こんにちは。
「今週の学びの話をしよう」では、毎回の算数学習単元での重要ポイントについて、参考になる情報を提供して行きます。
『StandBy』サービスが提供する「重要ポイント動画」や「解説動画」の一部を公開いたします。ご登録頂きますと、サピックス算数テキストであるデイリーサポートのNo4の全問解説・ポイント動画・類題動画が全てご覧いただけます。
▼新6年生に向けたお知らせ
今週の「割合(2)」は、「倍数算」と「年齢算」の既に学習済のポイントを使ったやや応用的な問題に取り組むことが中心になります。
新しく学習するもの自体も少ないものの、ここで中堅校でも難関校でも問題を解くために「常識」として出来なくてはいけない「和一定」「差一定」「比例式」を完全にマスターして頂くことが第一目的になります。
また、StandByでは、テキストに掲載がないものの「倍数算」「年齢算」の頻出論点である「約数線分図」「加比の理」「面積図」の問題も独自に掲載しておりますので、合わせて取り組んで見て頂ければ幸いです。
また、毎年この単元の多くの子供達の答案を見て驚くことは、「いきなり式を書く」子供たちがいかに多いかということです。確かにテキスト掲載レベルのほとんどは、「(頭の中で解いて)いきなり式を書く」でも解けるかもしれませんが、D-3やE-3のような応用問題になると途端に、「何も書けない」「書き方すら知らない」ことが露呈してしまい、手も足も出なくなってくることです。
多くの志望者をもつ難関校は「いきなり式を書く」で解けるレベルの問題はあったとしても差はつきませんので、ここでは「解けるかどうか」だけではなく、「書き方」「解き方」をしっかりと押さえられているかどうかも合わせてチェックして頂きたいと思います。
1: 差一定:A-1、A-2、A-3、A-4、B-1、B-2、B-3、B-4
最も出題数が多い「変化量同じ」に加えて、「はじめ同じ」「終わり同じ」と言う3つのパターンがあり、どれも「残りの2つが差一定」となります。むやみやたらに解いて体で覚えるのではなく、なぜ・どういう場合に「差一定」を使うことができるかを頭でも身につけておくことが重要です。
サピックス算数教材:デイリーサポート[B 4番]問題解説
2: 比例式:C-3、C-4、D-4、E-1
「和一定、差一定が使えない場合に、比例式に持ち込む」と言うことを使いこなせるようになると割合の文章題が初級から一歩進むことになります。身につける上でのポイントは「元の記号でおろして比に持ち込むこと」「比にした場合に2つ目の記号をとること」です。そこさえくぐりぬければ「いつも同じパターン」として処理することができます。
3: 年令表:A-1、A-2、C-1、C-2、D-2、D-3、E-2、E-3
年令表は「整理方法」の典型的な型となります。応用問題になればなるほど手の内に入れて使いこなせているかで差がつきやすい「整理方法」になります。登場人物を横軸、年代を縦軸におくのですが、書く前に先に年代を若い順に捉えておくことが必要になります。
なお、『StandBy』にてこれらのポイントを含む「全問解説・ポイント動画・類題動画」を公開しております。
以上です。
今週の学習のご参考になれば幸いです。