こんにちは。
「今週の学びの話をしよう」では、毎回の算数学習単元での重要ポイントについて、参考になる情報を提供して行きます。
『StandBy』サービスが提供する「重要ポイント動画」や「解説動画」の一部を公開させて頂きます。ご登録頂けますと、サピックス算数テキストであるデイリーサポートのNo20の全問解説・ポイント動画・類題動画が全てご覧いただけます。
NO20は「ニュートン算」です。
今回の「ニュートン算」は、前回の平面図形に引き続き軽いNOです。但し、5年生の終わりに学習したことを忘れてしまっている場合は丁寧に学習し直す必要がありますが、あわてる必要はありません。5年末の学習内容から新しいことは決して多くありません。(と言いますか、ほとんどないくらいです。)
重要なポイントは以下の通りです。
1: ニュートン算の式作り(A-1、A-2、A-3、B-1、B-2、C-3)
問題文を読んで、「入れながら出す物語だと判断」→「ニュートン算の式作り」という流れを取れるようになりましょう。的確に判断ができることと、スムーズに式を作れるまでが勝負です。
あとは、2つの式の差を取るくらいの作業で終わりです。
2: はじめ不明のニュートン算(A-4、B-3、C-1、C-2、C-4、D-1、D-2、D-3、E-1、E-2、E-3、E-4)
いわゆるニュートン算として入試で出題される典型問題で、今回のほとんどの問題がこれです。
はじめの量が不明なので、「はじめ」という言葉の式で置いてしまって、かかった時間のLCM◯で置いてしまうと、あとはニュートン算の式作りと同じです。
これだけ経験しておけば大丈夫でしょう。実にワンパターンですので、「基礎トレレベルだな」と思えるようになればOKです。
サピックス算数教材:デイリーサポート[D-3(水をくみ出す(応用))]問題解説
3: 段階的な式作り(C-2、D-2)
あえてポイントにするまでもない気もしますが、通常のニュートン算があまりにも固定化されたワンパターンで進行するので、変化をつけられると転んでしまう子供達がいることを懸念してつけました。
通常割り算で表現するニュートン算を、掛け算で表現して「1分で減った量」×「時間」=「その時間で減った量」として、「途中までの減った量」を一段階目で求めてしまうというだけの話です。
4: 正四面体の切断(今週の立体切断1番、2番)
今週の立体切断は、「正四面体の切断」になります。
直方体や立方体のように垂直に側面が立っている訳ではありませんので、必要な面を平面図形の図として取り出して書いてしまうことが重要なポイントです。
そこで使うのは、「中チョウチョ補助線」という過去に「分野別補充プリント」で学習したポイントを使います。難関・最難関志望者はここまでできるようになってもらうと良いでしょう。
なお、『StandBy』にてこれらの「ポイント動画」を含む「全問解説・ポイント動画・類題動画」を公開しております。
今週の重要ポイントまとめ
1: ニュートン算の式作り(A-1、A-2、A-3、B-1、B-2、C-3)…デイリーサピックス「水をくみ出す(基本)」「改札口(1)」に対応
2: はじめ不明のニュートン算(A-4、B-3、C-1、C-2、C-4、D-1、D-2、D-3、E-1、E-2、E-3、E-4)…デイリーサピックス「水をくみ出す(基本2)」「水をくみ出す(応用)」「改札口(2)」「草を食べる(基本)」「草を食べる(応用)」「駐車場にとめる」「水の量をかえる」に対応
3: 段階的な式作り(C-2、D-2)…デイリーサピックス「改札口(2)」「草を食べる(応用)」に対応
4: 正四面体の切断(今週の立体切断1番、2番)
以上です。
今週の学習のご参考になれば幸いです。