【バックナンバー】第4回合格力判定サピックスオープン 平均点・動画解説・難易度分析(21年12月5日実施)

最新のテストの解説・難易度分析は以下の記事よりご覧下さい。

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※振替日程や全ての部の試験実施日時を調査の上、全てのテスト終了後に配信しております。コベツバでは、 2024年4月14日実施、第1回志望校判定サピックスオープンの平均点・算数解説・難易度・所感を公開中です。受験生にとっ[…]

最後の合格力判定サピックスオープンとなりました。

受験まで残り2ヶ月弱。合格力判定サピックスオープンの問題レベルはテキストで学習してきたレベル(応用的なものを含む)をちょうど復習することができるテストです。
コベツバのレベルAは中堅校で必須の技術、レベルBは難関校で必須の技術と考え、しっかり抜け漏れを確認しておきましょう。
また、技術的な抜け漏れを確認すると共に、理解したものを得点しきれるようにテストの振り返りを行いましょう。

以下のコベツバradio・記事では残り100日を切った受験生に向けて、志望校合格を掴み取るために何をすべきかというお話をしております。ぜひ参考にしてみてください。

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よく「テスト中に見直しする時間が取れなかった」「どうしても思いつかなかったけど、解説を聞いたらすぐわかった」と言うお子様がいらっしゃいます。
しかし、本番はそのミス1つ、技術の引っ張り出し1つで合否が決まってしまいます。

ケアレスミス対策の記事でも記載させていただいた通り、難しい問題にアタックしている最中でもミスをなくせるように、普段からミスをなくす行動を呼吸をするかの如くできるところまで高めておきましょう。また、「思いつかなかったけど理解している」場合は、そこで終わらずに「では何を書いていたら気付いていたのか?」という点に注目して解説を確認しましょう。図でしっかり整理できていたのか、「同じ」を表す記号をかけていたのか、などを振り返ることによって、次は必ず気付けるところまで持っていきましょう。

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コベツバでは、第4回合格力判定サピックスオープンの算数解説・難易度・所感、例年の平均点を公開中です。

1: 第4回合格力判定サピックスオープンの例年の平均点

第1〜3回の合判の平均点は、2021年度を含め、例年4科合計が290〜310点、算数が80〜100点と60%前後となることが多かったですが、今回も同様の傾向を示す可能性は少なくありません。

一方で、昨年度の第4回合判の平均点は4科合計が277点(55%)、算数が75.2(50%)と低く、講師村中も「この1年間で学校別オープンを除くと最も難易度の高いテスト」と講評するテストとなりました。
今年度も、第1〜3回に比べて大きく難易度が上がる可能性もあります。

スタンバイ SAPIX(サピックス解説・対策)では、SS特訓を含むサピックステキスト解説を配信しております。

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2: 第4回合格力判定サピックスオープンの難易度・所感

第四回、最後の合格力判定サピックスオープンでした。
全体感としてはレベルAとレベルBが48%ずつ、レベルCが1問という構成になりました。
レベルBでも難易度の高いものも多く全体的に難しく感じた人も多かったのではないかと思います。
内容としてはほぼ全問が技術系の内容です。
基本技術から応用・発展技術まで明確な意図を持って出題されたように感じる内容でした。
つまり、出来なかった場合は各技術ごとに見直した上で入試本番で使えるように仕上げてもらうことが最も重要になります。

以下、レベルBの問題に対してコメントしておきます。

■1番(3):部分分数分解

レベルAに近しいレベル Bです。
ただし、分母が積で表現されており、掛け算で表現されている時と比べて気づきにくい為、レベルBに設定しています。
とはいえ、本番ではどちらで出題されても判断できるようになっておきましょう。

■2番(4):真ん中影武者

応用技術である真ん中影武者の典型問題です。
使いこなせているかどうかだけを問う問題でした。

■2番(6):中央値に注意

「中央値」という言葉をそのまま出題される珍しい論点ですが、2021年に筑波大学附属が論点として出題していることもあり、ここで触れておいて欲しいという意図だと思います。

