【サンデーサピックス(SS)特訓 第10回】志望校別プリントの概要と重要問題

今回の記事では、第10回SS志望校別特訓のプリントの概観をそれぞれのプリント別にご紹介致しますが、SS特訓全般への取り組み方、復習テストに向けた学習法、やるべきことの優先順位は以下をご覧ください。

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こんにちは。

受験まで残り1~2ヶ月。復習テストの存在するSS特訓もあと2回になりました。
冬期・正月は実戦形式がメインとなり、論点の学習・復習テストもNo11までとなります。

冬期を迎えるにあたって、SSの第1回からの復習を指示されているクラスも多いことかと思います。
冠プリントが志望校の場合、こちらの復習は外せません。
(もちろん女子学院・慶應中等部のコースなど、出題傾向に合わせて難易度が低いためプリントはほぼ正解というお子様に限っては、復習よりも実戦形式でミス軽減や、頻出分野を固めるのが良いでしょう)

冬期・正月でも開成・桜蔭・麻布などの最難関級のコースでは新しい技術や最高難易度の問題が出題されますので、冬期正月の復習をする時間を残すためにも、冬期が始まるまでにはSS11回までの復習を終えておきましょう。

1回目から復習していくことも1つの手ではありますが、苦手な分野ごとにまとめてやり直す方が脳内で関連付けを作りやすいのでお勧めの方法になります。
(さらに、TopGun特訓やコベツバweb授業をご利用の方は、同じポイントの問題に取り組んでおくと尚良いでしょう)

実は最後の1ヶ月で新しい技術を習得しても余程何度も訓練しなければ本番で使えるレベルにはなりません。それは、ほとんどのお子様は、日をおいて何度か出会うことで技術の正しい使い方とタイミングを理解できるからです。そう考えるとこの12月中の学習が新しい技術の習得のラストチャンスとなりますので、忙しい中ではありますが1月に持ち越さず、学習を進めて欲しいと思います。

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TopGun特訓

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スタンバイ SAPIX(サピックス解説・対策)では、SS志望校別特訓や後期合格力判定サピックスオープンの解説動画・ポイント動画に加え、毎回のNoのテキスト全問解説、マンスリーテスト対策も配信中です。

SS志望校別特訓の中から取り組むべき重要問題をピックアップしていますので、学習の際は「重要」問題を優先して進めていただくことを推奨しております。
「応用」問題は上位帯向けですので、お子様の状況に合わせてご活用ください。

例年、後期から活用を始める6年生が急増します。
「ライバルである同級生には教えたくない」率が60%を超えるなど、サピックス生の隠れた家庭学習のパートナーとして選ばれています。

1週間の無料体験が可能です。ぜひご活用ください。

スタンバイ SAPIX(サピックス解説・対策)

SS志望校別

SSKA(開成)

▼枠の長方形の周の和を利用・1:2トンガリ1:3トンガリ:②-2番、④-2番
三角すいの切り口の作図において、周囲の3つの直角三角形を使って作図する方法を身につけておきましょう。図形パズルの発想で、普通に試行検証してもできますが、長方形の中に三角すいの切り口になる三角形が出来ることから3つの直角三角形の直角を挟む二辺の和=長方形の周、ということを知っておくと迷ったときにも解くことが出来るでしょう。また、1:2トンガリ、1:3トンガリについては2019年に渋幕でも出題されており、知識として知っておく必要があります。

▼格子点切り:④-1番
かなり古い灘中の問題ですが、小立方体の切断個数のような問題で頂点=格子点が問われる場合に、実は、段ごとに「格子点切り=GCM+1個」の考え方を使うことで綺麗に解くことができます。テキストの問題は綺麗な数値設定になっていますが、この数値が汚くなればなるほど、「格子点切り」の解法が威力を発揮していきます。


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SSOU(桜蔭)

図形的規則性・整理方法の工夫という桜蔭らしいテーマを主に扱います。

▼図形的規則性:①-Ⅰ、③-Ⅰ
平面図形が絡む問題で最も出題が多いのは、規則性と絡めた問題です。図形はあくまでも材料に過ぎず、これまで習ってきた形で整理し、規則を発見して適用していくことが重要になります。

