予習シリーズ5年生(改訂前:2021年度以前) 算数:上第16回 速さ(2)のおはなし

こんにちは。

こちらの記事では、予習シリーズの算数学習単元での重要ポイントについて、参考になる情報を提供しております。

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今週の学び

5年生の第16回は「速さ(2)」です。四谷大塚のテキストは他塾の教材と比べて「速さ」の単元が難しい印象がありますが、本領を発揮するのは5年生後半以降で、今回はまだまだ速さの基本です。
ただし、今後レベルが上がって小問の中で何度も何度も出てくる「速さのつるかめ」、あるいは関東難関校で頻出の「ダイヤグラムの基本」など、おろそかにしてはいけない論点も含まれておりますので、穴を作らず確実に身につけて次に進んでいきましょう。

以下、重要な論点についてコメントします。

平均速度:予シリ「必修例題2」、演習問題集「練習問題4」

「平均」という名前ですが、速さを単純に平均するのではありません。あくまでも「同じ時間で同じ距離を進む速さ」を「平均速度」と呼んでいることに注意してください。したがって、「合計距離」÷「合計時間」で求めることができます。そこさえ掴むことが出来れば決して難しくありません。

速さのつるかめ:予シリ「必修例題4」「応用例題1」「練習問題3、4」、演習問題集「練習問題5」「応用問題2」、応用演習問題集「応用問題A-1、A-2」

上述のように、これから先も小問として出題され続ける論点です。通常のつるかめ算と比較して捉えるとよいでしょう。2種類の速さがあって、時間の合計と、距離の合計が与えられている場合に「つるかめ」と判断して解くことができます。
慣れてくれば感覚的にも捉えられるようになりますが、「つるかめの整理の仕方」を型として持ってくと間違えづらいと思いますので、是非真似して欲しいと思います。

ダイヤグラムの基本:予シリ「必修例題3」「応用例題1」「練習問題1、4」、演習問題集「練習問題3、6」、応用演習問題集「応用問題A-2」

線分図とダイヤグラムが速さの文章題を解くための2つの大きな整理方法となります。問題の中で与えられることも多いですが、自分で書けるようになることも難関校では最終的に求められます。ここではダイヤグラムの本当の基本として意味や解釈を身につけてもらいたいと思います。

休み歩き:予シリ「応用例題2」「練習問題5」、演習問題集「応用問題1、3」、応用演習問題集「応用問題B-1【青山学院】」

割合を使わない速さの中では数少ない応用技術の1つです。整理の方法や最後の答えへの接近の仕方がほとんど全てだと思います。まずは素直に型を身につけて欲しいと思います。

 

なお、『StandBy for 予習シリーズ』にて、これらのポイントを含む「全問解説・ポイント動画」を公開しております。

 

以上です。

今週の学習のご参考になれば幸いです。