こんにちは。
土曜特訓は、クラス帯×校舎×男女ごとに授業で扱うプリント、宿題の内容が異なることが特徴で、更に授業で扱う問題が少なく、他は一括的に「余裕があれば」宿題としてやってください、ということがほとんどです。
その為、
■どこをやればいいのかが、分からない
■どの問題をやればいいのかが、分からない
■授業で扱っていないので、問題自体がよく分からない
というご相談がよく寄せられます。
スタンバイ SAPIXでは、
●全ての問題ごとに「重要×応用」のフラグを記入
しております。
クラス帯や校舎によって宿題として指定されている問題が異なりますが、それ以上に、
「重要」=入試頻出ポイントの為、クラス帯によらず是非取り組んで欲しい
「応用」=上位帯向け
ということで、メンバー様にアナウンスさせて頂いております。
算数は「出来る問題」をやる以上に、「重要な問題をポイントを押さえながら学習する」ことの方が効果的だからです。
勿論、余裕がある方は他の問題にも手を広げて頂き、初見の問題慣れをして頂きたいとは思いますが、「重要」問題を最優先にして頂くことで、学習効率を高めて頂きます。
また、『StandBy』では、「重要ポイント動画」や「解説動画」の一部を公開させて頂きます。ご登録頂きますと、土曜特訓のNo3のテキストおよび各プリントの全問解説・ポイント動画・類題動画が全てご覧いただけます。
▼新6年生に向けたお知らせ
土曜特訓のNO3です。
以下、テキストごとに重要論点に対してコメントして行きます。
1: 分野別補充プリント
「直角〇×・直三の中の直三」:1番~3番
入試頻出の直角三角形型相似の応用。
今回は、直角〇×・直三の中の直三を学習します。
また、上位帯は、「一直線上に直角が載ると〇×が回転する」という「直角〇×」の性質を用いた応用的ポイントである「正方形(直角二等辺)づくり」と、更にそれを展開させた発展的ポイントである「1:2トンガリ、1:3トンガリ」まで学習してもらうことを目指してもらいます。前者のポイントは早稲田・慶應など含め多くの難関校で出題されていますが、StandByでは開成の問題を掲載しており、後者のポイントは2019年の渋幕の問題を掲載しております。ここまで学習しておくと特に苦もなくできてしまう、ということを是非実感して頂きたいと思います。
また、特に渋幕志望者は2020年も「直三の中の直三」を用いて比例式を作らせる問題を出題しており、直角三角形型相似については意識して学んで欲しいと思います。
サピックス算数教材:分野別補充プリント 相似形(3) 3番 問題解説
2: Weekly SapiX(ウィークリーサピックスX&Z)
今回はX が前回に引き続き「数の性質」ですが、X-③に「応用」が多い印象でしたので選択の上、学習を進めて頂くと良いかと思います。
Zの2番から4番までは典型的なやりとりフローチャートの問題が掲載されていますので、この3問だけでもZ=応用だからと思わずに解いて学習して欲しいところです。
3: Sプリント
Sは概ね易しい問題が並んでいましたが、(10)の完全順列(かくらん順列とも言います)については、頻繁に入試で出題されますので、解法自体を自分で手を動かして身につけてもらえると、いざ入試に出題された時に役に立つだろうと思います。やや難しくはありますが上位層は是非取り組んでみてください。
4: Nプリント
4番にNO1で学習済で2020年にも桜蔭や筑駒で出題があった「あまりの世界」、11番にNO2で学習済の「センターライン×直径」をそれぞれ活用する問題がありますので、是非学んだ技術を使って短時間で正答できるか試してみてください。
また、追加で、8番の「規則性の発見」と10番の「面積図」が重要な問題でした。前者は、規則性を問題に当たりながらまとめつつ見つけていく訓練としてまとめ方考え方を活用してもらうこと、後者は「差と積の差がわかっている」→「面積図」という思考の回路を持っておくこと、を意識して学習しましょう。
5: Yプリント
速さの和で距離一定:1番
距離一定、時間一定、速さの和で距離一定それぞれを手の内に入れられているかを試される応用問題です。
ここでそれぞれの使い方も再確認しておきましょう。
スーパー台形:4番
基本ではありますが、出題回数が多くはないポイントになりますので、確認しておきましょう。
試行検証:5番
使う個数で場合分け→調べあげの試行検証問題です。こういった煩雑なものを処理する思考力問題にも定期的に触れておきましょう。
6: 最難関中攻略プリント
不定方程式→組合せ探し:1番
今回も良問でした。不定方程式から入って、使い切る組合せ探しというオチ。こういう問題は非常に良い訓練になりますので、ダラダラと書き出さずスマートに解けるように復習しておくと良いでしょう。整理の方法や考え方の切り口を学ぶことで、自分の思考のセンスを向上させることに繋がりますので。
また、土曜特訓はクラス帯×校舎×男女ごとに授業で扱うプリント、宿題の内容が異なり、どのプリントのどの問題を重点的にやればいいのかというご相談が多く寄せられます。
StandByでは、上記のプリント全問に「重要」「応用」「入試遭遇率(頻出/レア)」のフラグを振って、特にどこを重視して学習すべきかをお伝えすることで、効率的な学習をして頂くことを行なっております。
以上です。
今週の学習の参考にして頂ければ幸いです。