こんにちは。
「今週の学びの話をしよう」では、毎回の算数学習単元での重要ポイントについて、参考になる情報を提供して行きます。
『StandBy』サービスが提供する「重要ポイント動画」や「解説動画」の一部を公開させて頂きます。ご登録頂けますと、サピックス算数テキストであるデイリーサポートのNo22の全問解説・ポイント動画・類題動画が全てご覧いただけます。
NO22は「旅人算(3)」です。
今回は非常に重要な単元で、偏差値帯を問わずどこの学校でも出題され続ける「速さと比」の単元です。これまで比を使わずに和差を中心で学習してきた「速さ」が一変します。
ここでは、真っさらな気持ちで「速さと比」を学習するつもりで吸収していくことが重要になります。線分図を書くこと、同時記号を打ち込むこと、時間一定の使い方、キョリ一定の使い方を徹底して身につけることで「速さ」の世界が一気に開けていく単元になります。
1: 時間一定・同時刻同記号:A-1、A-3、B-2、B-4、C-2、C-3、D-2
・同時記号の線分図を書く
・同じ記号間で挟まれている線分が「キョリの比=速さの比」になる
という手法を活用して解いていくものです。
複雑になればなるほど効力を発揮していくもので、「自然に使える」状態を目指すことが重要です。感覚的にも「速いやつほど沢山のキョリ進む」と言う納得感を持っておくと、間違わずに済みます。
サピックス算数教材:デイリーサポート[C-2]問題解説
2: キョリ一定・同時刻同記号:A-2、A-4、B-1、B-3、C-1、C-3、D-2
・線分図の縦が揃った場所(同距離)に注目する
・揃った線分(同距離)について「速さの比=かかった時間の比」になる
という手法を活用して解いていくものです。
慣れてくれば簡単なものであれば、線分図を書くことなく進められるようにもなりますが、線分図の視覚的なイメージとして「縦に揃っている」と言うものを植え付けるようにしておくと難問対応力が上がります。
3: 思考力系の重要ポイント
「入試問題に挑戦 2番」転がり移動の作図・周期の利用
→周期を利用して楽に解ける問題です。難関・最難関ではこの周期の利用を使わせる問題もある為、ここで経験しておきたいところです。
「思考力の養成 2番」直角二等辺の性質
→折り紙の問題ですが、重要な論点はそこではなく「直角二等辺の性質」における「面積→わかる辺の長さを求める」と言うことです。短い方の辺なのか長い方の辺なのかどっちがわかるのか、それは何cmなのかを一発で出せるようにしておきましょう。
「思考力アップ 1番」同じ時間消去
→筑駒の有名な過去問の数値変えです。同じ時間消去→時間一定に持ち込む応用問題です。比と速さを習いたてだとキツイかもしれませんので、時間を置いて取り組んでみて欲しい問題です。
なお、『StandBy』にてこれらのポイントを含む「全問解説・ポイント動画・類題動画」を公開しております。
以上です。
今週の学習のご参考になれば幸いです。