こんにちは。
「今週の学びの話をしよう」では、毎回の算数学習単元での重要ポイントについて、参考になる情報を提供致します。
『StandBy』サービスが提供する「重要ポイント動画」や「解説動画」の一部を公開させて頂きます。ご登録頂けますと、サピックス算数テキストであるデイリーサポートのNo25の全問解説・ポイント動画・類題動画が全てご覧いただけます。
NO25は「比と割合(2)」です。
今回の「比と割合(2)」も、ほぼ復習メイン、仕事算や相当算を中心とした単元です。
上位帯は新しく「等分点」「タイル切り」のポイントを学習します。等分点は渋幕・麻布で、タイル切り(及びその応用)は渋幕・豊島岡・麻布で過去に出題されたことがあります。
重要なポイントは以下の通りです。
1: 全員共通で学習すべきもの
残りの→二段線分図(A-1、B-1)
サピックス算数教材:デイリーサポート[B-1(比と割合(2))]問題解説
「残りの」何分の何ということを示す表現があった場合に即座に取り出せる必要があります。またちょうどでなく+や-がかかる場合の処理もできるようになりましょう。
比例式(A-3、D-4)
差一定でも和一定でもない場合に比例式であることをわかった上で、矢印の方向を変化させるなど適切に式に持ち込めるようになりましょう。
全体=かかった時間のLCM○(B-2、B-4、C-1)
はじめの一手で全体量をかかった時間のLCMでおくことを自然にできるようになりましょう。
セットで考える(休み歩きの考え方)(D-1、D-3、E-2)
速さの「休み歩き」と同じ考え方になります。セットを作って、セットとその残りとして処理します。慣れてしまえば決して難しくありません。
2: 上位帯が学習すべきもの
等分点・タイル切り(E-3)
等分点は、分数の表現であることさえ知っていれば、そこから様々に活用していくことができます。E-3のように書き出さなければ答えが出ない問題も麻布で出題があります。タイル切りは、今回の問題では使わなくとも解けるものですが、使わないとかなり難解になるものも出題されることがあり押さえるべきポイントです。
センターライン補助線(SAPIO p13 1番)
有名な立体で立方体の枠を描いてから作図するとわかりやすいです。またこの立体の展開図はセンターラインを用いて頂点うちを行うとわかりやすいこともセットで身につけておきましょう。栄光・開成・桜蔭・豊島岡・聖光学院あたりの志望者は押さえるべき問題。
あまりの世界(SAPIO p14 1番)
「あまりの世界」を用いた良問で、調べ上げ・勘で解く問題ではありません。開成・麻布・桜蔭・難易度が上がった現在の女子学院の志望者は取り組むべき問題。
以上です。
今週の学習のご参考になれば幸いです。