【バックナンバー】サピックス6年生 10月マンスリー実力テスト・平均点・動画解説・難易度分析(22年10月18日実施)

※振替日程や全ての部の試験実施日時を調査の上、全てのテスト終了後に配信しております。

最新のテストの解説・難易度分析は以下の記事よりご覧下さい。

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※振替日程や全ての部の試験実施日時を調査の上、全てのテスト終了後に配信しております。コベツバでは、2024年11月28日実施、 サピックス6年生 11月マンスリー実力テストの算数解説・難易度・所感をテスト当日11月28日夜[…]

コベツバでは、10月マンスリー実力テストの算数解説・難易度・所感を公開中です。

範囲のないテストですので、大切なことは、自分の現状の課題をテストを通じて理解して、個人個人に合わせた対策を行うことです。後期から始まる志望校別SS特訓や過去問への向き合い方について以下の記事をご覧ください。

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志望校に向けたマイルストーンとしての活用方法

マンスリー実力テストも2回目。合格力判定サピックスオープンも経験し、実力テスト自体には慣れてきたことかと思います。

この時期の、合格力判定サピックスオープンやマンスリー実力テストは、合格確率や偏差値を見るだけではなく、志望校に特化した対策の一歩手前にある「地力」を盤石にする、つまり「受験基礎/応用技術の定着確認・補強分野発見」のために活用して欲しいテスト群です。

「過去問を利用した効果的学習法」にも記載いたしましたが、どんな学校を受験するにせよ、6年生前半(およびその復習が7割方である6年後半の平常/解法力)の「受験基礎/応用技術」を10月までに固め切ることが何よりも重要です。

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先日実施された、合格力判定サピックスオープンの「レベルA」で8割以上を得点できていない場合や、基礎力トレーニング・解法力A-Eで8割得点することが難しいお子様は、6年生前半の知識がまだ自由自在に使えこなせないことを示しています。

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この時期には、「(持ち偏差値的には合格率確率50%を切っているものの)今から◯◯中学校に合格するためにはどうすれば良いでしょうか?何から手をつければ良いでしょうか?」というご相談を多く頂きます。

もし、「6年生前半までの受験基礎/応用技術」が固まっていないのであれば、どの学校を目指すにせよそれを固め切ることが最優先事項となります。

サピックスで今学習している、新しい知識や枝葉の技術ももほぼ全てがその基礎の上に成り立っているものですので体系的な基礎なしで上に積み上げても脳は混乱してしてしまい、結局入試本番で再現できるほど十分に手に入れることはできません。

また、学校に特化した対策と言っても、どこの学校でも毎年20-40%は傾向外のものが出題されるものですので、その部分で全員が得点できるものが得点できないのであれば、大きく失点してしまいます。

そのため、合格力判定サピックスオープンやマンスリー実力テストは、「受験基礎/応用技術」に課題があるのか、あるとすれば、どの分野からより優先して補強すべきかを判断していく重要な機会となります。

補強すべき分野は6年生前半のテキストに戻り学習するか、またはStandBy利用者はコベツバWeb授業の分野別教材を利用し抜け漏れなくポイント学習を行って欲しいと思います。

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すぐに過去問に手をつけられないことからもどかしさを感じるお子様もきっと多くいらっしゃることかと思いますが、それでも基礎をしっかり身につけていることで11月、12月と一気に仕上がっていくお子様を多く見て参りました。焦らず、1つ1つ身につけて欲しいと思います。

サピックス6年生10月マンスリー実力テストの過去の平均点

 平均点偏差値60ライン(≒アルファクラス基準)
4科合計264点(52.8%)330点(66%)
算数79.4点(52.93%)109.2点(72.8%)

過去2年間の平均は、上記の通りです。

8月のマンスリー実力テストに引き続き、範囲がないことから低めの平均点となります。

算数については、レベルAが多めであった合格力判定サピックスオープンよりはレベルBの割合が増えることから平均は75〜85点の間でおさまることが多いようです。

サピックス6年生10月マンスリー実力テストの難易度・所感

コベツバの解説ではどんな悩みが解決するの?

