2021年8月29日実施、サピックス5年生 第1回志望校診断サピックスオープンの解説動画、難易度分析を当日中に配信致します。
最新のテストの解説・難易度分析は以下の記事よりご覧下さい。
※振替日程や全ての部の試験実施日時を調査の上、全てのテスト終了後に配信しております。2024年11月4日実施、サピックス5年生 第3回志望校診断サピックスオープンの解説動画、難易度分析を公開中です。5年秋の模試を受けて、どのように[…]
1: サピックス5年生 第1回志望校診断サピックスオープンの難易度・所感
5年生、第一回の志望校診断サピックスオープンでした。
難易度としてはレベルAが100点弱、残りがレベルBということで普段のマンスリーや組分けと大きな違いがないテストでした。
ただし、6年生になってからのサピックスオープンでも同様ですが、前半の技術系の問題の難易度が普段よりも低く、難易度の高い問題の大半が思考力系になっているという特徴のセットでした。
テストの振り返りとしては、まずは大問4番までを確実に正答できているかの確認と必要に応じて復習を入れて行くことが第一、次に志望校が思考力問題を出題する場合に思考力を継続的に養成して行く時間を数十分でも毎週の学習に組み込んで行くことを検討すると良いかと思います。
技術系の問題と違い、思考力は急に解けるようにはならず中長期的な訓練が必要になってくる為です。
以下、レベルBの問題に対してコメントしておきます。
■4番(2)(3):同時刻同記号、進んだ距離の和に注目
線分図の書き方だけの問題です。
簡単な問題であれば線分図を書かなくてもできますが、複雑になればなるほど「線分図を書いて整理する力」が要求されます。
と言いますか、「入試問題の速さや線分図かダイヤグラムを書かない問題の方が少ない」ことも事実です。
早く使いこなせるようになっておきましょう。
■5番(2):桁数で場合分け、和の範囲に注意
場合分けの切り口を自分で設定する必要があり、(1)から問題の難易度が一気に上がっている為、難しかったかと思います。
「場合分け」の切り口設定自体を自分でやる問題に対する経験値で決まったのではないかと想像します。
■6番(1)②(2)(3):等脚台形の発見、線対称、(1)の方法を利用、(1)(2)の方法を利用
問題のテーマは「等脚台形の発見」でした。
「正多角形→線対称→平行線」という発想ができた人には非常に易しかったかもしれませんし、問題の図形の見かけ的にも疑いを持ちやすく検証さえできれば正しい道のりに乗ることができたのではないかとも思いました。
■7番(1)(2)(3):減らし方の規則を発見、場合分け、(2)の考え方を利用
段階的に難易度を上げていき、かつ前の問題で見つけたものを踏まえて、極端な飛躍のない次の問題にアタックさせる非常に完成度の高い思考力問題だったと思います。
思考力問題において、最後の小問以外は1つ1つがヒントであったり、それが踏み台であったりすることを知っておくと良いでしょう。
最難関志望の方は、サピックスオープンを通じて、最難関で求められる思考力の状態を把握し、今後の学習の指針とすることができます。
また、一口に思考力と申し上げても、学校によって特色は様々で「読解」「整理」「試行検証」「誘導に乗る」のいずれが強く求められるかも異なります。
思考力とは何か?その種類と伸ばし方については以下の記事も参考にしてみてください。
今回のサピックスオープンの難易度やポイント、求められた思考力要素については以下の表からご確認ください。
ここでは、4年生で実施される実力診断サピックスオープン(SO)、5年生で実施される志望校診断サピックスオープン(SO)について詳細に分析し、これまで何度も受けて来たマンスリー確認テストや組分けテストと比較した上で違いを明らかにし、その対策[…]
2: サピックス5年生 第1回志望校診断サピックスオープンの全問解説動画
今回の記事では、第1回志望校診断サピックスオープン(5年生)の解説動画を配信させて頂き、 分からなかった問題の解消にお役立て頂くことを目的としております。
ただし、5〜7番は、StandByメンバー様との公平性の観点よりご意見を頂きましたため、大変申し訳ございませんが、メンバー様限定とさせていただきます。是非無料体験登録の上、ご覧ください。
※テストが実施された当月か、翌月に無料体験を申込まれた方は、無料体験内容にこのテストは含まれます。
StandByメンバー様用 第1回志望校診断サピックスオープン 算数全問解説
1番(1)
1番(2)
1番(3)
2番(1)
2番(2)
2番(3)
2番(4)
2番(5)
2番(6)
3番(1)
3番(2)
3番(3)
3番(4)
4番
5〜7番