【入試速報】2025年本郷中 算数難易度 傾向 対策

2025年本郷中入試の基本データ

2025年本郷中学入学試験（第1回）の算数

本郷中（第1回）入試の振り返り

2025年、本郷中の第1回入試でした。
全体感としてはレベルAが約64%、レベルBが約36%と易しめの難易度セットとなりました。
既に発表されている結果によると受験者平均が63.5点、合格者平均78.5点となりました。
おおよそレベルA完答で受験者平均になり、レベルBを数問正解することで合格ラインに乗ってくる形となります。
全体の出題を見ていくと、速さや数の性質の出題がなかったことと、立体の図形の移動という珍しい思考力問題が出題されたことが特徴でした。

以下、レベルBの問題に対してコメントしておきます。

■2番(3)：分ける(棒入れ)、少ない種類のものを並べる

はじめに1個ずつ配って、あとは2個=1セットとして、9セットを3人に分ける問題として考えることができます。

■2番(4)：植木算(両はじ有)

有名な植木算の論点です。
最後は数えても良かったでしょう。

■2番(6)：30°問題、角度の和の利用、中心と結ぶ

中心と結んで、二等辺の角度を置いてようやく30度が見えてくる問題でした。

■3番(2)(3)：作図、整理、グラフの利用

丁寧に作図して整理しながら体積を求めたり、グラフを利用して考えられるかを問いかける問題でした。
状況が想像しやすいのでまだ解きやすかったかとは思います。

■5番(3)：ダブル切断

ダブル切断の応用問題です。
技術系の中では最も難しかったかと思います。

本郷中学志望者向け 来年度に向けた対策

対策としては、以下となります。

■1：基本技術の徹底
多くの問題は、基本技術を使う典型問題から1歩2歩踏み込んだ問題で構成されています。とは言え、応用ができるようになる為には基本技術を使う典型問題を攻略できなければいけませんので、まずは基本をしっかり確実に習得しておきましょう。

■2：応用技術の習得、応用問題への対応力向上
例年、応用技術を使う問題や、使う技術は基本技術ではあるものの一捻りされた応用問題の出題が散見されます。合格ラインを突破する為にはこういった問題を全て得点できるようになる必要はありませんが、基本の典型問題を得点するだけで合格ラインを超えることは難しい為、受験学年以前からも応用領域に手を伸ばしておく習慣を持って、訓練しておくことが良いでしょう。

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