【入試速報】2024年四天王寺中 算数解説動画と難易度 傾向 対策

2024年四天王寺中学入試の基本データ

2024年四天王寺中学入学試験の算数

四天王寺中入試 算数の問題PDF

四天王寺中入試 算数の所感・難易度分析

2024年、四天王寺中の入試でした。
全体感としてはレベルAが約8割弱、残りの約2割超がレベルBという易し目の難易度構成となりました。
また、大問3番が技術を使わない思考力問題が出題されて、他の問題が全て技術系という難関校のオーソドックスな構成でした。
尚、どの学校においてもレベルAの比率がこのように高いテストにおいてはレベルAをいかに完答するかが重要になります。
緊張環境の中で素早く正確に基本問題を合わせる力で決まった形になったと想像します。

以下、レベルBの問題に対してコメントしておきます。

■3番③：分母で場合分け

方針は多くの人が発想することができたかと思います。
勝負の分かれ目はその後、丁寧に調べ上げることができたかどうか、でした。

■6番②ウエ：2月29日の有無に注意

1年間で何日動くのか、の扱いに対して日後や日前という聞かれた方で正しく対応できるかが問われました。

■6番③カ：ぐるぐるカレンダー

典型的なぐるぐるカレンダーの問題です。
合わせにくいものの、それを分かった上でトレーニングを積んできたかどうかが問われました。

■7番②③：回転体、相→体、円すいの移動、①②の利用

②、実は回転体の問題として処理することができます。
同年2024年の甲陽学院1日目でも出題されておりました。
③、円すいの移動の標準的な問題です。
①と②の考え方を組み合わせて答えに到達することができます。

四天王寺中入試の算数動画解説

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7番

四天王寺中学校志望者向け 来年度に向けた対策

基本技術の習得がまずは第一でこれらを確実にいつでもどこでも使えるように手の内に入れることでレベルAの問題群をクリアできるようにします。
その上で、応用技術や、基本技術を題材とした一ひねりを加えられた問題、手を動かして考えなければいけないレベルBの問題に対応する必要があります。

従って、対策としては以下となります。

◾️1：基本的な技術の習得
ハイレベルな受験生間の戦いになり、各塾のテキストに掲載されている一般的な論点が出題されていて出来ない場合はやはり不利になります。
不利を作らないためにも基本的な技術を武装しておく必要がありますし、逆に取りこぼしなく基本技術の問題を取り切ればコースにはよりますが合格が見えてきます。

◾️2：応用技術や、基本技術を使う応用問題への対応力の向上
2023年のレベルBの問題は、応用技術を使う問題と、使う技術は基本ではあるものの一捻りを加えられた問題群でした。
まず応用技術は貪欲に吸収して入試までに使える状態を目指してほしいところです。
また、基本技術をテーマとした応用問題は、普段からテキストで出会う応用問題に対しても果敢に取り組んでいくことで応用性を養っていくことが求められます。

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