、その場合は現場の教室長の判断に委ねられていると考えることが出来ます。

▼4:復習テスト

基本的には最後の3回(1月に実施)を除き、毎週行われるもので、内容は授業でメインで扱うプリントである「サンデーサピックス掲載問題」または「入学試験対策」(一部のSS特訓ではその他プリント)の数値替えの問題が出題されます。どのコースであってもメインに学習して欲しい教材から出題されていると考えられます。また、他塾と比較してもここまで丁寧なスパイラル学習を行う塾も異例で、サピックスの一貫した方針への徹底度を感じますし、それが故に大きな実績を叩き出せているのだろうと推測します。

ただし、最後の三回であるNo12-No14は基本的にはどのSSコースでも、「実力テスト」です。問題用紙の形式も実際の入試を意識したものとなっており、本番に向けた総仕上げとなります。

▼5:その他プリント

冠コースごと、教室ごとに異なる可能性がありますが、それぞれ独自のプリントを配布して行っているところもあります。かなり古い時代の過去問研究を不定期に配布したり、◯◯対策というプリントを配布しているコースもあります。重要度はコースとプリントの内容ごとに異なり、それぞれ個別の判断が必要になりますが、先生から重要度に関するアナウンスがあろうかと思います。コベツバでもSS志望校別解説の配信を行う対象校については優先順位をお伝えいたします。

2: サンデーサピックス(SS)算数単科講座「解法力」と「思考力」

算数単科講座「解法力」と「思考力」のテキスト・テスト比較

まずは下の比較表をご確認ください。

SS特訓 算数解法力と算数思考力のカリキュラム比較 SS特訓 算数解法力と算数思考力の難易度比較

●テキスト

勿論、校舎やクラス帯によって授業で扱うものや課題として与えられるものは異なるかと思いますが、掲載されているものを分析すると以下になります。

両方に掲載されているもの:「図形問題の特訓」

解法力のみ掲載されているもの:「サンデーアプローチ」「Sunday Sapix(A-E)」「解法力発展演習」

思考力のみ掲載されているもの:「思考力算数(1-4)」

と、なります。

また、後述しますが「解法力発展演習」と「思考力算数(1-2)」は全く同じ問題となりますので、逆に言いますと「思考力講座」にしか掲載されていないものは「思考力算数(3-4)」のみとなります。

●テスト

解法力講座は復習テスト、思考力講座は実力テスト、です。

テストの作り方からも、

SS特訓算数解法力講座は「知識・技術の養成・再入力」を目的にしたものであり、同じ問題や類似の問題が出題された場合に速く正確に技術を取り出して解決に導くことができるようにするためのものであること。

思考力講座は「問題に向き合う中で思考力を培う」ことを目的にしたものであり、その問題の解法自体を覚えることに意味はなく、初見の問題への「読解・推論・試行と検証・整理」の能力を問題に向き合う中で身につけていくものであること。


と考えていることが伺えます。

以下では、それぞれの内容ごとに説明していきます。

2-2: サンデーサピックス(SS)特訓 算数単科講座テキストの難易度

●SS単科:図形問題の特訓

平面図形分野の応用〜発展レベルで構成されています。これまでテキストでは見かけなかった切り口や応用問題の掲載も多く、関西の最難関校からの転載も数多く見られます。

一筋縄で行かない平面図形の問題への対策に効果的ですが、反面でそもそも平面図形の基礎をしっかりと身につけられていない場合や、そもそも偏差値58未満の学校を志望している子供達については、一部の例外を除いてここまでやる必要を感じないことも事実です。 (勿論問題を選定してやるのは、有だとは思います。こちらの選定についてはサピックス テキスト解説動画サービスStandByにて解説動画と共に配信いたします)

従って、あくまでも成績上位者向けの内容であることを理解した上で取り組んで頂くと良いでしょう。

●SS単科:Sunday Sapix

「土曜特訓Weekly SapixのXに近いもの」と言えば理解しやすいかと思います。

土特のXは①②③でしたが、ここではA-Eまでがあることが違いです。また、土特Xと同じく1つのNO=1つの分野・単元で揃えられており、基本的には「これまで学習してきた内容の復習」がメインになります。

