こんにちは。
「今週の学びの話をしよう」では、毎回の算数学習単元での重要ポイントについて、参考になる情報を提供して行きます。
『StandBy』サービスが提供する「重要ポイント動画」や「解説動画」の一部を公開いたします。ご登録頂きますと、サピックス算数テキストであるデイリーサピックスのNo35の全問解説・ポイント動画・類題動画が全てご覧いただけます。
NO35は「文章題」です。
いよいよ4年生も残すところ後1回の授業ですね。
今回の「文章題」は、半分は復習の内容、残りの新しく習うものは「相関表」「得点表」と表の整理を扱います。
また復習の中でも「弁償のつるかめ」は怒涛の夏期講習で触れたきり登場の機会がないポイントですから、すっかり忘れてしまった人は思い出しておきましょう。
以下ポイントごとにコメントします。
1: 相関表:Bテキスト p9、p24、p25
ベン図でも解くことができるものの、2つの軸で〇×〇×という表でとらえることの方が、目で分かりやすいことと、ベン図では把握しにくい関係をおさえることができ、「p9 2番」のような問題で解きやすくなります。
有名な学校では、女子学院が近年、ベン図では解けないものの表の整理を活用する問題を出題しており、ここでは是非これからの難問に備えて、ベン図以外の方法も習得してほしいと思います。StandByに掲載している類題では、相関表でしか解けない難問も掲載しております。
サピックス算数教材:デイリーサピックス[p9 2番]問題解説
2: 得点表:Bテキスト p11、p15、p26
得点表の問題は、「内訳を書く」「二通りの作り方がある部分に注意」という鉄則に従うことで解けてしまいます。初めは面倒な印象を持ちますが、確実に解くためにはまず正しい手順を身につけてもらうことが必要です。煩雑ですが、難しくは無い、そういったタイプの問題です。特に開成・桜蔭では「煩雑なものも正確に処理する耐久力と正確さ」が求められる傾向が顕著ですから、面倒がらずに丁寧に動画の表を真似てみましょう。
3: 弁償のつるかめ(復習):Bテキスト p7、p22
「弁償のつるかめ」は通常のつるかめとの違いは、割るものの差をとる場合に、+と−が出てくることから整数部分を加える、になります。理屈まで含めてもう一度しっかり理解をして、今回以降は自然にできるような状態を目指してください。
4: 範囲付き長椅子の過不足:Bテキスト p3 1番(5)StandBy類題で掲載
テキストに掲載されている問題では、長いすは「ちょうど」という条件がありましたが、難関校で出題される場合、長いすの問題は「ちょうど」という条件はなく、「範囲」が絡んでくることがほとんどで、「範囲付き長椅子」になった途端正答率が落ちてしまうことから未だに難関校で狙われやすいポイントです。従って、可能性を全て考え、倍数条件で絞る、という考え方までできるようにしておくことが難関校受験にとっては、現時点でも学習すべきポイントになります。
5: グループ内変化の群数列:Aテキスト p13
4年生では初めて登場するタイプの数列ですが、決して考え方は難しくはありません。よく見かける、というほどではないものの、5年生/6年生で時折出題されるため、量/質共に負荷がかかる5年生で新しく習うものを少しでも減らすために取り組んでおきましょう。
なお、『StandBy』にてこれらのポイントを含む「全問解説・ポイント動画・類題動画」を公開しております。
以上です。
今週の学習のご参考になれば幸いです。