6年生、10月マンスリー実力テストでした。全体感としてはレベルAが60%、残りがレベルBで40%と標準的な難易度構成でしたが、レベルCの問題の出題がなく上位層にとっては得点しやすいセットだったのではないかと想像します。また、思考力問題の出題はなく全問が技術系でかつテーマが明確な為、出来なかった問題や時間がかかった問題については、問題だけではなくテーマを含めて見直して次に出題された場合に出来るように復習しておくと良いでしょう。

以下、レベルBの問題に対してコメントしておきます。

■2番(5):隠れ「速さ」(速さへの変換)
2022年に女子難関校で同時多発的に出題された論点です。今後、この論点が広がっていく可能性もあり押さえておくことが望ましいでしょう。

■3番(3):隣辺比
誘導に素直に乗って正三角形を復元した上で隣辺比をかけて整理していく問題です。やや答えまでが遠いこともあり、レベルBに設定していますが、ここまでは偏差値帯によらず入試本番ではなんとか正答出来るようになって欲しいです。

■3番(4):容器の中に容器を沈める
水問題の応用技術ですが、この問題については比較的解きやすい問題です。とはいえ、丁寧に作図して進行させる問題でもありレベルBに設定しています。出題自体が珍しい論点ですので、ここで見直しておきましょう。

■5番(2):3つのつるかめ
割合の文章題で進行する(1)から切り替えて3つのつるかめという流れの問題でした。切り替えができずに気づかない人も一定数いた可能性もあり、レベルBに設定しています。

■6番:同じところ付け足し、足して180°の隣辺比、外チョウチョ補助線、等高図形(割合有)
離れた部分の面積が同じなので、同じところ付け足しを判断して、更に平行四辺形の上下の足して180度を使って隣辺比というややテクニカルな(1)から入って、その後は外チョウチョの(2)、最後の(3)はアプローチでかかる時間が違ってくる問題ですが、解説では平行線を利用して等高図形で決着させています。

■7番:時間一定、同時刻同記号、3つ目の比の場所で比例式、へだたりに注目して整理、(2)の利用、比例
(1)、時間一定ですが植木算のように間を考える必要があるという珍しい問題であり、レベルBに設定しています。その後、(2)は3つの比が出て足したり引いたりしていることから、比例式を判断出来るかが勝負でした。最後の(3)は意外と易しく、隔たりで整理すればそれほど手間もかからず解くことができる問題でした。

サピックス6年生10月マンスリー実力テストの算数解説動画

今回の記事では、6年生10月マンスリー実力テストの解説動画を配信させて頂き、 分からなかった問題の解消にお役立て頂くことを目的としております。
ただし、6~7番は、StandByメンバー様との公平性の観点よりご意見を頂きましたため、大変申し訳ございませんが、メンバー様限定とさせていただきます。是非無料体験登録の上、ご覧ください。

※テストが実施された当月か、翌月に無料体験を申込まれた方は、無料体験内容にこのテストは含まれます。

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1~5番

6~7番

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皆さまが合格したいという各学校の「合格点」「問題難易度」「出題分野」は大きく異なります。コベツバの過去問解説では、『得点の自動集計機能』『難易度・分野別の分析・処方箋機能』を活用することが可能ですので、取り組み後の振り返りとお子様に適した戦略作りにお役立てください。

   

   

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6年生後半からは、分野別の教材・テスト、苦手なポイントの問題だけをまとめて取り組めるコベツバくんなどを志望校やお子様の苦手に応じて使っていくことがおすすめです。習った内容をポイント別に再整理することができるため、6年後期からの取り組みで、算数の成績を伸ばし、志望校に届くようになるお子様が毎年たくさんいらっしゃいます。

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