サピックス6年生 7月組分けテスト動画解説・分析・学習アドバイス(0708追記)

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by 村中  公開: 更新:

こんにちは。

ついに本日(7月7日)はサピックス7月組分けテストですね。6年生の皆様は最後の組分けテストですね。結果はいかがでしたでしょうか?
コベツバでは今回の7月組分けテストを受験された皆様に向けて、算数の全問解説動画・テストの難易度分析表・テスト結果を踏まえた今後の復習内容と学習戦略について記載しております。

みなさまどうぞ直しやテスト結果を次に活かすためにご活用くださいませ。

▼次の復習テストに向けてはこちら

サピックス6年生7月復習テスト解説・分析・過去の平均点
【当日中公開】サピックス6年生7月復習テスト解説・分析・過去の平均点

1: 7月組分けテスト(6年生)の全体感

本日実施された「組分けテスト」の分析についてご連絡させて頂きます。

前回のマンスリーに引き続き、今回の組分けも骨のあるテストになってきました。6年生前半戦までで学習したことを用いて聞き方や問われ方を変えた問題がほとんどであるものの、習い立てで技術がまだまだあやふやな中、現時点では「分かりそうで分からなかった」「分かったと思ったら違っていた」「解説を見たら、ああ、それかとすぐに思い出した」問題が多かったのではないかと想像します。

最後の①秒後解法のレベルCをつけた問題も実際はB+くらいであり、思考力が要求されたものは、5番の場合の数における「試行・検証」、6番の線分図(ダイヤグラム)の「(状況)整理」、7番のしきいが動く問題における「読解」「(作図的)整理」で、基本技術と一定の思考力を要求する中堅校の入試問題レベル相当と言えます。

逆に言いますと、偏差値55以下の学校の入試問題のレベルとしてはおおよそこのレベルであり、半年後にこの問題を7-8割獲得すればほぼ合格点をクリアできるという認識を持ってもらうと良いでしょう。

復習は、まずは難易度が「A」の問題を。そして難易度が「B」の問題までの直しをしてもらって次に繋げてもらうと良いでしょう。

以下、分析となります。

6年生7月組分けテストの分析表

今回の記事では、7/7実施の組分けテストの解説動画を配信させて頂き、 分からなかった問題の解消にお役立て頂くことを目的としております。
ただし、6番・7番は、StandByメンバー様との公平性の観点よりご意見を頂きましたため、大変申し訳ございませんが、メンバー様限定とさせていただきます。是非無料体験登録の上、ご覧ください。StandByメンバー様用組分けテスト全問解説はこちら

   
   
   
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開始から半年で、9割のお客様から『なくてはならない存在』、6割のお客様から『絶対にライバルに紹介したくない』と言うお声を頂いており、サピックス生の隠れた家庭学習の友となっているようです。

 

2: 7月組分けテスト(6年生)のテスト結果を踏まえた学習方針

■組分けの結果分析とその復習方針

分析表を見て頂くとお分かりの通り、大問1番-4番のほとんど、6番(1)、7番(1)がレベルAで合計7割得点(偏差値60相当)を取ることができますので、大多数の子どもたちはまずレベルA部分での見直しを行う必要があります。

ここでは、「復習」という打ち手に終始することもあり、「大問のレベルAでの間違い」に対する復習方針を記載します。

6年生7月組分けテストの難易度A問題の復習すべき問題一覧

●1番のレベルAでの失点

大きく言いますと、
▼計算の正確性
▼計算の工夫(解説動画を比較のうえ判断)
などに課題があります。

対策は、「基礎トレ」の計算問題部分での取り組み方の改善にあります。

前者の「計算の正確性」については、「一発で正答するルール」を設けて時間をかけてもいいので絶対に正解させるルールを導入して、正確性の向上をはかります。「こんなの簡単だし、本気になればできる」と思っているかもしれませんが、組分けテストで間違えると言うことは、入試本番でも間違える可能性が高いことを示しています。そろそろ「現時点では本気になっても間違える状態にある自分」を自覚して、計算の正確性を向上させる必要があります。

ケアレスミスの7パターン別対策・ミス制圧までの5ステップ
ケアレスミスの7パターン別対策・ミス制圧までの5ステップ

後者の「計算の工夫」については、式への書き込み・式の崩し方・まとめ方などの技術不足に課題があります。 そもそも5年生以降、計算そのものへのテクニカルな学びの機会は実はそれほど多くありませんので、 「計算の工夫」と言う技術を学ぶのだと言う姿勢で基礎トレに向かう必要があります。

