【バックナンバー】サピックス4年生 12月マンスリー確認テスト・平均点・動画解説・難易度分析(21年12月15,16日実施)

最新のテストの解説・難易度分析は以下の記事よりご覧下さい。

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12月マンスリーとなりました。
そのあとは1月組分け(2月復習テスト)を残すのみとなり、マンスリーでのクラス昇降は今回が最後になります。

(コベツバでは12月マンスリー対策と並行して1月組分けテストに向けた『組分けテスト対策』の提供も「スタンバイ SAPIX(サピックス解説・対策)」にて開始しております。)

今回のテストは「円の面積」「文章題(平均算・方陣算)の復習」「水問題の基礎」が範囲となっておりますが、それぞれ技術の操作・計算が少しずつこれまでより複雑になっています。応用技術まで含めてどれも5年生では基礎中の基礎になります。

コベツバでは、12月マンスリーの算数解説・難易度・所感を公開中です。

サピックス4年生12月マンスリー確認テストの対策

今回のテストは「円とおうぎ形の面積」「水問題・水グラフの基礎」「方陣算の復習」「平均算の復習」となっており、特に「円とおうぎ形の面積」や「水問題・水グラフの基礎」は5年生・6年生で難易度が上がる分野で、今回は本当に基礎中の基礎の内容と言えます。

要求される技術は同じでも、テキストから形を変えた問題を作りやすいことから、応用問題まで含めてしっかり取り組んでほしい単元となります。

それぞれの単元、特に注意して欲しい点は以下になります。

▼円とおうぎ形の面積

・3.14の基礎計算を暗算でできるようになっておくこと。
・「π計算とそれ以外」に分けて進行し、3.14(π)の計算をできるだけ最後に行うこと(できれば分配法則で知っているπ計算に持ち込むこと)

この2つの暗記・工夫によって、テストで後半の大問にしっかり時間を使えるようになることはもちろん、高学年の算数学習のストレスを軽減することができます。
最難関・難関校を目指すお子様の多くが実践されている工夫ですので是非早期に身につけておきましょう。

次に、「頭脳トレーニング」と「入試問題に挑戦」に掲載されている「足しすぎて引く」という概念ですが、5年生からはむしろ基本と呼べる内容になりますのでできる限りここで学習しておきたいところです。前回のマンスリーがそうであったように、円の基礎的な範囲は非常に正答率が高いため、応用問題であったとしても「足しすぎて引く」問題が1問出題される可能性は高いでしょう。

StandByでも類題を掲載しております。

▼水問題・水グラフ

難関校・女子最難関で頻出の分野であり、特に女子最難関校では条件が複雑な難問まで出題されることになります。最難関でも出題され続けるということは点差がつきやすい分野です。

これまでの問題よりもパターン化しずらく問題毎の個別性が多くあるため、問題(及びグラフ)をしっかり読んで状況イメージする必要があることを理解した上で取り組んで欲しいと思います。

また、この分野は4年生〜6年生まで何度も習得し、比を習うことで解法が徐々に更新されていく分野です。

今回の4年生も、ステップCの2番では5年生で習う「1秒①おき」の1歩手前まで到達しますので、5年生の学習をスムーズに進めるためにもそこまでしっかり理解しておいて欲しいと思います。

サピックス4年生12月マンスリー確認テストの過去の平均点

過去数年の平均をとったデータはこちらです。

平均点偏差値60ライン(≒αクラス基準)
4科合計291点(58%)358.1点(72%)
算数78.2点(52%)104.9点(70%)

12月マンスリーの例年の平均点・偏差値60ラインと比較しても、全体的に2〜4%程得点率が下がっている印象です。

コベツバでは、サピックステキスト解説・対策のStandBy制限時間つきでテスト範囲の論点を網羅できる対策テストをご用意しております。
解説動画、ポイント動画つきでのご提供になりますので、テスト対策としてお役立てください。

また、サピックステキスト解説・対策のStandByでは偏差値60以上を目指す方に向けて「StandBy+」という習ったカリキュラムに沿ってさらに応用させた問題をご用意しております。
4年生のマンスリーの後半の大問はこう言ったひねられた問題が多く、そちらに対応する内容となっております。

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サピックス4年生12月マンスリー確認テストの所感・難易度分析

4年生12月マンスリーでした。
全体感としてはレベルAが100点、残りがレベルBということで難しすぎる問題もなく標準的な難易度のセットとなりました。
大問4番までが基本問題、そして大問5番以降が応用問題という構成でした。
基本部分の理解・定着の抜け漏れは、5年生以降にその上に積み上げていくことになる学習において課題になってきますので、まずは大問4番までで理解・定着不足の論点を確実に復習して使いこなせるようにしてもらうことが重要です。

以下、レベルBの問題に対してコメントしておきます。

■1番(10):水入れ

厚さがある場合に、注意深く底面積を求めることができたかが問われる問題でした。

■2番(4):円とおうぎ形の面積、円周と弧の長さ

半径が不明な応用問題でしたが、落ち着いて半径を置いて式を作ってしまえば見えやすい問題だったかと思います。

■4番(3):つなげた水そうで考える、水入れ

有名な応用問題です。
「つなげた水そうに水を入れ直す」という発想ができるかどうかが問われました。

■5番(1):整理方法の工夫、平均×個数=合計

4つ出てきますので、まずは整理の方法が鍵を握ります。
その上で平均を合計に直していくことさえ出来れば、苦労なく見つけ出すことができます。

■5番(2):3つの和差算、図形の和差算

複数のものの和、そして差が分かっていますので、和差算を選択すれば綺麗に解くことができます。
図形問題の中で「一旦、文章題に移動する」という図形の和差算の発想が持てるかどうかが問われました。

■5番(3):一辺と周、8へるの法則

8へるの法則をテーマとして問題で、いきなり例外からスタートしていますので注意が必要な問題でした。
そこがクリアできてさえいれば、あとは書き出していけば最後まで短時間で解くことができます。

■6番(3)(4):整理、着眼点の発見、正面から見た図で整理

「正面から見た図、底面積で捉えること」で最初から最後まで一貫して考えていくことで、綺麗に解くことが出来る設定の問題でした。

サピックス4年生12月マンスリー確認テストの算数解説動画

今回の記事では、12月マンスリー確認テストの解説動画を配信させて頂き、 分からなかった問題の解消にお役立て頂くことを目的としております。
ただし、5番、6番は、StandByメンバー様との公平性の観点よりご意見を頂きましたため、大変申し訳ございませんが、メンバー様限定とさせていただきます。是非無料体験登録の上、ご覧ください。

※テストが実施された当月か、翌月に無料体験を申込まれた方は、無料体験内容にこのテストは含まれます。

StandByメンバー様用12月マンスリー全問解説はこちら

   
   
   
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5番、6番

StandByメンバー様用12月マンスリー全問解説はこちら

コベツバからのお知らせ(コベツバWeb授業)

また、コベツバでは、「中学受験算数で必要になる土台となる技術を体系的に復習したい」「(難関入試に必要とされる)思考力を伸ばしていきたい」というお子様に向けて、コベツバWeb授業を配信しております。

分野別に分かれた教材・確認テスト(順位・表彰付き)や、毎週2問ずつ思考力を求められるテストを配信しております。

コベツバWeb授業の使い方につきましては、以下の記事をご参考下さい。

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