【入試速報】2024年洗足学園中 算数解説動画と難易度 傾向

2024年洗足学園中入試の基本データ

2024年洗足学園中学入学試験・第1回の算数

第1回・洗足学園中入試 算数の問題PDF

第1回・洗足学園中入試 算数の所感・難易度分析

2024年、洗足学園中の第1回入試でした。
全体感としてはレベルAが36%、レベル Bが64%と非常に難易度の高いセット、既に結果は判明しており平均が約37%ということとなりました。
合格ラインに入っていくにはレベルBを数問得点していく必要があり、例年以上に難問対応能力が得点や合格可能性に直結する構成となりました。

以下、レベルBの問題に対してコメントしておきます。

■2番(2)：調べ上げ

丁寧に調べ上げていくことで答えに到達することができます。

■2番(3)：隠れ「速さ」(速さへの変換)、平均速度、水量一定→底と高が逆比

速さに変換して考えると、平均速度の話と捉えて解くことができます。

■3番(2)：平行な面の切り口は平行、補助点の利用、等高図形(割合有)

やや難易度の高い切断切り口の問題です。
あまり見ないこういった立体を切る場合でも、平行な面の切り口は平行、補助点の利用を使っていくことで切り口を求めることができます。
最後は平行線を用いた等高図形で処理することができます。

■3番(4)：「はじめ」不明のニュートン算

はじめ不明ニュートン算の応用問題です。
とはいえ、レベルBの中では比較的解きやすい問題ではありました。

■4番：×=×の逆比、整理

(1)に気づくことができなければ後は全滅してしまう問題でした。
途中までは同じで最後の部分だけが異なるということに気づいた上で対応することができます。
(2)以降は丁寧に整理していくことで求めることができます。

■5番：短い方で切る、坂道の往復、時間一定、キョリ一定、比例、整理

こちらも4番同様に(1)が解けないと後は全滅してしまう問題でした。
坂道の問題のアプローチである短い方で来るという方法で解くことができます。
(2)以降は丁寧に整理していくことであとは基本技術で解くことができます。

第1回・洗足学園中入試の算数動画解説

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5番

洗足学園中学校志望者向け 来年度に向けた対策

対策としては、以下となります。

■1：基本技術習得の徹底

基本技術を使わせる素直な問題が出題されています。
ここを確実に得点しきることで合格に近づきますので、まずは基本技術を徹底的に身につけることに集中することをお勧めします。
合格のためにはそこだけではやや届かない部分がありますが、落としてしまうとその分を応用技術の領域でカバーする必要がありますので、抜け漏れなく身につけてほしいと思います。

■2：応用技術の習得、応用問題への対応力向上

2024年は応用技術を使う問題が多く出題されており、合格のためには数問得点できるようになっておく必要があります。
志望者は積極的に難易度やクラス帯によらず、応用技術を積極的に身につけていく姿勢を持っておくと良いでしょう。
また、技術的には平易であるものの最後の整理の部分が煩雑であったりする問題も対応できる力を養っておくと良いでしょう。

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