▼整理方法の工夫:①-Ⅱ、①-Ⅲ、④
桜蔭らしい「文章にある条件」→「整理(と簡単な規則性)」→「適用して試行検証」のタイプの問題です。読解→整理→試行検証のタイプの問題で、それぞれの問題の内容自体は違うものの、取り組んで慣れておくと本番で活きてくるでしょう。

▼の比の比:②-Ⅰ
平面図形が単独で出題されるケースは近年非常に少ないのですが、出題される場合最後の問題となっているのがこの難関校で頻出の「の比の比」の問題です。

▼規則性の発見と利用:②-Ⅱ
規則の発見系の問題ですが、経験がないと最初の図を書くところに難しさがあると思います。曲がる場所が右側に、1ヶ所、2ヶ所、4ヶ所、と増えていくことを掴めばあとはシンプルです。

▼整理方法の工夫、の比の比:③-Ⅱ
整理する型と、割合を使いながら極力計算を省略しがら進めること、あとはの比の比で何が一番最初に尽きるのかを判断することなど、工夫すべき点が多い問題でした。


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SSAZ(麻布)

▼枠の長方形の周の和を利用・1:2トンガリ1:3トンガリ:①-2番、②-1番
三角すいの切り口の作図において、周囲の3つの直角三角形を使って作図する方法を身につけておきましょう。図形パズルの発想で、普通に試行検証してもできますが、長方形の中に三角すいの切り口になる三角形が出来ることから3つの直角三角形の直角を挟む二辺の和=長方形の周、ということを知っておくと迷ったときにも解くことが出来るでしょう。また、1:2トンガリ、1:3トンガリについては2019年に渋幕でも出題されており、知識として知っておく必要があります。。

▼平均の策:④-1番
麻布の過去問です。まず、麻布お得意の方眼用紙を使って図形の性質を使った作図から入り、平均の策で四角すいを求める方法で解くことができます。丁寧に味わっておく必要がある問題です。


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JG特訓(女子学院中学校入学試験対策)・女子学院対策

<JG特訓(女子学院中学校入学試験対策)>
2019年の数値替えセットでした。
例年以上に難易度が高く最難関中レベルの問題セットでした。いつもの年に比べてほぼ全員が苦戦したセットなので、他のライバルも苦しんでいるはずだと思って、得点できる問題を探して確実に取り切ることが重要になりました。
出題されたポイントとしても、高度な知識・技術を要求するものに加えて、「対称性を用いた求角」「工夫の条件整理」と言う伝統的な問題も継続して出題されたものの、攻め口が見えづらく明らかにレベルの高い印象を持ちました。

■1番(4):線対称⇆垂直二等分、対称性の利用 (45°線・30°線)、外角定理
それぞれの技術は触ったことがあるはずですが、組み合わせた応用問題として出題されました。

■1番(5):2パターン調べる
この2つを場合分けして調べるケースは定期的に出題されていますので、対応できるようにしておきたいところです。

■3番:立方体の展開図パターン
立体の展開図がらみの論点を好むので、応用技術ですが習得しておく必要があります。

■4番(2):数字無し時計
見え見えではない形で(2)で出題されているので、反応がしにくかった印象があります。どれだけこの技術に触ってきたかの経験が問われました。

■6番:整理方法の工夫→試行検証
整理方法を問いかける思考力問題はJGお得意のものでありますが、今回の難易度は高かったと思います。この整理の方法の型を頭の片隅に置いておくと良いでしょう。

<女子学院対策>
■1番(1)(2)い:点の移動解法
男子の最難関校・難関校で頻繁に出題されている技術です。広まっていく可能性もあり押さえておきましょう。

■2番(1)(2)ア:合同見つけ
2種類の辺が複数本ずつあった場合に、まず合同見つけを疑いに行きます。(2)は対角線を用いることができないかを考えさせる応用問題です。


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SSKT(駒場東邦)

▼反射/長方形型:③-2番
サピックスのテキストでもあまり触れる機会がなかった長方形型の反射ですが、(2)以降はそれだけに止まらず、数の性質の問題に踏み込んだ応用発展レベルの問題です。まずは(1)を一瞬で解けなければ、そもそもの長方形型の反射の解法を復習してもらうことから始めてもらったうえで、どういう構造で縦横に何本進んでいるのかを把握→逆割算の形で数を逆算する方法で解答するという非常に手の込んだ問題です。学校的に言うと、数の性質分野に難問を出題する駒東もそうですが、開成・渋幕、あるいは桜蔭あたりでも出題可能性が考えられる為、丁寧に学習しておくと良いでしょう。たった1問ですが3問分くらいの重みがある問題です。


