コベツバでは、サピックス6年生10月マンスリー実力テストの解説や分析を配信中です。
最新のテストの解説・難易度分析は以下の記事よりご覧下さい。
※振替日程や全ての部の試験実施日時を調査の上、全てのテスト終了後に配信しております。コベツバでは、2024年10月15日実施、 サピックス6年生10月マンスリー実力テストの算数解説・難易度・所感を公開中です。[…]
0: サピックス6年生10月マンスリー実力テスト、志望校に向けたマイルストーンとしての活用方法
マンスリー実力テストも2回目。9月休日は実力テスト続きであり、もはや実力テスト自体には慣れてきたことかと思います。
この時期の、合格力判定サピックスオープンやマンスリー実力テストは、合格確率や偏差値を見るだけではなく、志望校に特化した対策の一歩手前にある「地力」を盤石にする、つまり「受験基礎/応用技術の定着確認・補強分野発見」のために活用して欲しいテスト群です。
「過去問を利用した効果的学習法」にも記載いたしましたが、どんな学校を受験するにせよ、6年生前半(およびその復習が7割方である6年後半の平常/解法力)の「受験基礎/応用技術」を10月までに固め切ることが何よりも重要です。
ここではいよいよ約半年後に迫った志望校の入試に向けて、志望校の過去問(赤本)を効果的に活用した、志望校合格に向けた算数の勉強方法について、お話させて頂きます。 お子様が、過去問を活用して学びを実現して無事に志望校に[…]
先週実施された、合格力判定サピックスオープンの「レベルA」で8割以上を得点できていない場合や、基礎力トレーニング・解法力A-Eで8割得点することが難しいお子様は、6年生前半の知識がまだ自由自在に使えこなせないことを示しています。
※振替日程や全ての部の試験実施日時を調査の上、全てのテスト終了後に配信しております。コベツバでは、2024年10月20日実施、第2回合格力判定サピックスオープンの平均点・算数解説・難易度・所感を公開中です。志望校別[…]
この時期には、「(持ち偏差値的には合格率確率50%を切っているものの)今から◯◯中学校に合格するためにはどうすれば良いでしょうか?何から手をつければ良いでしょうか?」というご相談を多く頂きます。
もし、「6年生前半までの受験基礎/応用技術」が固まっていないのであれば、どの学校を目指すにせよそれを固め切ることが最優先事項となります。
サピックスで今学習している、新しい知識や枝葉の技術ももほぼ全てがその基礎の上に成り立っているものですので体系的な基礎なしで上に積み上げても脳は混乱してしてしまい、結局入試本番で再現できるほど十分に手に入れることはできません。
また、学校に特化した対策と言ってもどこの学校でも毎年20-40%は傾向外のものが出題されるものですので、その部分で全員が得点できるものが得点できないのであれば、大きく失点してしまいます。
そのため、合格力判定サピックスオープンやマンスリー実力テストは、「受験基礎/応用技術」に課題があるのか、あるとすれば、どの分野からより優先して補強すべきかを判断していく重要な機会となります。
補強すべき分野は6年生前半のテキストに戻り学習するか、またはStandBy利用者はコベツバWeb授業の分野別教材を利用し抜け漏れなくポイント学習を行って欲しいと思います。
すぐに過去問に手をつけられないことからもどかしさを感じるお子様もきっと多くいらっしゃることかと思いますが、それでも基礎をしっかり身につけていることで11月、12月と一気に仕上がっていくお子様を多く見て参りました。焦らず、1つ1つ身につけて欲しいと思います。
1: サピックス6年生10月マンスリー実力テストの過去の平均点
例年4科目平均265点〜275点程度と8月のマンスリー実力テストの引き続き、範囲がないことから低めの平均点となります。
算数については、レベルAが多めであった合格力判定サピックスオープンよりはレベルBの割合が増えることから平均は75〜85点の間でおさまることが多いようです。
スタンバイ SAPIX(サピックス解説・対策)では、SS特訓を含むサピックステキスト解説を配信しております。
2: サピックス6年生10月マンスリー実力テストの所感・難易度分析
6年生、10月マンスリー実力テストでした。
全体的に典型問題から1ひねり加えられた痕跡を感じる応用問題が多く、難易度は比較的高めに感じました。
つまり、解法のとっかかりを判断する強さが問われたり、あるいは解法を多数手の内に入れられていて短い時間で何回か繰り出して正しいアプローチを見つける速さや妥当性が問われた印象でした。
ただし、難しすぎて手が届かないレベルCの出題もなくそれぞれの問題で出来た人と出来なかた人が分かれやすい内容に感じました。