ここまでまた復習か、と思うかもしれませんが、それこそが重要です。

偏差値55以下の学校の問題は、7-8割がSAPIXのデイリーサポートの知識だけで十分に解けてしまうからです。そこを徹底しているからこそSAPIXは強い塾であり続けているのだと思います。

また、偏差値60以上の学校であってもこの基礎レベルを落としてしまうと、もはやライバルとの戦いにおいて、リカバリーが効かなくなりますのでどこまで行っても基礎の抜け漏れを無くしていくことが重要なことには変わりはありません。

●SS単科:思考力算数(解法力発展演習)

「思考力」という名称ではありますが、SO(B)のような筑駒・開成・麻布を想定したものとは異なり、他の難関校までも視野に入れた思考力問題が掲載されています。

上記に掲載された表を再度確認頂ければお気づきの通り、それが故に「読解」「誘導」の力点が低くなり、「整理」が上がると共に、単純に思考力だけではない「技術的な応用問題・発展問題」も数多く掲載されている印象です。

実際に中学入試におけるほとんどの学校で問われるのは、技術と思考力がミックスされて要求されるものが多いことは事実であり、開成・麻布独自の「読解」「誘導」に比重がかかった思考力問題は、あくまでも志望校別SS特訓でやってください、という意図であると解釈します。

また、SS特訓解法力講座における「解法力発展演習」は、思考力講座の思考力算数の1-2をそのまま掲載したものであることも付け加えておきます。そうすると、「SS特訓 思考力講座ってなんだかボリュームが少なくて損だな」と思う方がおられるかもしれませんが、そんなことはありません。

ただでさえ時間がない中、「授業の中で思考力問題に真剣に取り組む時間をとる」ということ自体に強い意味合いがあります。解法力講座では、解法力発展演習に十分な時間を授業中に使うことはほぼできないだろうと推測するからです。

2-3: サピックス SS特訓 算数単科講座の選び方

SS単科 思考力・解法力選択マトリックス

次に、どちらの講座を取るべきかということをお話します。

まず、大きくマンスリーとSO(A)の平均偏差値を持ち偏差値として、この持ち偏差値が58以上かどうかで分類します。

▼「マンスリー・SO(A)の持ち偏差値が58未満の方」のマトリックス

マンスリー・サピックスオープン Aの偏差値が58以下

結論は「解法力講座一択」です。

その上で、

志望校偏差値58以上:図形問題の特訓にも取り組む

志望校偏差値58未満:図形問題の特訓には取り組まない

という、違いになります。

▼「マンスリー・SO(A)の持ち偏差値が58以上の方」のマトリックス

マンスリー・サピックスオープン Aの偏差値が58以上

志望校が思考力重点校→「思考力算数」「図形問題の特訓」

志望校が思考力重点校以外の偏差値58以上の学校→「解法力」「図形問題の特訓」

志望校が偏差値58未満の学校→「解法力」

という、違いになります。

4:サピックスSS特訓単科講座の解説

●SS単科

コベツバでは、サピックステキスト解説動画サービス”StandBy”にて、最難関合格率8割超えの家庭教師よりSS単科講座の解説動画を配信させていただく予定です。

◯ 授業でわからなかった、解き方を忘れてしまった問題について帰宅後や翌日に解き方を理解できるまで学習する
◯ それぞれの問題の重要問題を知り、効率的に家庭学習を行う

といった目的で、すでに各校舎のα1層多数を含むサピックス6年生の家庭学習の必需品としてご利用いただいております。

   
   
   
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●志望校別SS

サンデーサピックス:SS特訓(第1回)がスタート!(SS単科・志望校別の解説配信)
サンデーサピックス:SS特訓(第1回)がスタート!(SS単科・志望校別の解説配信)

SS特訓はすでに「開成・麻布・女子学院・桜蔭」コースの解説を配信しております。それぞれのコースで配布された学校名の冠が付いているメインのプリントの解説を実施致します。また「駒東・聖光・栄光・慶応普通部・慶応中等部・早稲田」をアンケートの上、希望者様が多い順に作成させて頂きます。

※後日追記
アンケートの結果、「駒東」「聖光」「慶応普通部」に関しましては、希望者様が多かったため、既に解説を配信しております。


またコベツバでは御三家の過去問も配信中でございますので、志望者の方はご活用ください。

少しでも参考になれば幸いです。

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