こんにちは。
こちらの記事では、予習シリーズの算数学習単元での重要ポイントについて、参考になる情報を提供しております。
また、『StandBy for 予習シリーズ』サービスが提供する解説動画の一部を公開しております。
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テキスト名 | 配信内容 |
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予習シリーズ | 例題・類題・練習問題・チャレンジ問題 |
演習問題集 | チャレンジ・練習問題・応用問題 |
応用演習問題集 | 全問 |
今週の学び
後期第7回は「速さと比(2)」ということで、速さと比を扱う応用問題を中心とした単元です。また前回が線分図系だけでしたが、今回は最難関での出題も多くダイヤグラム系も学習します。全体として5年生としては相当に難易度が高く、覚悟が必要な単元です。ただし、このレベルまでの問題が苦もなく解けるようになれば、一部の難関校の入試問題を除けば、多くの学校の速さと比の入試問題でしっかりと得点できるようになるかと思います。
以下では、重要なポイントごとにコメントしておきます。
■速さの和で距離一定、速さの差で距離一定:予シリ「必修例題2」、応用演習問題集「応用問題A-2」
距離一定の延長線上にある応用技術です。一定の距離での「出会い→速さの和で進む」「追いつき→速さの差で進む」と捉えることで、距離一定に持ち込んでいく技術です。引き出すタイミングに気付けるようになるまでにやや時間がかかるものの、入試出題者側が狙って出す論点でもあり、確実に身につけておく必要があります。
■差の比例:予シリ「練習問題3」、演習問題集「練習問題1」
もともと関東圏では出題頻度が少ない技術でしたが、近年難関校での出題が目立ってきた技術です。「綺麗な何倍」が最初から設定されているよりも、「綺麗な何倍から少しずれている」状態で自分で同時記号を打ち込んでいくことが要求されるパターンの予シリ「練習問題3」のタイプをできるようになってもらいたいと思います。
■N回目に出会う:予シリ「必修例題4」「チャレンジ問題」、応用演習問題集「応用問題A-2」
こちらは比を使わない速さの論点ですが、ここに比を使うものが絡まってくると途端に難問に感じる技術です。前期の第19回でも扱っていますので、そこも含めて復習して身につけてもらうと良いでしょう。また、ダイヤグラム上でN回目を使う応用演習問題集「応用問題A-2」は、難関校・最難関校でよく見かける問題ですので、確実にできるようになっておきましょう。
■ダイヤグラムの相似、距離一定:予シリ「必修例題5」「練習問題5」、演習問題集「練習問題3」「練習問題5」「応用問題1-3」、応用演習問題集「応用問題A-4」「応用問題B-2」
ダイヤグラム上で「距離が欲しい→相似」「時間(時刻)が欲しい→距離一定」ということで、使う技術を適切に選択できるようになりましょう。また距離一定の形は、グラフの形で視覚的に気づくことができるようになる必要がありますので、訓練をしておきましょう。
■ダイヤグラムの選択パターン:演習問題集「練習問題5」「応用問題2」「応用問題3」、応用演習問題集「応用問題B-2」
ダイヤグラムが文章の中に書かれていない問題で、自分でダイヤグラムを書くという判断をして解く方が綺麗に解ける問題があります。特に近年の関東圏の最難関校の大きなトレンドと言っても良いでしょう。いくつかのパターンがありますので、それらを文章から察した時に自分で「あ、これはダイヤグラムかな?」と判断できるようになればokです。勿論、現実は線分図でもダイヤグラムでも、時間がかかっても良いのであれば両方で解ける問題がほとんどですが、どちらが早く確実に解けるかということで適切に選択できるようになって欲しいと思います。
なお、『StandBy for 予習シリーズ』にて、これらのポイントを含む「全問解説・ポイント動画」を公開しております。
以上です。
今週の学習のご参考になれば幸いです。