■2番(7):前の結果利用の表

応用技術である「前の結果利用の表」を使う判断できるかどうかの問題でした。
図形系の前の結果利用の表をいくつか経験したことがあれば発想しやすかったとは思います。

■3番(2)イ:二等辺作り

アが終わった段階で使っていない条件である「正三角形の辺の長さ」に着目して、もう1つ同じ長さを作るという発想が問われた応用問題でした。

■3番(3):半分パズル

問題の長方形の中を貫通するように直角の線が入っていることから半分パズルを連想。
中央が重複するタイプの処理をここで確認しておきましょう。

■3番(5):→補助線、立方体のナナメ頂点打ち

典型的な立体思考力の問題。
苦手意識のある人は「→補助線」を道具として使えるように練習すると確実に解けるようになります。

■4番(1)③、(2):真ん中平均、連続整数の和で表現

(1)③は、不明なものが4つ連続して和が分かるということで「真ん中平均」を連想できるかどうかが問われました。
(2)は発展的技術であり、関東圏の難関校・最難関校で出題が続いている「連続整数の和で表現」の技術的問題。
ほとんど出会うことがなかった技術かと思いますので、ここではポイント含めてしっかりと復習しておきましょう。

■5番(2)(3):キョリ一定

速さの問題としてはシンプルに線分図で整理して距離一定をやっていくだけ、の問題でした。
ただし、やや煩雑ではありレベル Bに設定していますが、本番では偏差値帯によらず頑張ってこのレベルは正解したい問題です。

■6番(2):(1)の利用、参考)3つのつるかめ

(1)の不定方程式で求めたパターンは(2)でも使えることから、それを活かせないかを考えた上で、1つを求めてスライドさせていくという「3つのつるかめ」や「差のつるかめ」の形のアプローチで解いています。
やや最初の計算が煩雑ですがそこをクリアすれば一気に答えを求めることが出来ます。

■7番(2)(3):台形ペケポン、グラフで整理、ダイヤグラムの距離一定

(2)は丁寧に作図した上で、×を視覚的につかむことができるかどうかが問われました。
(3)はグラフで整理した上で「同時間に同面積=交点」というアプローチで攻めることを判断して、最後はダイヤグラムの距離一定で処理しています。
今回のように点移動においてグラフを書く判断を行う問題は難関校で稀に出題されており、頭の片隅に置いておくと良いでしょう。

3: 第4回合格力判定サピックスオープンの算数動画解説

今回の記事では、第4回合格力判定サピックスオープンの解説動画を配信させて頂き、 分からなかった問題の解消にお役立て頂くことを目的としております。
ただし、4〜7番は、StandByメンバー様との公平性の観点よりご意見を頂きましたため、大変申し訳ございませんが、メンバー様限定とさせていただきます。是非無料体験登録の上、ご覧ください。

※テストが実施された当月か、翌月に無料体験を申込まれた方は、無料体験内容にこのテストは含まれます。

StandByメンバー様用 第4回合格力判定サピックスオープン 全問解説はこちら

   

   
   
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StandByメンバー様用 第4回合格力判定サピックスオープン 全問解説はこちら

4: コベツバからのお知らせ(過去問解説・コベツバWeb授業)

コベツバでは、最難関・難関校の過去問解説動画を配信しております。

対象校は「男女御三家」「渋幕」「聖光学院」「駒東」「早稲田」「慶應普通部」「海城」「豊島岡」「筑駒」「栄光」「慶應中等部」「フェリス」「早実」「灘」「甲陽」「渋渋」「久留米大学附設」「東海」「ラ・サール」「広島学院」です。

皆さまが合格したいという各学校の「合格点」「問題難易度」「出題分野」は大きく異なります。コベツバの過去問解説では、『得点の自動集計機能』『難易度・分野別の分析機能』を活用することが可能ですので、取り組み後の振り返りとお子様に適した戦略作りにお役立てください。
   

   

「中学受験算数で必要になる土台となる技術を体系的に復習したい」「(難関入試に必要とされる)思考力を伸ばしていきたい」というお子様は、コベツバWeb授業をご利用下さい。

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過去問動画解説とコベツバWeb授業の使い方につきましては、以下の記事を参考にしてみて下さい。
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