※振替日程や全ての部の試験実施日時を調査の上、全てのテスト終了後に配信しております。
最新のテストの解説・難易度分析は以下の記事よりご覧下さい。
※振替日程や全ての部の試験実施日時を調査の上、全てのテスト終了後に配信しております。コベツバでは、2024年11月28日実施、 サピックス6年生 11月マンスリー実力テストの算数解説・難易度・所感を公開中です。受験[…]
コベツバでは、2023年10月17日実施、 サピックス6年生10月マンスリー実力テストの算数解説・難易度・所感を公開中です。
範囲のないテストですので、大切なことは、自分の現状の課題をテストを通じて理解して、個人個人に合わせた対策を行うことです。後期から始まる志望校別SS特訓や過去問への向き合い方について以下の記事をご覧ください。
ここではいよいよ約半年後に迫った志望校の入試に向けて、志望校の過去問(赤本)を効果的に活用した、志望校合格に向けた算数の勉強方法について、お話させて頂きます。 お子様が、過去問を活用して学びを実現して無事に志望校に[…]
ここでは、9月からスタートするサピックス志望校別特訓「SS特訓」の志望校別講座・単科講座(解法力/思考力)の概観をご紹介いたします。志望校別講座については、プリントの種類や講座の概要を、単科講座に関しては、子供達の学習状態や課題、[…]
志望校に向けたマイルストーンとしての活用方法
マンスリー実力テストも2回目。合格力判定サピックスオープンも経験し、実力テスト自体には慣れてきたことかと思います。
この時期の、合格力判定サピックスオープンやマンスリー実力テストは、合格確率や偏差値を見るだけではなく、志望校に特化した対策の一歩手前にある「地力」を盤石にする、つまり「受験基礎/応用技術の定着確認・補強分野発見」のために活用して欲しいテスト群です。
「過去問を利用した効果的学習法」にも記載いたしましたが、どんな学校を受験するにせよ、6年生前半(およびその復習が7割方である6年後半の平常/解法力)の「受験基礎/応用技術」を10月までに固め切ることが何よりも重要です。
先日実施された、合格力判定サピックスオープンの「レベルA」で8割以上を得点できていない場合や、基礎力トレーニング・解法力A-Eで8割得点することが難しいお子様は、6年生前半の知識がまだ自由自在に使えこなせないことを示しています。
この時期には、「(持ち偏差値的には合格率確率50%を切っているものの)今から◯◯中学校に合格するためにはどうすれば良いでしょうか?何から手をつければ良いでしょうか?」というご相談を多く頂きます。
もし、「6年生前半までの受験基礎/応用技術」が固まっていないのであれば、どの学校を目指すにせよそれを固め切ることが最優先事項となります。
サピックスで今学習している、新しい知識や枝葉の技術ももほぼ全てがその基礎の上に成り立っているものですので体系的な基礎なしで上に積み上げても脳は混乱してしてしまい、結局入試本番で再現できるほど十分に手に入れることはできません。
また、学校に特化した対策と言っても、どこの学校でも毎年20-40%は傾向外のものが出題されるものですので、その部分で全員が得点できるものが得点できないのであれば、大きく失点してしまいます。
そのため、合格力判定サピックスオープンやマンスリー実力テストは、「受験基礎/応用技術」に課題があるのか、あるとすれば、どの分野からより優先して補強すべきかを判断していく重要な機会となります。
補強すべき分野は6年生前半のテキストに戻り学習するか、またはStandBy利用者はコベツバWeb授業の分野別教材やコベツバくんでの個別ポイント学習を利用し抜け漏れなくポイント学習を行って欲しいと思います。
すぐに過去問に手をつけられないことからもどかしさを感じるお子様もきっと多くいらっしゃることかと思いますが、それでも基礎をしっかり身につけていることで11月、12月と一気に仕上がっていくお子様を多く見て参りました。焦らず、1つ1つ身につけて欲しいと思います。
サピックス6年生 10月マンスリー実力テストの過去の平均点
平均点 | 偏差値60ライン(≒アルファクラス基準) | |
4科合計 | 263.7点(52.74%) | 329.0点(65.80%) |
算数 | 80.5点(53.67%) | 110.2点(73.47%) |
サピックス6年生 10月マンスリー実力テストの難易度・所感
コベツバの解説ではどんな悩みが解決するの?
