こんにちは。
「今週の学びの話をしよう」では、毎回の算数学習単元での重要ポイントについて、参考になる情報を提供して行きます。
『StandBy』サービスが提供する「重要ポイント動画」や「解説動画」の一部を公開させて頂きます。ご登録頂けますと、サピックス算数テキストであるデイリーサポートのNo17の全問解説・ポイント動画・類題動画が全てご覧いただけます。
NO17は「割合」です。
今回通常のA-Eで用いる全てのポイントは既に一度は学習済の内容で、また少し中休み的な単元になります。
ただし、「立体の切断」においては、最難関校・難関校の頻出ポイントでどこの学校で出題されても正答率が低くなる「ダブル切断」を学習することになりますので、難関校志望者はいつも以上に切断の学習を丁寧に行うことをお勧めします。
重要なポイントは以下の通りです。
1: 平均の面積図(A-2、C-3)
原価を100%とおいて、一個あたりの利益、一個あたりの売上を%で表現して平均をとっていくポイントです。利益でとるのか、売上でとるのかも自在に判断できるようになって欲しいです。
2: →と×で表現・起点=分母のLCM〇(B-4、D-3)
二つの跳ねるボールの問題で、整理方法や〇の置き方がポイントです。しっかりと型を身につければ、難しく感じないはずです。
3: 水入れ(連発)→全体量と濃度の逆比(C-2)
水入れを行う時の濃度を求めるテクニックです。特に複数回繰り返す場合、水入れの場合、「濃度の比」=「全体量の逆比」というのを感覚的にも納得して使ってもらうと良いでしょう。
サピックス算数教材:デイリーサポート[C-2(食塩水(1))]問題解説
4: 3つ目の比のところで比例式(C-4、E-1)
2つの比を〇、△とおいて、3つ目のところで比例式を作りに行くタイプの問題です。数がシンプルだと比例式を使わずとも強引に解けてしまいますが、複雑になればなるほど力を発揮します。
5: 売れ残りの過不足(E-2)
腐ったり捨てたりした商品と利益が与えられている時の整理方法で、過不足算として考えることでキレイに理解することができます。中堅校でも出題される問題ですが、正答率が低くなる傾向があります。
6: ダブル切断(今週の立体切断-1番、2番)
「切断面同士の交点をマークする」
「交点同士を点線で結ぶ」
「点線が、新たにできた立体の辺になることを考え、立体を捉える」
というのが、手順になります。
なお、『StandBy』にてこれらの「ポイント動画」を含む「全問解説・ポイント動画・類題動画」を公開しております。
今週の重要ポイントまとめ
1: 平均の面積図(A-2、C-3)…デイリーサピックス「損益」に対応
2: →と×で表現・起点=分母のLCM〇 (B-4、D-3)…デイリーサピックス「ボールのはねあがり(1)」に対応
3: 水入れ(連発)→全体量と濃度の逆比(C-2)…デイリーサピックス「食塩水(1)」に対応
4: 3つ目の比のところで比例式(C-4、E-1)…デイリーサピックス「比をそろえる」に対応
5: 売れ残りの過不足(E-2)…デイリーサピックス「損益(2)」に対応
6: ダブル切断(今週の立体切断-1番、2番)…デイリーサポート「今週の立体切断(2回切断する①)」に対応
以上です。
今週の学習のご参考になれば幸いです。