予習シリーズ 5年生 算数:下第9回 図形の移動のおはなし

こんにちは。

こちらの記事では、予習シリーズの算数学習単元での重要ポイントについて、参考になる情報を提供しております。

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今週の学び

下巻の第9回は「図形の移動」です。これまで学習したことがある転がり移動に加えて、おうぎ形の転がりや平行移動について学習します。図形の移動は作図がほぼ必ず付きまとう単元であり、出題する学校側は自分で作図できるかどうかを問いたい為にただの平面図形ではなく、図形の移動を出題します。従って、逆に言いますと、理屈を含めて正しく作図することができさえすれば、問題の半分はクリアしたこととなりますので、理屈とその理屈を反映した上での作図ができるように意識して解いて欲しいと思います。

以下、重要な論点に触れておきます。

️センターライン×直径:予シリ「例題・類題2(2)」「練習問題2(2)別解」、演習問題集「反復問題(練習)2(2)別解」「実戦演習③(2)」

前期で一度学習済の応用技術です。使用すると素早く答えに到達できる解法ですが、注意すべきは内回り。通過できない部分を引くことをくれぐれも忘れないようにしましょう。



おうぎ形の転がり移動:予シリ「例題・類題3」「基本問題1(4)、3」「練習問題3」、演習問題集「反復問題(基本)1(4)、3」「反復問題(練習)3」「トレーニング①」「実戦演習②」、最難関問題集「応用問題A-4(2)、B-1」

垂直に立ち上がる→線対称の状態になるまで転がる、ということで作図することが出来ます。また、弧の部分が転がっている時、中心の軌跡は直線になり、その長さは弧の長さと等しくなります。



平行移動の重なり面積:予シリ「例題・類題5、6」「基本問題1(2)、2、4」「練習問題4、5」、演習問題集「反復問題(基本)1(2)、2、4」「反復問題(練習)4、5」「トレーニング③④」「実戦演習④⑤」、最難関問題集「応用問題 A-1、A-2」

作図の手順としては、頭切り→簡単な方を動かす→一点注目で作図して復元、というのが手順となります。ただし、今回のテキストでは複雑な作図の場面が少なく、むしろ作図を何度も試していくことでどんな図形ができるのかを確認していくことの方が多かったかと思います。どちらも出来るようになっておきましょう。



おうぎ形の周りをおうぎ形が転がる:最難関問題集「応用問題A-3、B-1」

出題頻度自体は決して高くはないものの、最難関校で狙われがちな応用技術です。上位帯の人は取り組んでおきましょう。



中心見つけ→図形式で消去:最難関問題集「応用問題B-2(2)」

古典的な応用技術で、近年入試ではほぼ見かけなくなりました。この麻布の問題もかなり古いものとなります。とは言え、復刻していく可能性はありますので、余裕がある人は押さえておきましょう。



 

なお、『StandBy for 予習シリーズ』にて、これらのポイントを含む「全問解説・ポイント動画」を公開しております。

 

以上です。

今週の学習のご参考になれば幸いです。