QA:時間が取れない保護者様が行うべき、抽象化能力を向上させる学習方法

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by 村中  公開: 更新:

いつも役に立つ詳細な記事を有難うございます。今回は、「抽象化能力」を伸ばす学習方法で記載されていた内容について、母である私がなかなかそこまでの時間が取れない中で、それでも抽象化能力を伸ばしていく為に、どのように子供に指示すれば良いだろうと思い、ご連絡させて頂きました。

前にも、時間がない母親向けのことを記載頂いて、非常に為になったので、今回も厚かましいお話かとは思うものの、良いアドバイスがあられるのではないかと思い、ご相談させて頂きました。何卒宜しくお願い致します。

質問をくれた保護者様

ご質問有難うございます。記事の分量があまりにも膨大になることから、記載させて頂くのを控えさせて頂いた内容でしたので、こちらでお答えさせて頂きます。

まずは、「抽象化能力」を伸ばす学習方法で記載させて頂いた3段階のうちの2段階目までを引用させて頂きます。(3段階目は応用で、かつ、手離れして発達させることが難しい為、ここでは割愛させて頂きます。)

1: ラベリング

一つ一つの解法に、覚えやすい名称付けを行う。その解法の名称をポイントとして問題ごとに記載していく。つまり、「猫」や「虎」という名称をつけていくことです。名称がないものは、「なんとなくあれ」というものになり、覚えにくく忘れやすいからです。

2: 中身

なぜ、その時に、その解法を選択するのか、ということを明確にする。「●●と●●があったら、猫」「●●で●●だったら、虎」というラベリング判断を行えるように、判断基準を明確にしていく訳です。指導者は、口頭で確認していき、判断基準が違っていたら修正していきます。本人が一人で勉強する時も、自分なりの言葉で良いので、書かせていくことまでできればベターです。

まず、保護者様がお子様に促して頂きたいものは、 「自分なりの問題のポイントを自分の言葉で書かせること」です。

勉強する母娘

それが、例え「綺麗なラベリング」になっておらずとも、子供自身で「これは、こういうもの」「あれは、ああいうもの」、ということを自分の頭を通してさせていくことで、抽象化が促されていきます。一度間違えた問題や、時間がかかった問題は勿論のこと、全ての問題について、「問題のポイント」を簡潔に書いていくことができれば、本人の頭の中で、「なぜ、どういう理由で、何の解法を使ったのか」が、言語化されて整理されていき、抽象化思考が少しずつ鍛えられていきます。

また、その際に、付け加えるとすると、「これとこれは同じ」「これとあれは同じ」という、「同じもの見つけ」の発想をさせていくことを勧めます。

同じポイントの問題を見つけよう

ポイントを記載しつつ、今まで解いたことのある問題のどれと同じなのか、を印をつけさせていく(シールを貼るなど)のもお勧め致します。これによって、一見すると違うように見える問題群が、同じ論点のもの同士を子供が脳内で括ることができるのです。また、更には、特に算数において「どのテキストのどのページのどの問題と同じだろう」と考えていくこと(探させる時間を取っても、良いです)で、抽象化のひだ、が増えていき、自然と抽象化能力が鍛えられるようになっていきます。

まとめると、

1: 問題のポイントを自分の言葉で書かせる。

2: どの問題と同じ、似ているかを判断させて「同じ印」をつけさせる。


ということが、時間がない保護者様でも、お子様に指示をして、出来上がったノートを確認していくことで、十分に管理していくことができるのではないか、と思います。

実際にこうしたやり方で、抽象化能力が鍛えられて行ったお子様を沢山見てきましたので、少し面倒ではありますが、是非導入を検討下さい。

また、とはいえ、お子様自身で適切にポイントを抽出できない、保護者様も適切にアドバイスできない、といったお悩みを抱えていらっしゃる方も多いかと思います。もちろん自分なりに言語化することは、どれだけ拙くても学習上有効なのですが、慣れるまではどうしてもお子様にストレスがかかってしまうので、お子様が算数に苦手意識を持っている場合や、素直に言うことを聞いてくれない場合は、実行できるご家庭ばかりではないかと思います。

コベツバではStandByを通じて、単元の中で適切なポイントを抽出し切り分け、それぞれの問題とセットでポイント動画を作成しております。ご宣伝となってしまい恐縮ではございますが、実際アルファ上位層の算数が得意なお子様からもご好評を頂いているポイント動画システムとなっておりますので、ご活用を検討いただければ幸いです。

ただし、動画があったとしても、動画を見た上で、やはり自分なりに言葉や紙にまとめていく方が学習効率としては高く、抽象化能力ももちろん鍛えられていきますので、こちらの記事に書いてある内容は是非どなたでも少しでも取り入れていただければと思います。

ご参考になれば幸いです。

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