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SSWA(早稲田)

今回は「場合の数」が中心のNOです。早稲田においては場合の数の単元も「応用技術」を問うケースが多く、問題を読んで味わった上で学校側が意図した論点・技術に気づいて取り出せるかを問うのが王道といえますので、「発想できた後の処理」は勿論のこと、「どういう理由でどういう問題だと、なんの技術を使う」ということが言葉でいえるようになると相当に力がつくだろうと推測します。

▼②-3番:少ない種類のものを並べる
近年難関校・最難関校で流行りの「イチイチを題材にした応用問題」の中でも、非常に綺麗な問題です。そもそもイチイチ問題を計算で解く解法を理解して知っていて、今回の問題にも適用できるかどうかを見る問題と言えます。

▼③-1番:前の結果利用の表
問題の並びを見ていくと、「偶数・奇数」で場合分けが誘導されていて、個数が増えていった場合を聞いているので、前の結果利用の表を選択するとこちらも非常に綺麗に解くことができる問題です。

▼③-3番:数表(うずまき)
うずまき型の数表は出題頻度はそれほど高くないものの、筑駒を筆頭に最難関校が好む論点です。ここで是非触れておきましょう。


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SSKF(慶應)

今回は「技術の使い方」を問う応用問題が並びました。骨がある単元になりますが、そのまま本番の入試でも活かすことが出来る可能性があるものですので、丁寧に学習して技術を自分の手の内に入れておきましょう。

▼じゃんけんの和差注目:①-3番、②-4番

一回あたりじゃんけんの和差、実際のじゃんけんゲームのはじめと終わりの和差、に注目して解くのが一般的なじゃんけんの問題の解法になります。思考力問題としてではなく、技術で論理的に解くことが出来るようになりましょう。実際の難関校の入試では、この技術をわかった上で、更に応用をかけてくる問題が出題されることがあります。

▼前の結果利用の表:①-2番、③-1番、③-2番
「前の結果利用の表」に「どうやって持ち込むか」が問われる応用問題で、実際の難関校の入試レベルと言えます。一定の経験を要求するものになりますので、ここで経験しておきましょう。


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SSTJ・SSSJ

<SSTJ>
▼はじめ不明のニュートン算・段階的な式作り:①-1番(5)、①-1番(6)、②-3番

ニュートン算の基本の型としてこれらの問題を特に苦もなく出来るように最終確認しておきましょう。

▼不公平の過不足・配るもの違いの過不足:①-1番(1)、②-1番
過不足算の応用問題ですが、難関校ではこれが基本レベルになります。問題なく解けるようにしておきましょう。

▼前の結果利用の表:④-2番、④-3番
それぞれ「一工夫」することで、前の結果利用の表に持ち込んでいくことが出来る問題です。難関校の入試に出題される場合、こういった「一工夫」が要求されるケースが多く、ここまで身につけられていると大きなアドバンテージになります。

▼断面図・投影図:④-1番
難関校で問われがちな断面図や投影図で考えさせることで綺麗に解答出来るタイプの問題です。立体のままイメージすることも勿論ですが、細かな辺の長さを把握する際にいつでも武器として使えるようになっておきましょう。

<SSSJ>
▼はじめ不明ニュートン算・段階的な式作り:①-1番(4)、②-1番、③-1番(5)、③-1番(6)、④-3番
ニュートン算の基本の型として、これらの問題を特に苦もなくすぐに判断して出来るように最終確認しておきましょう。

▼倍数条件で絞る過不足・不公平の過不足・配るもの違いの過不足:①-2番(5)、③-1番(1)、④-1番
過不足算の応用問題ですが、ここまでは学校レベルを問わずよく出題されるパターンでもあり、確実に身につけておく必要があります。

▼等量交換:③-1番(3)
こちらも食塩水の問題における応用的な論点ですが、どの学校でも出題されているものですので、最終確認しておきましょう。


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SSMS(武蔵)

今回も相変わらず武蔵頻出論点である「速さ」「平面図形」です。「速さ」について、近年の武蔵入試レベルを見据えると、②の煩雑な応用問題でしっかりと得点できるように入試までに力をつけて欲しいと思います。

