【解説動画付】予習シリーズ6年生(改訂前:2022年度以前)算数:上NO17 速さ(2)のおはなし

こんにちは。

こちらの記事では、予習シリーズの算数学習単元での重要ポイントについて、参考になる情報を提供しております。

また、『StandBy for 予習シリーズ』サービスが提供する解説動画の一部を公開しております。
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今週の学び

6年生のNO17は「速さ(2)」の単元で、使う技術としてはほぼこれまで学習してきたものですが、難易度が高い問題で構成された単元となります。このレベルがスラスラと対応できるようになれば難関校の入試の速さのレベルを概ねクリアできると言って良いレベルとなります。1問1問が重い単元にはなりますので、しっかりと時間を取って向き合って欲しいと思います。

以下、新しい論点やこれまで掲載が少なかった論点について記載します。

速さの「の比の比」:予シリ「必修例題4」、実力完成問題集「練習問題3」「応用問題1」、応用力完成問題集「LEVELⅡ-2【大阪星光学院】」「LEVELⅢ-2【愛光】」

中堅校では最後の小問のオチとして、難関校や最難関校であれば全体をクリアする為の鍵になる小問として非常によく出題される論点です。速さの世界において、「速さ」×「時間」=「距離」が成立します。この3つのうち、2つの比が分かって、残りの1つの和か差が与えられた問題で使います。3本のうち2本の比が分かる時に発想できるようになっておきましょう。

エスカレーター(動く歩道):予シリ「チャレンジ⑤」「練習問題6」、実力完成問題集「応用問題3」、応用力完成問題集「LEVELⅠ-1(4)【東京農大第一】」「LEVELⅡ-4【聖光学院】」「LEVELⅢ-2【愛光】」

難関校・最難関校で頻繁に出題される論点です。分解して線分図を書いて整理することや、動く歩道(=エスカレーター)は時間の比=距離の比であることがオチであるケースが多いのが特徴です。実際の難関校の入試においても正答率が割れやすいテーマですのでしっかりと身につけておきましょう。

静水時が等しい2船の往復→点対称ダイヤ:実力完成問題集「応用問題1」、応用力完成問題集「LEVELⅠ-3【白百合学園】」

出題頻度自体が高い訳ではありませんので、忘れた頃に出てきて、気付くかどうかが問われる問題です。鍵になるのは「静水時が同じ2船」+「往復」です。間に同じ休み時間が入ってもokです。この段階で気づいてダイヤグラムを書く選択をできるようにしておきましょう。

自長(の和)でキョリ一定:応用力完成問題集「LEVELⅡ-1(1)【晃華学園】」

2つの列車の通過算における、出会いと追いつきは、実は「キョリ一定」で捉えることができるという非常にテクニカルな技術です。2つの列車の和が距離一定で、その一定の距離を出会いであれば「速さの和」、追いつきであれば「速さの差」で進行するという捉え方ができるようになっておきましょう。

時間一定折り返し型:応用力完成問題集「LEVELⅡ-3【麻布】「LEVELⅢ-1【開智】」

難関校、最難関校で好まれる論点です。有名どころですと、開成や灘での出題もある重要論点ですが、問題文が特徴的で判断しやすくワンパターンでもあります。特に今回の開智の問題の(2)にもある「同時出発から最終の追いつきまでが、点対称である」ということをも利用できるようにしておきましょう。

 

なお、『StandBy for 予習シリーズ』にて、これらのポイントを含む「全問解説・ポイント動画」を公開しております。

 

以上です。

今週の学習のご参考になれば幸いです。