【入試速報】2024年本郷中 算数解説動画と難易度 傾向 対策

2024年本郷中入試の基本データ

2024年本郷中学入学試験の算数

第1回・本郷中入試 算数の所感・難易度分析

2024年、本郷中の第1回入試でした。
全体感としてはレベルAが58%弱、レベルBが約42%という難易度構成となりました。
既に発表されている結果によると受験者平均が54.7点、合格者平均68.3点と2020年と並んで難易度の高いセットとなりました。
おおよそレベルAで取りこぼしを加味すると、レベルBを数問正解することで合格ラインに乗っていくと推測されます。
全体感を見ていくと、思考力問題が大問4番(2)(3)で、残りが技術系という構成となりました。
また、使用する技術はほとんどが基本から標準の内容で、難易度の高い問題は、使う技術は平易なもののひねられた応用問題でした。

以下、レベルBの問題に対してコメントしておきます。

■2番(6)：等積移動、30°問題

あまり見ない面白い問題でした。
曲線図形が入っていることから最終的に移動させていくオチを想像して、直角三角形を作って等積移動で対応できる問題でした。

■3番(2)(3)：へだたりグラフの基本、着眼点を探す、整理

どこに着目するかという思考力要素が要求されるものの、へだたりグラフの問題を一定経験していれば想像しやすかったかと思います。

■4番(2)(3)：規則の発見と利用、真ん中平均、(2)の利用

規則を考えさせる思考力問題ですが、丁寧に誘導が作られているので分かりやすかったかと思います。
また、類題も多くの学校で出題されており、経験量で押し切ることもできたかと思います。

■5番(2)(3)：すい体の体積、平均の策、平行な面の切り口は平行

平行な面の切り口は平行を使って丁寧に作図していくと、(2)までは簡単に解くことができます。
最後の求積ですが、こちらは平均の策の使い方に習熟できているかが問われました。

第1回・本郷中入試 算数解説動画

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2番(6)

本郷中学校志望者向け 来年度に向けた対策

対策としては、以下となります。

◼️1：基本技術の徹底

多くの問題は、基本技術を使う典型問題から1歩2歩踏み込んだ問題で構成されています。
とは言え、応用ができるようになる為には基本技術を使う典型問題を攻略できなければいけませんので、まずは基本をしっかり確実に習得しておきましょう。

◼️2：応用技術の習得、応用問題への対応力向上

例年、応用技術を使う問題や、使う技術は基本技術ではあるものの一捻りされた応用問題の出題が散見されます。
合格ラインを突破する為にはこういった問題を全て得点できるようになる必要はありませんが、基本の典型問題を得点するだけで合格ラインを超えることは難しい為、受験学年以前からも応用領域に手を伸ばしておく習慣を持って、訓練しておくことが良いでしょう。

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