【バックナンバー】第1回志望校判定サピックスオープン 平均点・動画解説・難易度分析(23年4月16日実施)

最新のテストの解説・難易度分析は以下の記事よりご覧下さい。

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※振替日程や全ての部の試験実施日時を調査の上、全てのテスト終了後に配信しております。

コベツバでは、2023年4月16日実施、第1回志望校判定サピックスオープンの算数解説・難易度・所感を公開中です。

受験生にとって初めての午前・午後通してのテストです。疲労が溜まるテストだとは思いますが、実際の入試での午前・午後入試の際のイメージを持てると良いですね。

技術(A)と思考力(B)を分けて測ることができるため、対策というよりも現状の把握と今後の過ごし方の指針になるテストになるでしょう。

状況の把握とそこから何をすべきかについては以下の記事をご覧ください。

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第1回志望校判定サピックスオープンの過去の平均点

過去5年間の4科目平均点は以下の通りです。満点が普段の倍(4科目1000点 / 算数300点)になっています。

 平均点偏差値60ライン(≒アルファクラス基準)
4科合計484.0点(48.40%)600.0点(60.00%)
算数137.3点(45.77%)186.7点(62.23%)

過去3年間の「A:技術」の平均点は以下の通りです(満点:4科目500点 / 算数150点)。

 平均点偏差値60ライン(≒アルファクラス基準)
4科合計275.8点(55.16%)344.3点(68.86%)
算数79.0点(52.67%)107.1点(71.40%)

過去3年間の「B:思考力」の平均点は以下の通りです(満点:4科目500点 / 算数150点)。

 平均点偏差値60ライン(≒アルファクラス基準)
4科合計218.6点(43.72%)271.1点(54.22%)
算数56.2点(37.47%)81.9点(54.60%)

<算数A>第1回志望校判定サピックスオープンの難易度・所感

コベツバの解説ではどんな悩みが解決するの?

6年生、第1回志望校判定サピックスオープンのAです。
全体感を見ていきますと、レベルAが約8割弱、残りの約2割がレベルBと言う比較的易し目の難易度セットとなりました。
また、全問が技術系の問題で、それぞれの問題には技術的テーマを考えて設計された跡が伺える内容でした。
従って、出来なかった問題や時間がかかった問題の論点については、復習して問題の姿形が変わっても出来る様にしておくことが望ましいでしょう。

以下、レベルBの問題に対してコメントしておきます。

■3番(2)②:隣辺比、等高図形(割合有)、チョウチョ

よく見かける問題ですが、6年生の4月の段階ということでレベルBに設定しています。
解説のように隣辺比で解くことも出来ますし、よくあるダブルチョウチョで比をとって解くことも出来ます。

■4番(1)(2)②:植木算(最小人数をおいて規則性)、別解)植木算(両はじ無)

古典的な植木算の応用技術をテーマにした問題です。
実際の入試問題では見かけることが大分少なくなっていますが、いざ出題された場合にも対応できるようにしておく必要があるでしょう。
解説では、最小人数をおいてスライドさせる方法と、植木算の両はじ無タイプを組み合わせる方法の2つで解いています。

■6番(2)(3):時間一定、同時刻同記号、進んだ距離の和に注目

やや煩雑な線分図を書いて、整理することができるのかということを目的とした問題に感じました。
応用問題の「速さ」では、線分図あるいはダイヤグラムで整理をした上で、そこから問題解決が開始されるケースがほとんどです。
従って、今回のような問題に対応できるように訓練していく必要は大いにあることも改めて伝えておきたいと思います。

<算数B>第1回志望校判定サピックスオープンの難易度・所感

コベツバの解説ではどんな悩みが解決するの?

6年生、第1回志望校判定サピックスオープンのBです。
全体感を見ていきますと、レベルBの比重が7割と大きくなっており、残りをレベルAとCで構成している為、非常に差がつきやすい内容になったのではないかと想像します。
試行検証、読解、整理、誘導とバランスよく思考力の要素が散りばめられた重量級の問題群でした。
関東圏を中心に難関校の多くは大問1問以上を思考力問題が占める傾向が続いており、志望者は思考力問題の攻略を避けて通ることはできない為、苦手としている人は時間を決めてトレーニングしていくのが良いでしょう。

以下、レベルB以上の問題に対してコメントしておきます。

■1番(1)②(2)(3):着眼点を探す、試行検証

虫食い算の難問でした。
一般的にはケタ数と一の位に注目することで解けるケースが多いのですが、今回のような応用問題になってくると総合的な思考力が試されます。
どこから攻めるかの着眼点を探すことや、数字を絞ること、あとは試行検証をためらわないことが鍵を握ったかと思います。

■2番(2)(3)(4):(1)の着眼点を活用、(1)(2)の着眼点を利用、場合分け、(1)(2)(3)の着眼点を利用

デジタル時計の規則性を活用した思考力問題です。
小問がそれぞれ次の問題へと繋がっていくステップになっており、考え方のかけらを手にした上で次の小問に臨むことができれば解きやすかったかと思います。
(4)は一見すると大変そうなので、飛ばした人が多かったのではないかという理由でレベルCをつけていますが、意外と問題に入り込みさえすればそこまで時間をかけることなく解ける応用問題でした。

■3番(2)(3)(4)(5):(1)の観点を利用、整理、グラフの利用、着眼点を探す、試行検証、同時スタート戻り=リピート開始、(4)の利用

(1)の問題が置かれている理由を考えて利用することができるかが、まず大きな分かれ道になったのではないかと想像します。
ここで、内側と外側を分けて考えることができれば、比較的楽にその後の問題を考えるアプローチが見つかったはずです。
(2)で具体的に試していく中でより一層イメージすることができますし、あとあとの(4)(5)に繋がっていく内容にもここで触れていることになります。
(3)が難しかったのではないかと思いますが、1回目だけではなく2回目も聞かれている為、グラフを描いて整理して解いています。
また、(3)と(4)(5)の繋がりはないですが、(4)では外側が黒で埋まる時だけを実験しようという判断ができれば、(2)から接続して解いていくことができたのではないかと思います。

第1回志望校判定サピックスオープンの算数解説動画

今回の記事では、第1回志望校判定サピックスオープンの解説動画を配信させて頂き、 分からなかった問題の解消にお役立て頂くことを目的としております。
ただし、算数Aの5・6番、算数Bの2・3番は、StandByメンバー様との公平性の観点よりご意見を頂きましたため、大変申し訳ございませんが、メンバー様限定とさせていただきます。是非無料体験登録の上、ご覧ください。

※テストが実施された当月か、翌月に無料体験を申込まれた方は、無料体験内容にこのテストは含まれます。また、サピックステキスト解説と併せてご購入いただくこともできますし、このテスト解説だけをご購入いただくこともできます。(2023年受験組に限る)

StandByメンバー様用全問解説はこちら

   
   
   
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算数A 1番〜4番

算数B 1番

算数Aの5・6番、算数Bの2・3番

StandByメンバー様用全問解説はこちら

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コベツバでは、「中学受験算数で必要になる土台となる技術を体系的に復習したい」「(難関入試に必要とされる)思考力を伸ばしていきたい」というお子様に向けて、コベツバWeb授業を配信しております。

分野別に分かれた教材・確認テスト(順位・表彰付き)や、毎週2問ずつ思考力を求められるテストを配信しております。

コベツバWeb授業の使い方につきましては、以下の記事をご参考下さい。

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