【バックナンバー】サピックス6年生 7月組分け・入室テスト動画解説・難易度分析(2021年7月4日実施)

2021年7月4日実施、サピックス6年生7月組分けテストの算数解説・難易度・所感、例年の平均点をテスト当日中に配信中です。

最新のテストの解説・難易度分析は以下の記事よりご覧下さい。

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※振替日程や全ての部の試験実施日時を調査の上、全てのテスト終了後に配信しております。コベツバでは、2025年1月13日実施、 サピックス新6年生 1月組分けテストの算数解説・難易度・所感をテスト当日夜9時以降に公開予定です。[…]

1: サピックス6年生7月組分けテストの例年の平均点

過去3年間の算数の平均点を見ると、2018年が97.9点(得点率65.3%)、2019年が82.4点(得点率54.9%)、2020年が67.9点(得点率45.3%)と、年々約10%ずつ下がってきています。
しかし、6年組分けテストの平均的な得点率を考慮すると、これ以上平均点が下がることは考えられにくいです。
また、2020年の偏差値60ラインは97.2点(得点率64.8%)でしたので、今年も昨年と同程度の難易度となった場合、およそ100点を得点することが、アルファクラスの基準となります。

4科目平均は以下の記事よりご覧ください。

【7月組分けテスト対策配信中 】サピックス組分けテストの難易度・傾向分析(平均点/偏差値60ライン)・対策
【7月組分けテスト対策配信中 】サピックス組分けテストの難易度・傾向分析(平均点/偏差値60ライン)・対策

コベツバでは、サピックステキスト解説・対策のStandBy制限時間つきの組分け模擬試験2本をご用意しております。
解説動画、ポイント動画つきでのご提供になりますので、テスト対策としてお役立てください。
また、それぞれの問題がサピックスのどのNOに関連しているかの対応表もございますので、間違えた問題は、その問題だけではなく、テキストまで戻ってしっかり復習していただけます。

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2: サピックス6年生7月組分けテストの所感・難易度分析

6年生7月組分けテストでした。
全体感としては、レベルAが102点、残りがレベルBという標準的な難易度の構成となりました。
尚、大問7番が思考力問題で残りが技術的な問題という構成でした。
夏休み突入まで一ヶ月を切りましたので、まずは何よりもレベルAの基本的な問題を取りこぼしなく得点できているかどうか、技術を選択する判断が適切にできているかどうか、を丁寧に確認・検証して、忙しくはなりますが夏休み期間を通じて基本部分を固めることを優先して欲しいと思います。

以下、レベルBの問題に対してコメントしておきます。

■️2番(6):3つの不定方程式

3つの未知数に対して、2つの式。
関係性の条件は無し、ということから3つの不定方程式を選択すると1つに決まる綺麗な問題でした。
後期に入ればレベルAとなる問題ですが、現段階ではレベルBに設定しています。
確実に使い分けて解けるようになりましょう。

■️3番(3):直三の中の直三、台形ペケポン、チョウチョ

台形ペケポンの形ですが、上底が分からない点で一回止まります。
その後、もう一段階解像度をあげて図形を眺めると直角が3つの場所にもあり、相似を使っていく問題だと判断。
今回は2つの三角形の相似比から直三の中の直三で比合わせを行なっています。

■️4番(2):速さのつるかめ、同時刻同記号

煩雑な条件をいかに綺麗に整理できるかどうかで、つるかめに気づくことが出来るかどうかを分けることになったかと思います。
同時刻同記号での整理方法は煩雑になればなるほど効果を発揮して来ますので、使い込んで磨いていって欲しいと思います。

■️5番(2):フローチャート、濃度同じ=分数の大きさ同じ

濃度同じ食塩水においては、食塩水分数で表記した際の分数の大きさが同じ、という非常によく出題される論点を問いかける問題でした。
ここの判断と処理が短時間で出来るように磨いて欲しいと思います。

■️6番(2)(3):群数列、あまりの世界、LCMセット(基本)

(2)あまりの世界に習熟できていれば整理する際にやや時間短縮できたと思います。
また、規則性を発見できることを信じて書いていくことは、最難関校・難関校でよく出題される形式の問題ですので慣れて欲しいと思います。
(3)LCMセットだと24個になり、一瞬書こうかどうか迷う個数ではありますが、個数から何番目という逆の聞かれ方をしていますので、やや多くとも書くという決断ができるかどうかが問われたと思います。

■️7番(2)(3):勝った回数と勝ちの場所で場合分け、少ない種類のものを並べる、組み合わせ(Cの利用)、別解)すごろくの前の結果利用

まず(1)の段階で、ずっと引き分けか負けであればokということを学びます。
その後、勝った回数と、どこで勝ったかで場合分けすることで求めることができるという綺麗な設計の問題でした。
別解では、3回・4回・5回と拡張していく小問の並びから、「前の結果利用の表」を発想し、ただし0の場所だけを追いかけても求められないことから、「すごろくの前の結果利用」を選択しています。
これを用いると、(1)から(3)まで一気に求めることが出来るのは勿論のこと、正面突破では厳しくなる6回や7回の場合(今回は聞かれていませんが)においても、それほど追加の時間をかけずに求めることができます。
過去に海城と昔の桜蔭でこの技術を使用する問題が出題されていますので、上位陣は知っておくと良いでしょう。

サピックス6年生7月組分けテストの全体感・分析表

3: サピックス6年生7月組分けテストの算数解説動画

今回の記事では、7/4実施のサピックス7月組分けテストの解説動画を配信させて頂き、 分からなかった問題の解消にお役立て頂くことを目的としております。
ただし、6番、7番は、StandByメンバー様との公平性の観点よりご意見を頂きましたため、大変申し訳ございませんが、メンバー様限定とさせていただきます。是非無料体験登録の上、ご覧ください。

※テストが実施された当月か、翌月に無料体験を申込まれた方は、無料体験内容にこのテストは含まれます。

StandByメンバー様用7月組分け全問解説はこちら

   

   
   
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