こんにちは。
「今週の学びの話をしよう」では、毎回の算数学習単元での重要ポイントについて、参考になる情報を提供致します。
『StandBy』サービスが提供する「重要ポイント動画」や「解説動画」の一部を公開させて頂きます。ご登録頂けますと、サピックス算数テキストであるデイリーサポートのNo27の全問解説・ポイント動画・類題動画が全てご覧いただけます。
NO27は「速さ(2)」です。
今回の「速さ(2)」は、「通過算・流水算・時計算」の応用論点で新しい技術をいくつか学習する内容となり、普段「復習」として軽くこなしている人も今回の単元は一定力を入れて学ぶ必要がある単元です。
重要なポイントは以下の通りです。
1: 全員共通で学習すべきもの
和に注目の通過算(B-3、C-1)
通過や追いつきに関する複数の式が出てきて、和に注目することで消去算として解くことができる問題です。中堅校中心によく出題されておりマークする必要があります。
サピックス算数教材:デイリーサポート[C-1]問題解説
速さの和・差で距離一定(B-4、D-2)
「列で進む」問題ですが、「列の幅」で距離一定を扱う問題だと思って、再度問題に向き合ってみると「速さの和で距離一定」「速さの差で距離一定」が見えてくる面白い問題です。別解でダイヤグラムをつけていますが、こちらは上位帯のみ確認ください。
真ん中影武者(C-2、D-1、E-1)
「3点の内、1点が2点を二等分する」=「2点の真ん中影武者が、1点とぶつかる」という解釈をすることで持ち込む技術です。円の場合の真ん中は180°向こうにも同時に出現することにも注意して扱いましょう。解釈に慣れれば非常に易しい問題です。
速さの「の比の比」(C-4、E-2、E-3、E-4)
「速さの’の比の比’」は中堅校では合否を決める応用問題として出題されることが多く、「1問の差」がつきやすい論点です。SSで忙しい中でも是非マークしてほしいと思います。
2: 上位帯が学習すべきもの
エスカレーター(C-3、E-3)
出題頻度は高くありませんが、通常の速さとは異なる解法で解く問題で一度は体系的に学習しておく必要があります。ポイントは「速さを分けること」と「エスカレーターは時間の比と距離の比が等しいこと」で、これらを自在に活用して解いていきます。
→補助線(SAPIO1番)
前回に引き続き展開図問題を好む栄光・開成・桜蔭・女子学院・聖光学院・慶應普通の志望者は取り組んでおきましょう。
以上です。
今週の学習のご参考になれば幸いです。