6年生、10月マンスリー実力テストでした。
全体感を見ていきますと、レベルAが92点と約6割、レベルBが58点と約4割で難易度の高い構成となりました。
また、大問6番までが技術系、最後の大問7番が思考力問題という関東難関校の入試にありがちなオーソドックスな構成でした。
また、技術系は典型問題から1ひねり加えられたものが多く、特に平面図形の問題においては作成された方の工夫を随所に感じる問題でした。
一方、思考力問題は全く手が届かない難易度の問題はなく、思考力が苦手な人であってもなんとか攻略できそうなレベルに意図的に作られた印象を持ちました。
結果として、レベルCの出題がなく、レベルのBのボリュームが増えて得点差が開きやすい構成になったと推測します。
いずれにせよ、今回のテストで技術系で出来なかった論点を復習して手の内に入れてもらうことが重要です。
以下、レベルBの問題に対してコメントしておきます。
■2番(7):規則の発見と利用、個数増殖の群数列
いくつかの論点が混在している応用問題でした。
とはいえ、個数増殖で15段と出してからは力押しで解いた人も多かったかもしれません。
実はその後も、群数列に持ち込めるように作られた問題でしたが、意図的に「力押しでも解ける」ように設計されたのではないかと推測される問題でした。
ここでは力押し以外の解法も確認しておくと良いでしょう。
■3番(4):同じところ付け足し、隣辺比、区切り面積
離れたところの面積が同じということで付け足しを想像し、隣辺比と区切り面積で捉えるという面白い問題でした。
①がクリアできれば、あとは隣辺比で全体から引くことで②は求めることができます。
■4番(3):水入れ(連発)→全体量と濃度の逆比
水入れの応用問題でありがちな問題です。
これは応用ではあるものの、ある種の典型パターンとして攻略できるように復習しておくと良いでしょう。
■5番:同位角→二等辺の発見、等高図形(割合有)、ピラミッド
平行線が二重に効いてくる面白い問題でした。
(1)の同位角→二等辺の発見がやや難しかったかと思います。
その後の(2)(3)は等高図形とピラミッドで解くことができますが、(2)は与えられた条件から発想すると逆に難しく感じてしまう問題でした。
■6番:時間一定、同時刻同記号、キョリ一定
線分図で整理した上で、4つの場所で時間一定を一気に活用すると解くことができます。
最後はキョリ一定で締めることができます。
いずれも、最初の段階で同時刻同記号を書いて整理できているかどうかで、見えやすさが変わってきたのではないかと想像します。
■7番(2)(3):規則の発見と利用、約数個数のセット調べ
例題を味わって(1)を解いて、そこから問題の規則を解釈した上で(2)以降に入ることができれば、それほど難しくなく解くことができる問題でした。
サピックス6年生 10月マンスリー実力テストの算数解説動画
今回の記事では、10月マンスリー実力テストの解説動画を配信させて頂き、 分からなかった問題の解消にお役立て頂くことを目的としております。
ただし、6〜7番は、StandByメンバー様との公平性の観点よりご意見を頂きましたため、大変申し訳ございませんが、メンバー様限定とさせていただきます。是非無料体験登録の上、ご覧ください。
※テストが実施された当月か、翌月に無料体験を申込まれた方は、無料体験内容にこのテストは含まれます。
1番〜5番
6〜7番
コベツバからのお知らせ (過去問動画解説・SS特訓・コベツバWeb授業)
過去問動画解説
コベツバでは、最難関・難関校の過去問解説動画を配信しております。
対象校は、「開成」「麻布」「武蔵」「桜蔭」「女子学院」「雙葉」「渋幕」「聖光学院(帰国入試含む)」「駒東」「早稲田」「慶應普通部」「海城」「豊島岡」「筑駒」「栄光」「慶應中等部」「フェリス」「早実」「灘」「甲陽」「渋渋」「久留米大学附設」「東海」「ラ・サール」「広島学院」「浅野」「南山女子」「浦和明の星」「市川」「慶應湘南藤沢(SFC)」「早大学院」「東大寺」「栄東(A日程)」「東邦大東邦(前期)」「愛光」「西大和(東京・東海会場)」「岡山白陵」「函館ラ・サール」「北嶺」です。
皆さまが合格したいという各学校の「合格点」「問題難易度」「出題分野」は大きく異なります。コベツバの過去問解説では、『得点の自動集計機能』『難易度・分野別の分析機能』を活用することが可能ですので、取り組み後の振り返りとお子様に適した戦略作りにお役立てください。
SS特訓
サピックスの志望校別特訓SS特訓もサピックス解説・対策StandByにて解説がございます。ほとんどの志望校のプリントを解説しております。
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コベツバWeb授業
コベツバでは、「中学受験算数で必要になる土台となる技術を体系的に復習したい」「(難関入試に必要とされる)思考力を伸ばしていきたい」というお子様に向けて、コベツバWeb授業を配信しております。
6年生後半からは、分野別の教材・テスト、苦手なポイントの問題だけをまとめて取り組めるコベツバくんなどを志望校やお子様の苦手に応じて使っていくことがおすすめです。習った内容をポイント別に再整理することができるため、6年後期からの取り組みで、算数の成績を伸ばし、志望校に届くようになるお子様が毎年たくさんいらっしゃいます。
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