▼①-1番、①-2番、③-1番:速さの「の比の比」
速さの「の比の比」は、最難関校・難関校が好む論点であり、勿論武蔵も例外ではありません。「速さ」「時間」「距離」の3本の内、2本がわかる場合に、発想できるようになりましょう。

▼①-3番、②-1番、②-2番、②-3番:キョリ一定
近年の武蔵のお家芸のような線分図系の煩雑な速さの問題。一見すると易しく見えますが、答えまでの道のりは遠いという問題です。複雑な情報を整理して答えまで到達できるかどうかを見たいという学校側の意図を感じますので、ここは丁寧に答えが一発で合わせられるようになるまでやって欲しいと思います。


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SSFU(雙葉)

SS志望校別特訓の10回目、今回は「速さ」「図形の規則性」「立体、水問題」の回となります。特に、「思考力要素である整理能力」を要求する「速さ」の大問群は、他の学校ではあまり見ないものの、 雙葉では比較的よく出題される問題となります。何か特殊な技術を使わせるのではなく、ただ整理して、使う技術も「速さのつるかめ」や「キョリ一定」など、雙葉受験生であれば全員が知っている技術しか使わない問題で、丁寧な整理能力を学校側が明確に要求している問題と考えることができます。こういった問題に対して、「技術的に面白くない」「整理するだけ」と流すのではなく、一発で正解させにいくことに意識を向けて学習をしてほしいと思います。

▼①2番、②1番、②2番:整理、キョリ一定、比例
上述の通り、整理能力が要求される問題です。時間もまずまずかかりますし、注意を切る瞬間も少なく頭脳の疲労も大きいタイプの問題で、思考体力も要求されます。こういった問題に痺れを切らさず、丁寧に整理をして答えに辿り着けるようになってほしいと思います。

▼③1番、③2番:中心と結ぶ、上向きと下向きで分ける、植木算(両はじ有)、正方形=対角線×対角線÷2
図形的規則性の問題ですが、そこまで難しくはなく、比較的よく使う発想で解くことができます。まずは作図をして規則を見つけにいきますが、その後、植木算の間の個数と同じアプローチをとることができれば、クリアできる問題ではありました。1番の「上向きと下向きで分ける」という方法は、たまに出てくることがありますので、頭のどこかに置いておきましょう。


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SSFE(フェリス)

今回は「立体図形(回転体)」「規則性」「割合の文章題」です。
割合の文章題はオーソドックスで解きやすい問題の出題が多いものの、①-4番(2)のように一般的とは言えない高度な技術を使う問題も稀に出題されて受験生をふるいにかけるケースもあります。また、回転体については単に求めさせるのではなく、今回掲載されているように和に注目させるある種の思考力要素が絡まった問題を出題するのが特徴と言えます。
以下では特に重要な問題に対してコメントしておきます。

▼①-4番(2):休んだ仕事=補う仕事
問題を読んですぐにこの技術を発想できたかどうか、また丁寧に「休んだ日数」を導き出せたかが鍵になる問題でした。

▼②-2番、③-1番:回転体
②-2番は2つの回転体を合わせて考えると求めやすくなるという意図、③-1番は具体的な長さがわからずとも和に注目して進行できることに気づいて欲しいという、出題者の意図を感じる問題でした。双方とも「1つずつは難しい」「1つずつはわからない」→「合わせると求めやすい/求められる」というオチなので、問題に向かっている時に考え方の流れを頭に焼き付けておいて欲しいと思います。


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SSOG

▼へだたりグラフ:A-1、A-2
入試で出題されることが多いものの、通常でテキストで触れる機会が少なかったのがこの「へだたりグラフ」です。問題文を読んで、「折れ目の意味・傾きの意味」を押さえることができれば、決して難しくありません。ここで経験を積んでおきましょう。


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SSKK

今回は「水グラフ」です。何はともあれ「1分①おき」を十分に使いこなすことができているかの確認と、学習機会が少ない「へだたりグラフ」の解釈問題を経験しておきましょう。

▼①-3番、②-2番、②-3番:1分①おきと面積パズル
煩雑になればなるほど、効果を発揮する水グラフの典型技術です。確実に使いこなせているかを確認しておきましょう。

▼②-1番:へだたりグラフの基本
解釈問題といえます。経験する機会も少ないかと思いますので、丁寧に時間をかけて味わって欲しいと思います。


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