復習する際も今回のマンスリーに出た問題だけしか解けない復習の仕方ではなく、ポイントやポイントを使う基本問題や応用問題をできるように復習して欲しいと思います。
以下、レベルBの問題に対してコメントしておきます。
■2番(2):積→組合せ→並べる、参考)和→組合せ→並べる
倍数判定法や素因数分解で攻めるのではなく12の倍数の積を考えて、組合せ・並べると和の進行とほぼ同じ形で綺麗に解くことができる問題でした。
■2番(6):不公平の過不足
一見すると、過不足算であることが見えづらい問題ですが、「日数が揃っていること」「最後が不足していること」からとっかかりを掴んで過不足算型の整理に持ち込む判断ができるかどうかが決め手になる問題でした。
■2番(7):真ん中影武者、別解)①秒後解法
通常、真ん中影武者の問題ですが、綺麗な真ん中ではない場合という、非常に珍しい設定の問題です。
真ん中影武者の速さの求め方も提示していますが、こういう使い慣れないものを使うよりもここは解法を切り返して別解の①秒後で解くアプローチで進行すると簡単に解くことができる問題でした。
■3番(4)(イ):平均の策、柱体の表面積
同じ底面を持つ二つの柱体の側面積の差ですので、「平均の高さの差×底面の周りの長さ」で求めることが出来ます。
■4番(2):数表(正方形型)
手数がかかり厄介な印象に思えてしまう問題ですが、実際はそこまで手をかけることなく求めることが出来ます。
この小問に限らずですが、数表の問題は自分で整理して書くことができれば難しそうに見える問題も攻略することが出来ます。
■5番(2)(3):桜部分以外をまとめて考える、キョリ一定、太郎に注目
使用する技術は易しいものの、着眼点を要求するどちらかというと思考力問題に近いタイプの問題でした。
学校的には渋渋が好みそうな印象です。
条件を整理した上で、すぐには見えにくい攻め口を丁寧に考える習慣を持てているかが問われました。
■6番(2):範囲に注意して調べる
50円の枚数が増えないことが重要になる問題でした。
2枚以上になる場合がないことも検証すれば明らかになります。
■7番(2)(ア)(イ):中チョウチョ補助線、(1)・(2)(ア)の利用、外チョウチョ補助線、隣辺比
中チョウチョ・外チョウチョを使わせる綺麗な設定の問題でした。
最後はしっかりと誘導が効いており、そこを意識出来ていれば対称性も捉えて解くことが出来たのではないかと思います。
3: サピックス6年生10月マンスリー実力テストの算数解説動画
今回の記事では、10月マンスリー実力テストの解説動画を配信させて頂き、 分からなかった問題の解消にお役立て頂くことを目的としております。
ただし、5〜7番は、StandByメンバー様との公平性の観点よりご意見を頂きましたため、大変申し訳ございませんが、メンバー様限定とさせていただきます。是非無料体験登録の上、ご覧ください。
※テストが実施された当月か、翌月に無料体験を申込まれた方は、無料体験内容にこのテストは含まれます。
StandByメンバー様用10月マンスリー全問解説はこちら
1番(1)
1番(2)
1番(3)
2番(1)
2番(2)
2番(3)
2番(4)
2番(5)
2番(6)
2番(7)
2番(7)別解
3番(1)
3番(2)
3番(3)
3番(4)
4番(1)
4番(2)
5〜7番
StandByメンバー様用10月マンスリー全問解説はこちら尚、コベツバでは、最難関・難関校の過去問解説動画を配信しております。
対象校は「男女御三家」「渋幕」「聖光学院」「駒東」「早稲田」「慶應普通部」「海城」「豊島岡」「筑駒」「栄光」「慶應中等部」「フェリス」「早実」「灘」「甲陽」「渋渋」「久留米大学附設」「東海」「ラ・サール」「広島学院」です。
皆さまが合格したいという各学校の「合格点」「問題難易度」「出題分野」は大きく異なります。コベツバの過去問解説では、『得点の自動集計機能』『難易度・分野別の分析機能』を活用することが可能ですので、取り組み後の振り返りとお子様に適した戦略作りにお役立てください。
「中学受験算数で必要になる土台となる技術を体系的に復習したい」「(難関入試に必要とされる)思考力を伸ばしていきたい」というお子様は、コベツバWeb授業をご利用下さい。
分野別に分かれた教材・確認テスト(順位・表彰付き)や、毎週2問ずつ思考力を求められるテストを配信しております。
過去問動画解説とコベツバWeb授業の使い方につきましては、以下の記事を参考にしてみて下さい。
ここではいよいよ約半年後に迫った志望校の入試に向けて、志望校の過去問(赤本)を効果的に活用した、志望校合格に向けた算数の勉強方法について、お話させて頂きます。 お子様が、過去問を活用して学びを実現して無事に志望校に[…]
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