【バックナンバー】第2回志望校判定サピックスオープン 平均点・動画解説・難易度分析(23年6月11日実施)

最新のテストの解説・難易度分析は以下の記事よりご覧下さい。

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※振替日程や全ての部の試験実施日時を調査の上、全てのテスト終了後に配信しております。

コベツバでは、2023年6月11日実施、第2回志望校判定サピックスオープンの算数解説・難易度・所感を公開中です。

志望校判定サピックスオープンの平均点・分析・今後の対策などの詳細につきましては、以下の記事をご覧下さい。

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尚、思考力の伸ばし方については、以下の記事をご覧下さい。

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第2回志望校判定サピックスオープンの過去の平均点

過去5年間の4科目平均点は以下の通りです。満点が普段の倍(4科目1000点 / 算数300点)になっています。

 平均点偏差値60ライン(≒アルファクラス基準)
4科合計476.5点(47.65%)589.4点(58.94%)
算数117.2点(39.07%)165.7点(55.23%)

過去2年間の「A:技術」の平均点は以下の通りです(満点:4科目500点 / 算数150点)。

 平均点偏差値60ライン(≒アルファクラス基準)
4科合計285.4点(57.08%)351.1点(70.22%)
算数71.1点(47.4%)99.4点(66.27%)

過去2年間の「B:思考力」の平均点は以下の通りです(満点:4科目500点 / 算数150点)。

 平均点偏差値60ライン(≒アルファクラス基準)
4科合計201.3点(40.26%)256.4点(51.28%)
算数45.1点(30.07%)70.2点(46.8%)

<算数A>第2回志望校判定サピックスオープンの難易度・所感

コベツバの解説ではどんな悩みが解決するの?

6年生、第2回志望校判定サピックスオープンのAです。
全体感を見ていきますと、レベルAが95点、残りがレベルBの55点ということで、サピックスオープンの算数Aとしては難易度の高いセットになった印象を持ちました。
また、内容は全問が技術系の問題で構成されており、大問5番・6番が応用問題という配置となりました。
特に、レベルAの問題で取りこぼしがある場合は、今回間違えた論点だけではなく、その周辺部分にも身についていない論点があると考えて、忙しくなっていく夏休みまでの間に計画的に復習を行って頂くことをお勧めします。

以下、レベルBの問題に対してコメントしておきます。

■3番(3):スリーバイツー

直方体が組み合わさった立体の表面積なので、スリーバイツー+影を使って解きました。
とはいえ、ここでは3つの直方体の表面積を求めてから、重なりを引くことでも求めることができたかと思います。

■3番(4):点の移動解法、等高図形(割合有)

三角形の頂点が中途半端な場所にあることから、点の移動解法を選択して解くことができます。

■4番(3):等差数列

最初と最後の数が分かれば、あとは偶数だけの等差数列に持ち込んで処理することができます。

■5番(2)(3):キョリ一定、流水上で出会う→流速消去、速さ整理

(2)、ダイヤグラム上で、よくある「ダイヤグラムの距離一定」ではない形での距離一定を使わせる珍しい問題であり、難しく感じる人も一定数いたのではないかと思います。
(3)、流水上の出会いが2パターンということで、和に注目するといずれの場合も2つの静水時の和と等しくなることから切り込んでいくことができます。
面白い問題でした。

■6番(2)①②(3):石入れ、長方形の組み合わせ図形、不足している部分の水を求める

正面から見た図で整理しながら、石入れで(2)①を処理、立体の体積を奥行きで割って面積にした上で、長方形の組合せ図形として(2)②を処理することができます。
最後は、完全に水没状態を考えて、不足している水を減らすというアプローチで綺麗に解くことができます。

<算数B>第2回志望校判定サピックスオープンの難易度・所感

コベツバの解説ではどんな悩みが解決するの?

6年生、第2回志望校判定サピックスオープンのBです。
全体感を見ていきますと、レベルAが約3分の1、レベルBが約6割と大きくなっており、残りがレベルCでした。
レベルBの比重が大きいことから得点差のつきやすい内容になったと想像します。
大問1番(1)(2)だけが技術系の問題で、他は思考力問題でした。
忙しい6年生はなかなか思考力のトレーニングを行う時間を作るのが難しいかもしれませんが、志望校が思考力問題を多く出題する学校である人は習慣的に思考力問題のトレーニングを積んでいくことが良いでしょう。

以下、レベルB以上の問題に対してコメントしておきます。

■1番(3):グラフで整理

近年、難関校・最難関校で散発的に見かける、「技術系の大問の最後でグラフで整理させる」ということを狙った問題だと解釈しました。
水問題や、図形の移動、点の移動など時間変化の問題において、手段として持っておきたいところです。

■2番(3)①②、(4):大小関係に注意、試行検証

典型的な試行検証系の思考力問題。
思考力問題の好みだけではなく、普段からの訓練やトレーニングに取り組んでいるかどうかによって、得点が変化しやすいタイプの問題でした。

■3番(2)(3)(4):作図、試行検証、組合せ探し、相→面、(1)①から学ぶ

まず、例題や(1)を自分の手で作図していくことで、一体どういうことを表現しようとしているのかを理解した上で、(2)以降に着手していきます。
実はそれほど複雑ではなく、オチとしては平方数を複数組み合わせて数を作らせて、図で表現させるという問題でした。

第2回志望校判定サピックスオープンの算数解説動画

今回の記事では、第2回志望校判定サピックスオープンの解説動画を配信させて頂き、 分からなかった問題の解消にお役立て頂くことを目的としております。
ただし、「算数A」 5番、6番、「算数B」2番、3番は、StandByメンバー様との公平性の観点よりご意見を頂きましたため、大変申し訳ございませんが、メンバー様限定とさせていただきます。是非無料体験登録の上、ご覧ください。

※テストが実施された当月か、翌月に無料体験を申込まれた方は、無料体験内容にこのテストは含まれます。また、サピックステキスト解説と併せてご購入いただくこともできますし、このテスト解説だけをご購入いただくこともできます。(2024年受験組に限る)

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「算数A」1番〜4番

「算数B」1番

「算数A」 5番、6番、「算数B」2番、3番

StandByメンバー様用全問解説はこちら

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