【入試速報】2025年早稲田実業学校中等部 算数難易度 傾向 対策

公開中!

この記事を見て分かること〜

早稲田実業学校中等部の2月1日実施、2025年度入試を踏まえた
難易度/傾向分析 by 最難関合格率8割超講師
入試基本情報(ex 偏差値/受験人数/合格最低点)
来年度に向けた対策

この記事に関連したおすすめ情報〜

最難関・難関校の入試速報と対策の一覧ページ
顧客満足度95%超! 合格多数のコベツバ過去問動画解説

他受験生と圧倒的な差がつくプロの技を学べるポイント動画
∟苦手分析機能や卒業生の正答率が分かる

その他、コベツバでは、予習シリーズサピックステキストの解説校舎のトップ層が多数在籍するコベツバweb授業Top Gun特訓を配信しております。

トップページから塾や学年別の学習法無料記事もご覧になれます。

2025年入試の基本データ

早稲田実業学校中等部の偏差値(サピックス/四谷大塚/日能研)

 サピックス四谷大塚日能研
2025
2024男 57
女 60
男 64
女 68
男 64
女 67
2023男 56
女 59
男 64
女 68
男 62
女 66
2022男 57
女 60
男 64
女 69
男 65
女 66
2021男 56
女 59
男 63
女 68
男 66
女 67
2020男 55
女58
男 64
女 69
男 66
女 67

早実は共学人気のため近年人気が高まっている学校ですが、サピックスでは偏差値が男女ともに1上がり、四谷大塚では1下がっています。

早稲田実業学校中等部の受験者・合格者数・受験倍率推移

男子

 受験者合格者倍率
2026
2025345804.31
2024330873.79
2023295823.59
2022308863.58
20213291023.23
20203591023.52
20194191034.07
20183541023.47
20173291033.19

※帰国生徒数を含みます。

大きく見ると受験者数は増加トレンドであると言えます。2019年は400人を突破し倍率は4倍を超えていますが、2020年は揺り戻しとして、少し落ち着きました。それでも大きく見れば増加トレンドにあると言えるでしょう。

女子

 受験者合格者倍率
2026
2025202464.39
2024196503.92
2023188483.92
2022192493.92
2021195503.90
2020222554.04
2019232574.07
2018204583.52
2017186533.51

※帰国生徒数を含みます。

女子は男子よりも激戦となっており、志望者は年々増加トレンドにあります。今後も倍率は4倍前後を推移するのではないでしょうか。

早稲田実業学校中等部の合格最低点・受験者平均点

【4科目】

 合格最低点(男)合格者最低点(女)
平均182.8 (61%)195.9 (65%)
2025
2024189200
2023192202
2022172185
2021203208
2020194214
2019179198
2018168181
2017177190
2016171185

男女で合格最低点が15点ほど異なり、女子の方が高得点を得点できなければ合格できない状況となっています。とは言え、年々受験者数が増えていることから、2021年までは男女ともに合格最低ラインは上がっており、6年前は男子は5割強、女子は6割が合格最低ラインであったものの、2021年には男子も6割以上、女子に至っては7割が合格最低ラインです。過去問に取り組む受験生は過去問の時点の合格最低点+20〜30点が今の合格最低ラインになる可能性があることに注意して取り組む必要があるでしょう。

尚、2022年は男子が5割強、女子も6割強まで合格最低ラインが戻っています。

【算数】

 受験者平均
平均55.0 (55%)
2025
202455.1
202361.7
202255.5
202152.6
202057.6
201957.9
201846.7
201752.5

算数は問題が難しいことで知られており、受験者平均点は5〜5割強を推移しています。

早稲田実業学校中等部の科目別配点と試験時間

 点数制限時間
国語100点60分
算数100点60分
理科50点30分
社会50点30分

2025年早稲田実業学校中等部入学試験の算数

早稲田実業学校中等部入試の振り返り

2025年、早稲田実業学校中等部(早実)の入試でした。
全体感としてはレベルAが約57%、レベル Bが約37%、レベルCが約6%と標準的な難易度セットとなりました。
出題の特徴としては、文章題(割合有・割合無)の大問の出題がなく、代わりに珍しく図形の移動の大問の出題があったことが1つ。
もう1つは、思考力問題が珍しく立体図形の展開図組み立ての出題だったことです。
ただ、難易度はそこまで高くないため、受験生への影響はそれほど大きくはなかったかもしれません。

以下、レベルB以上の問題に対してコメントしておきます。

■2番(2):区切り面積、平行の発見、合同見つけ、平行線Z角、区切り面積

難問でした。
最終的には合同見つけ→角度打ち→同じ角度から平行線の発見→チョウチョ、という流れで解くことができますが、平行の発見が難しかったかと思います。

■3番(3):自長(の和)でキョリ一定

比較的レアな2つの列車の和を用いたキョリ一定の問題でした。

■4番(3):平行移動の重なり面積、グラフ描き、グラフの利用

煩雑なものを避けずに自分でグラフを再度書く判断ができたかどうか、その上で丁寧に数値を追いかけて正しく答えに到達できるかが問われました。

■5番(3):右から見た図、平均の策

①、落ち着いて右から見た図で捉えられればクリアできます。
②、①の右から見える三角形の柱体に加えて、今度は前から見た図で平均の策を使う判断が求められました。

早稲田実業学校中等部志望者向け 来年度に向けた対策

■1: テキスト基本レベルで失点しない
ほぼ同程度の学力の子供達同士の戦いになることから、2025年度でも多くを占めるレベルA(=基礎レベル)での失点があると非常に危険です。従って、基礎レベルでの失点を最小限に抑えるのは合格のための最低条件になります。各塾のテキスト基礎レベルでは絶対に穴を作らない、秋以降は穴を一つ一つ潰し続けていく学習を心がけることが重要です。

■2: 思考力を継続的に養成する
早実は出題の振れ幅が大きく、技術系中心から思考力系中心まで過去のセットでは出題しています。2025年は大問1問、2023年は大問2問、思考力の出題がありました。従って、思考力問題に対しての対応力は疎かにすることはできませんので、継続的に受験本番まで磨いていくことが望まれます。

■3: テキスト応用レベルまでの技術習得を徹底する
2024年の「円の回転数=中心の移動距離÷円周」や2022年の「平面分割」「反対購入の差集め」など、応用技術を使わせる問題が出題されました。また、技術をそのまま適用するだけではなく、「整理」「読解」などを最初に要求して、その上で技術を使わせるパターンも多く、しっかりとそれぞれを手の内に入れておく必要があります。

最難関・難関校の入試速報と対策の一覧ページ
顧客満足度95%超! 合格多数のコベツバ過去問動画解説

他受験生と圧倒的な差がつくプロの技を学べるポイント動画
∟苦手分析機能や卒業生の正答率が分かる

その他、コベツバでは、予習シリーズサピックステキストの解説校舎のトップ層が多数在籍するコベツバweb授業Top Gun特訓を配信しております。

トップページから塾や学年別の学習法無料記事もご覧になれます。

早稲田実業学校中等部志望者向けの対策・動画配信サービス

中学受験コベツバでは、上記の分析・出題傾向を踏まえて、早稲田実業中学志望の子供たちを対象に、以下のサービスを配信をしております。毎年、多数の早稲田実業志望者が算数強化を目的にコベツバを活用して、早稲田実業中に合格しています。

🌸合格者の声🌸はこちら

スタンバイ SAPIX(サピックス全問解説・対策)
予習シリーズ解説動画・対策サービス
中学受験 コベツバ 入試過去問動画解説
コベツバweb授業| 中学受験算数がこれ1本で完成する動画参考書