こんにちは。
「今週の学びの話をしよう」では、毎回の算数学習単元での重要ポイントについて、参考になる情報を提供して行きます。
『StandBy』サービスが提供する「重要ポイント動画」や「解説動画」の一部を公開いたします。ご登録頂きますと、サピックス算数テキストであるデイリーサポートのNo31の全問解説・ポイント動画・類題動画が全てご覧いただけます。また今回は、デイリーサピックスのp4 2番の解説も含め配信しております。
NO31は「和と差に関する問題」です。
今回は、「割合を使わない文章題」です。4年生から継続的に学び続ける単元ですが、中堅校や難関校(特に女子)でも出題され続ける単元です。
A-Cまでで多くのポイントを網羅的に復習・新しく学び、Dが応用発展的な問題になります。
1: 弁償のつるかめ:B-3、D-4
いわゆる「ガラス玉運び」の考え方です。−が発生する場合に弁償のつるかめを想起して対応できるようにしておきましょう。
2: 不公平の過不足:B-2、C-3
過不足算の原則は、「全員に同じ個数を配って、あまり・不足で表現する」ということです。不公平が発生している場合、「人数がわからない個数」に合わせることで、通常の過不足算の形に持ち込むことができます。
サピックス算数教材:デイリーサポート[C-3]問題解説
3: 反対購入の差集め:A-4、B-4
「個数を逆にして買ってしまった」→「反対購入」→「高くなったか安くなったかを確認」→「高くなった=予定は安いものを多く買う、安くなった→予定は高いものを多く買う」→「過不足・差集め算の形で整理して、短い方で切る」という流れで解くことができます。
解法自体が数多く存在する問題ですが、難問になればなるほど、過不足・差集めの整理方法が効果を発揮してくる問題です。
4: 差のつるかめ:C-1、D-2
通常のつるかめ算との違いは、分かっているものが「和の個数」ではなく、「差の個数」である点だけです。小4で初めてつるかめ算を学ぶ時のように、表で整理して規則性で動かしていく考え方を活用するときれいに解くことができます。2019年の入試では、女子学院・麻布で出題されています。
5: 今週の思考力系重要ポイント
今週の思考力問題では以下の問題が特に重要となります。
「入試問題に挑戦 2番」一点注目・流水上で出会う・速さのつるかめ
→女子学院の問題ですが、これまで学習して来たポイントが詰まった問題で、ここでチャレンジしておきましょう。
「思考力の養成 3番」すごろくの整理
→海城の問題ですが、むしろ桜蔭志望者に取り組んで欲しい問題です。今年のSS特訓でも類題を経験することになります。すごろく問題にはいくつかの解法がありますが、このパターンもよく見かけます。
なお、『StandBy』にてこれらのポイントを含む「全問解説・ポイント動画・類題動画」を公開しております。
以上です。
今週の学習のご参考になれば幸いです。