「計算なんて工夫しなくとも根性でも解ける」と言うのは間違いありません。 でも、往々にしてみなさんの志望校の入試は、「ほぼ同レベルの子供達同士の戦い」です。 入試会場にいる、隣の席の子どももその隣の子供も前の子供も後ろの子どもも同じくらい優秀で、 同じくらい努力して来て、同じくらい根性のある子供達なのです。 なので、そこを「根性で時間をかけてやっているか」「技術でやっているか」で解答に至る速度や正確性の違いが、 入試における1問を分けることになることを意識してもらいたいと思います。

StandByのオプション講座の基礎力トレーニング編解説では計算部分の工夫の配信も行なっておりますので、 正解していても時間がかかる、またはミスが多い方は解法の比較を行うことをお勧めいたします。

●2番のレベルAでの失点

基礎トレレベルの基礎技術の習得に課題があります。

分野的には、「数の性質」「文章題(割合無)」「文章題(割合有)」「速さ」です。

復習方法としては、

「数の性質」NO1
「文章題(割合無)」土曜特訓NO5 X、NO16
「文章題(割合有)」NO3、NO4
「速さ」NO5、NO6

を行うことが重要です。

その問題だけではなく、周辺の問題も身についていない可能性があり、「単なる間違い直し」だけであれば、「燃えている森林の中で、1本の木を消化して満足した」だけに終わる可能性があるからです。 組分けを含めた模試の活かし方としては、「燃えている森林の発見」を行って、「森林ごと消化する」ことが重要となり、一本の木の消火だけにとどまるべきではないからです。

組分けテストで間違えた問題は氷山の一角にしか過ぎない また、ここで多くの間違いをしている場合、「日々の基礎トレの後半部分での学習」でリカバリーがかけられていないのではないかとも想像します。 理由は、毎週の学習で少し曖昧なまま終わっていた場合でも、基礎トレでの技術反復で否応なく身についていくことを狙ってサピックスがカリキュラムを組んでいるからです。

つまり、毎週の学習だけではなく、基礎トレを用いた技術の定着、再確認にも課題があるかもしれませんので、基礎トレもしっかりと正しい解法で解けているかを確認して進めてもらうと良いでしょう。 (何度も記載してしまい大変申し訳ございませんが、解法に不安が残るかたはStandByのオプション講座の基礎力トレーニングをご覧いただくことを推奨いたします)

●3番のレベルAでの失点

平面図形と立体図形です。

復習方法としては、

平面図形:分野別補充プリント 前期で学習したNOすべて
立体図形:NO9、NO10

となります。

サピックス前半期における平面図形の主軸はあくまでも「分野別補充プリント」です。 ここの復習が空白地になっている可能性が高いかと思いますが、入試を見据えると非常に重要なものになりますので、是非取り組んでみてほしいです。

立体図形は、今回の出題も非常に技術一発の問題でしたのでここができていないということは、NO9-10に課題を抱えている可能性が高いので復習対象と言えます。

●4番のレベルAでの失点

LCMセット(数列)というポイント(ポイント動画はStandBy利用者様限定)を利用します。確かにサピックスのテキストで体系的に習っていない可能性がありますが、土曜特訓を含めて様々な場所でこれまでも目に触れて来ていますし、入試でも非常によく狙われているものです。

StandByの「On the Road 倍数」の標準編に問題の掲載がありますので、しっかりと身につけておく必要があります。

●6番(1)のレベルA

速さの「同時刻同記号」の書き方の話です。体系的な線分図の書き方を学ぶ機会が少ないのかもしれませんが、難関校以上で出題される速さは「図に表現するところまででもハードルがある」問題がほとんどです。

ここについては、まずは「同時刻同記号」の書き方を意識しながら、NO5の速さ(1)を復習してもらうと良いでしょう。

 

■2:中学受験算数:技術とサピックスカリキュラムの関係

こちらの図をまずご確認ください。

入試算数の技術の図解

入試算数の技術を一つの大きな木で表現して、「幹」「大きな枝」「大きな枝から生える小さな枝」「更に続く幹と枝」の4つに分類したものです。

中学受験算数の技術は、大きく以下の4つに分類することができます。

●「幹=5年生までで学習する基礎技術」
●「大きな枝=6年生前半までで学習する応用技術」
●「大きな枝から生える小さな枝=6年生の中盤から学習し続ける応用技術」
●「更に続く幹と枝=SS志望校別、または塾では学習しない技術」

まず、幹がなくてはどこにも行くこともできませんし、次の技術や知識を習得することもできません。これが5年生までで学習する技術です。

次に、幹に大きな枝をつけて行きます。これが6年生前半(夏休み前まで)に学習する技術です。その上で、夏休み以降は大きな枝から枝分かれした小さな枝を増やしたり(応用枝葉技術)、更に幹や枝を上に伸ばして行く(発展技術)の学習を行って行く構図になります。

