【4年生:NO20和差算とやりとり算 解説動画付】今週の学びの話をしよう

こんにちは。

「今週の学びの話をしよう」では、毎回の算数学習単元での重要ポイントについて解説をお伝えいたします。『StandBy』サービスが提供する「解説動画」の一部を公開させて頂きます。

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夏期講習明けのNO20は「和差算とやりとり算」です。

今回の「和差算とやりとり算」では、特に新しく「やりとり算」を学びます。

特に「やりとり算」については5年生で「比・割合」を学習してから、一気に文章題の中心的な分野になってくることもあり、ここでは来年になった時に困らない整理方法・考え方を意識して身につけてもらうことが重要です。

サピックス算数教材:デイリーサピックス[p13 1番(応用問題に挑戦)]問題解説

高学年の算数に繋がる重要ポイント「→と×で整理」。

どうしても理解できない場合は「線分図で整理」で学ぼう。

高学年の算数に繋がる重要ポイント「→と×で整理」

今回の学習で最も重要なことは、

■線分図から離れて、「→」で表現・整理できるようになること
(勿論、線分図も「ある状態の差」を検討する際に、部分的に使います。)
■「和に注目」「差に注目」という思考の鍵を丁寧に押さえること
(高学年帯で「和一定」「差一定」ということで接続していきます。)

の2つです。

5年生は勿論、6年生になってもそれまで使い続けてきたと、いうよりも初めて算数に触れた時に学ぶことが多い「線分図」という1つの技に固執したまま、新しい技術に対応・進化できない子供達を非常に多く見ます。

・変化を表現する時は→で縦方向(または横方向)に整理、に向いている
・ある時点での差を知りたい時に、線分図や数直線を使う


という使い分けを行えるようになることが本来のゴールですが、そこまで行かずとも、

「整理=なんでも線分図」という短絡的な覚え方をしないように、新しい方法を学ぶ姿勢を持って取り組んでもらうと良いでしょう。それが、今後の学習に必ず繋がってきます。

余談ですが、5年生以降に成績急落者が多い理由の一つは、確かに技術を一気に学習するカリキュラムの問題もあるのですが、低学年帯の技術を繰り返しすぎることで、そこに子供達が最適化されてしまい、本当の意味で身につけなくてはならない入試算数の技術習得を阻害していることも原因になっているのだとも考えています。

どうしても「→と×で整理」する方法の理解が難しい時は、「線分図で整理」で学ぼう

4年生の一部のクラスでは、まだ「→と×で整理」を習わないクラスがあります。

本来は上記に述べたように「→と×で整理」で理解していくことが良いのですが、お子様が「線分図で整理」する方法でなければ理解が難しい場合は、「線分図で整理」する方法で4年生の間は学習を進めましょう。

 

なお、『StandBy』にてこれらのポイントを含む「全問解説・ポイント動画・類題解説」を公開しております。

 

以上です。

今週の学習のご参考になれば幸いです。