【バックナンバー】第1回志望校判定サピックスオープン 平均点・動画解説・難易度分析(22年4月17日実施)

最新のテストの解説・難易度分析はこちらよりご覧下さい。

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※振替日程や全ての部の試験実施日時を調査の上、全てのテスト終了後に配信しております。コベツバでは、2024年11月10日実施、第3回合格力判定サピックスオープンの平均点・算数解説・難易度・所感を公開中です。受験まで[…]

※振替日程や全ての部の試験実施日時を調査の上、全てのテスト終了後に配信しております。

受験生にとって初めての午前・午後通してのテストです。疲労が溜まるテストだとは思いますが、実際の入試での午前・午後入試の際のイメージを持てると良いですね。

技術(A)と思考力(B)を分けて測ることができるため、対策というよりも現状の把握と今後の過ごし方の指針になるテストになるでしょう。

状況の把握とそこから何をすべきかについては以下の記事をご覧ください。

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コベツバでは、第1回志望校判定サピックスオープンの算数解説・難易度・所感を公開中です。

第1回志望校判定サピックスオープンの過去の平均点

過去4年間の4科目平均点は以下の通りです。満点が普段の倍(4科目1000点 / 算数300点)になっています。

 平均点偏差値60ライン(≒アルファクラス基準)
4科合計479点(47.9%)594.8点(59.4%)
算数137.8点(45.9%)188点(62.7%)

過去2年間の「A:技術」の平均点は以下の通りです(満点:4科目500点 / 算数150点)。

 平均点偏差値60ライン(≒アルファクラス基準)
4科合計283点(56.6%)350点(70%)
算数81.9点(54.6%)110.5点(73.7%)

過去2年間の「B:思考力」の平均点は以下の通りです(満点:4科目500点 / 算数150点)。

 平均点偏差値60ライン(≒アルファクラス基準)
4科合計206.5点(41.3%)258.3点(51.7%)
算数53.3点(35.5%)79.8点(53.2%)

<算数A>第1回志望校判定サピックスオープンの難易度・所感

第1回志望校判定サピックスオープンの算数Aでした。

全体感としてはレベルAが68%、残りがレベルBが32%となっており、難易度的には通常のマンスリーや組分けと変わらない標準的な設定となりました。例年のサピックスオープンAはもう少しレベルAが多くマンスリーより簡単な印象でしたので、例年よりやや難しくなったと言えるでしょう。


また、算数Bで思考力問題が吸収されている為、こちらの算数Aでは全て技術系の問題となっておりました。
各問題はオチとなる論点が明確な為、間違えた問題のポイントを見直して復習しておきましょう。

※これを機に5年生・6年生の技術の総復習をする方は、コベツバweb授業をお薦めしています。

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以下、レベルBの問題に対してコメントしておきます。

■2番(7):分ける(棒入れ)、少ない種類のものを並べる、組み合わせ(Cの利用)

棒入れを使わせる典型的な問題です。
一度でも経験していれば楽に解くことができたのではないかと思いますが、経験していない場合は思考力的なアプローチでも解くことは出来るかと思います。

■3番(5):相→面、区切り面積

一見すると「同じところ付け足し」かと思いきや、そうではなく区切られた4つの部分の面積の比が求められるので普通に解いていく判断を行い、チョウチョから相→面で切り込んで処理しています。

■4番(2):数表(正方形型)

正方形型の数表の典型問題ですが、比較的答えを合わせにくいことからレベルBに設定しています。
ただし、これ自体は典型問題であるため、確実に合わせられるようになって欲しい問題です。

■5番(2)(3):1分①おきと面積パズル

水が出ていく高さが分からないことでアプローチ方法に戸惑う問題だったかと思います。
丁寧に整理していき、切り込み口を探していくと、上の段から攻めることができることに気付いて、最後はつるかめで処理することが出来ます。

■6番(2)(3):時間一定、同時刻同記号、時間一定折り返し型

線分図系の典型的な応用問題です。
線分図の書き方やキョリ一定、時間一定、時間一定折り返し型などの一般的な技術の使いこなしを問う問題でした。
本番の入試では偏差値帯によらず、なんとかここまでを完答できるようになって欲しいと思います。

<算数B>第1回志望校判定サピックスオープンの難易度・所感

第1回志望校判定サピックスオープンの算数Bでした。
全体感としてはレベルAが30%、レベルBが59%、残りがレベルCとなっており、難易度の高いセットとなりました。
また、印象としては純粋な思考力問題は大問2番の調べ上げや試行検証系の問題だけであり、特に大問3番は99や999のあまりの世界をコンセプトに作られた元々は技術的な問題を、知らなくても解けるように仕立てた印象の問題でした。

尚、思考力の伸ばし方については、以下の記事をご覧下さい。

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以下、レベルB以上の問題に対してコメントしておきます。

■1番(2):規則性の発見と利用、等差数列、分配法則

Bの数列が4つずつの群数列であるため、4つに分けて捉えようと考えると綺麗に見えてくる問題でした。
ただし、ここでは(1)を書かせて気づかせる誘導があり、そこに則って操作を進めていけば解くことができます。

■2番(1)図(2)(3):試行検証、周の延長解法、場合分け、誘導の利用

長さの和が、元の外側+内部の切った部分×2で捉えられることは比較的わかりやすいのですが、漏れなく被りなく切り方を調べ上げる部分に難しさがある思考力問題でした。

■3番コサシ:あまりの世界、LCMセット(基本)

10年ほど前の灘中や大阪星光学院中で出題されている99や999の倍数判定法をコンセプトに、あまりの世界の考え方を文章で誘導して理解してもらう問題でした。
元々、知識として知っている人は最後のシ以外はかなり短時間で解くことができただろうと推測します。



第1回志望校判定サピックスオープンの算数解説動画

今回の記事では、第1回志望校判定サピックスオープンの解説動画を配信させて頂き、 分からなかった問題の解消にお役立て頂くことを目的としております。
ただし、算数Aの5・6番、算数Bの2・3番は、StandByメンバー様との公平性の観点よりご意見を頂きましたため、大変申し訳ございませんが、メンバー様限定とさせていただきます。是非無料体験登録の上、ご覧ください。

※テストが実施された当月か、翌月に無料体験を申込まれた方は、無料体験内容にこのテストは含まれます。また、サピックステキスト解説と併せてご購入いただくこともできますし、このテスト解説だけをご購入いただくこともできます。(2022年受験組に限る)

StandByメンバー様用 第1回志望校判定サピックスオープン全問解説はこちら

   
   
   
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〜算数A〜

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