そして、多くの学校(偏差値58未満)は、ほぼ応用技術までの習得で事足りることも事実であり、更には応用技術が応用枝葉技術を学ぶ際の前提であることも事実です。これが、夏期講習の学習内容が6年生前半までの学習内容を土台としているという理由でもあります。優先順位はあくまでも「応用技術>>応用枝葉技術」です。

サピックス夏期講習中の学習方法
サピックス夏期講習中の学習方法(4-6年)

では、そもそも「応用枝葉技術って必要なの?」という話ですが、「当然、あればあるほどいい」という話になり、結局は優先順位の問題でしかありません。

やや難しくなりますが、「抽象化能力」の話になります。

「抽象化能力」とは何か (小学生の地頭は伸ばす事ができる)
「抽象化能力」とは何か (小学生の"地頭"は伸ばす事ができる)

「抽象化能力」が高ければ、枝葉の技術を身につけなくとも、「応用枝葉技術を使う問題」に遭遇した際も、「多分、これと同じだろう」ということで正しく類推し持っている応用技術を的確に使用して問題の解答にたどり着くことができます。 ただ、あくまでも能力の問題ですし、ここにきて「抽象化能力」が突然急上昇することもありませんし、同程度の抽象化能力を持っている人間同士の勝負では、実際は「より近似した問題をやったことがあるか」で決着がつくことも多いからです。

従って、逆に言いますと量的に「キリがない」状態にもなりますが、反面で「枝葉技術ではあるものの、確かによく入試で見かける」というある種の典型的な問題を経験しておくことで、「少なくともライバルに経験負け」をしないという防御的な意味合いがあります。

結論、「入試頻出度」でどこまでやって行くかを判断すべきものになるということです。
StandByでは夏休み以降のテキストの問題については、しっかりと「入試頻出度」フラグを記載して学習の手引きとしてお役に立って行きたいと考えております。

最後に「発展技術」ですが、これは学校特有、あるいは最難関特有の技術となります。 算数という学問は、他の高校受験や大学受験と比較しても、技術として進化をし続けてレベルがあり続けているものです。私自身が中学受験経験者でもありますが、自分自身が受験をした頃と比べて明確な進化を遂げています。故に現在のトレンドを把握しつつ新出のポイントを学び続けることが必要だということです。

最難関を中心に過去問や同レベル校の問題演習を行っていくのは問題形式に慣れさせるためだけではなく、あくまでも特殊技術を習得していくというもう一つの大きな目的があります。9月以降に冠がついたSSにおいて優先順位第一位になるのはそれが理由です。

 

■3:7-8月の過ごし方

9月以降の後半戦のスタートにあたって、最も取り組んで頂きたい事は、何よりも、 「応用技術の完成」です。

具体的には、

●6年生の夏期講習開始直前NOまでのデリサポ(A-D)
またはStandBy利用者様は分野ごとにポイントー問題がセットになっている『On the Road』

●夏期講習開始直前NOまでの分野別補充プリント

です。
当然その中に「基礎技術(5年までの学習内容)」も織り込まれると考えます。

これらの応用的技術が自由自在に使える状態で9月以降の後半戦を迎えられるかどうかが非常に重要になります。

毎日連続して続いて行く夏期講習との量的な兼ね合いの中、具体的にどうするべきかというと、

●「デイリーチェック」「補充プリント」のテストを再度実施
●「正答率が悪い回は、テキストに戻って全問」or「正答率が良いものは間違え直し」
(StandByご利用者様は『On the Road〜受験基礎編〜』を単元毎に解く)

が比較的効率的であると考えます。

その上で、「夏期講習に追われる中でその時間すら取れない」という場合は、上述のように「応用枝葉技術も可能な限りやるのがベター」ではあるものの、「応用技術(6年前半まで)>>応用枝葉技術(6年夏休み以降)」なので、

夏期講習を、

●授業で扱った問題だけの学習にとどめる
●(StandBy利用者は)頻度が高いものだけをやる
●基礎トレを省く(同じ回で2日連続で正答した小問は、3日目以降を省く)

というのが時間を捻出する手段だと考えます。

以上
少しでも応用技術の完成度を上げて、良い形で後半戦を迎えるようになれば幸いです。

 

3: 7月組分けテスト(6年生)の解説動画

1番(1)

 

1番(1)別解

 

1番(2)

 

1番(3)

 

1番(4)

 

2番(1)

 

2番(2)

 

2番(3)

 

2番(4)

 

2番(5)

 

2番(6)

 

2番(7)

 

3番(1)

 

3番(2)

 

3番(3)

 

3番(4)

 

3番(5)

 

4番

 

5番(1)

 

5番(2)

 

6番~7番

StandByメンバー様用組分けテスト全問解説

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