こんにちは。
「今週の学びの話をしよう」では、毎回の算数学習単元での重要ポイントについて、参考になる情報を提供して行きます。
『StandBy』サービスが提供する「重要ポイント動画」や「解説動画」の一部を公開いたします。ご登録頂きますと、サピックス算数テキストであるデイリーサポートのNo8の全問解説・ポイント動画・類題動画が全てご覧いただけます。アプローチ編も全問配信を行っておりますので、どうぞご活用ください。
▼新5年生に向けたお知らせ
スクランブルな状態ですが、毎週の復習も計画的に進んでおりますでしょうか?とにかく、高学年算数のスタートを気持ちよくきっていくために、しっかりと学習計画を立てて進行してもらえればと思います。
さて、今回のNOは「旅人算(1)」ということで、4年生時点で一度学習済の「単位換算」「速さ・距離・時間をそれぞれ求める」「出会い・追いつき」に加えて、
「速さの和に注目」
「速さの差に注目」
「(同時記号)の線分図」
を、学習して頂くことが最も重要なテーマとなります。
サピックス算数教材:デイリーサポート[C-3]問題解説
また、今回のテキスト掲載内容のレベルは、「速さのほんの基礎」でしかなく、「線分図」を書くことなく解くこともできますが、それでも「線分図」を書くことを強く意識しながら進めることが重要です。
開成・麻布・聖光学院・桜蔭といった最難関校の非常に煩雑な速さの問題には、テキスト掲載レベルの「頭で解ける」「計算だけで解ける」問題は、ほぼ一問もない事実を早い段階で意識して欲しいと思います。
現在の6年生アルファ帯であっても、「線分図を書く」「ダイヤグラムを書く」という問題が出題された瞬間に著しく正答率が下がり、「最初から捨てている」人がいかに多いかをひしひしと感じております。そして入試時点で最後まで「速さ」が足を引っ張る人が多いのは、この時点で線分図を書くことを丁寧に学習できていないことに課題がある気がします。
「遠くまで到達する為の技術は、最初は面倒なことが多いもの」でもありますので、「線分図・同時記号を書いて整理する」ことを是非学習して頂きたいと思います。
今週の思考力問題では以下の問題が特に重要となります。
棒入れ(水没)、棒入れ(水面に出る):入試問題に挑戦 1番
先週学習したことを用いて解く問題で、これはクラス帯によらず是非チャレンジしてみて欲しいものです。マンスリーで出題されても良いレベルです。(2)は別の解法もありますが、ここでは先週の学習内容だけで解く方法を選択しています。
段ごと調べ上げ、柱体の表面積、増減で整理:入試問題に挑戦 2番
よく見る問題です。(2)は答えが合いにくい問題ではありますが、現在中堅校でも出題が見られるものであり、ここで是非学習して頂きたいと思います。
例題を味わう:思考力の養成 2番
「例題を流さず、そこを丁寧にたどることで見えてくるものがある」ということを是非ここで経験してください。この問題がどうこうという以上に、例外を味わって推察させるという出題者側の意図に沿って進行することが重要です。
例題を味わう:思考力の養成 3番
2番に引き続いて、「例題を流さず、そこを丁寧にたどることで見えてくるものがある」という問題です。(2)は工夫を行って簡単に解いていますが、ここで学んで欲しいことはあくまでも例題を味わう姿勢を持ってね、それがヒントになっているから、ということです。
なお、『StandBy』にてこれらのポイントを含む「全問解説・ポイント動画・類題動画」を公開しております。
以上です。
今週の学習のご参考になれば幸いです。