予習シリーズ 6年生 算数:下第6回 図形(2) のおはなし

こんにちは。

こちらの記事では、予習シリーズの算数学習単元での重要ポイントについて、参考になる情報を提供しております。

ご登録頂きますと、以下のテキスト・問題の全問解説とポイント動画が全てご覧いただけます。

テキスト名配信内容
予習シリーズ全問
演習問題集全問

算数テキスト全問動画解説 サービススタンバイ(StandBy) 「数年先まで予約不可能になったトッププロ家庭教師を一家に一台」 詳細はこちら

 

今週の学び

第6回の「図形(2)」は、主に「平面図形」と「図形の移動」の単元です。「平面図形」も一部の特殊な学校を除いて非常に多くの学校で頻出の単元であり、十分な力をつけておく必要があります。1つ1つの技術の多くは既に一度は学習済ではありますが、多くの技術が混在した中で初見の難問に立ち向かう力を養ってほしいと思いますし、一部新出のものもあるかと思いますので最難関校志望者は押さえておきましょう。また、過去に学習した記憶があるものの、定着が不十分であることが判明した技術については丁寧に復習をかけておくと良いでしょう。

以下、重要な技術またはこれまでに掲載が少ない技術に対して記載します。

️同位角Z角二等辺作り:予習シリ「1行問題① 9番別解」

元々、灘中で伝統的に好まれる論点で、関西の難関校の一部に広がってきた論点です。今回の問題では点線が引かれていますが、本番ではそういった誘導がない中で自分で線を引く必要がある難問になります。関西最難関校志望者はマークしておきましょう。



️ベンツ切り作り:予習シリ「1行問題② 2番」、演習問題集「8、18番」

全国の難関校でも出題が続いている「ベンツ切り作り」です。三角形の「3つの頂点から直線が出ていればベンツ切り」で、気付きやすいのですが、2つの頂点から直線が出ていれば「ベンツ切り作り」を連想できるようになると強いです。



️反射の鏡の世界:予習シリ「1行問題① 6、7番」、演習問題集「16、17、18番」

長方形型、三角形型のどちらの場合もよく見かけますので、できるようになっておきましょう。作図がやや面倒ではありますが、これらの問題ぐらいのものはしっかりと書けるようになる必要があります。



️反射/長方形型:予習シリ「1行問題② 7番別解」

長方形の枠内での反射については、縦方向上下の動きの合計:横方向左右の動きの合計は、常に一定で推移します。この性質を用いると容易に解ける問題も多く、鏡の世界と合わせて身につけてほしい技術です。



️①秒後解法:演習問題集「21番」

「●●になるのは何秒後」という問の立てられ方で発想してほしい解法です。①秒後に問題文が言っている状態になったと考えて①を使って作図して、その①の値を求める解法です。特に今回のように2つ以上のものが動く場合に、威力を発揮します。



️影武者:予シリ「応用演習 6番」

点移動の問題で①秒後解法と対になって使用する応用技術です。①でやった場合に解けない、または手数がかかりすぎるケースで発想しますが、影武者を使う典型的な問題も多く、ここで経験しておくと良いでしょう。



️直角クロス:演習問題集「9番」

折り返しの平面図形の問題で登場する応用論点です。こちらも伝統的に灘中で何度か出題されて、関西難関校に拡散していった論点と位置付けられています。特に関西難関校志望者は意識して身につけておきましょう。



️一点共有する等積の「ガ」:演習問題集「10番」

筑駒や豊島岡など、作り手の先生の力量を感じる問題を作成する学校で散発的に出題されるレアな応用論点です。難関校志望者は意識しておいてほしいと思います。平行が発見されて、その平行線を使って解いていくことができます。



️真ん中影武者:演習問題集「24番」

「3点移動で二等辺三角形」という場合に真ん中投げ武者を使って網羅的に解くことができます。3つのパターンで場合分けする必要もあり、やや煩雑になりますが、実はこの問題は全国の難関校・最難関校でよく見かける論点ですので、最難関校・難関校志望者はできるように訓練しておいてほしいと思います。



 

なお、『StandBy for 予習シリーズ』にて、これらのポイントを含む「全問解説・ポイント動画」を公開しております。

 

以上です。

今週の学習のご参考になれば幸いです。