本日は、第一回目の合格力判定サピックスオープンでした。
学校別サピックスオープンが開催されない志望校の皆様にとっては、入試までこのSOをベンチマークとして進んでいくことになる重要なテストの第1回目であり、特に偏差値50前後以上の中堅校・難関校ではこの合格力判定SO4回分の平均はそのまま合格確率に結びつくものとなっております。
ただ、とはいえまだ第1回目です。
予想以上に悪い点を取ってしまった場合も、10月までを目処に抜け漏れのあるポイントや苦手分野を埋めることで、第2、3、4回目と飛躍できる可能性は十分ありますので、よくよくやり直しの上苦手分野は6年生前半のテキストに戻って補強を行いましょう。
1: 第1回合格力判定サピックスオープンの所感
第一回合判SOでした。通常のマンスリーや組分けよりも易し目の作りになっており、レベルAで77%、残りがレベルBと言う構成でした。どの問題も一見すると難しそうに見えるものの、読解して整理できさえすれば、これまで何度も経験してきた技術で、ほぼ綺麗に解くことができる問題ばかりだったかと思います。出来なかった論点は、丁寧に今回の問題に限らず論点ごと復習をして欲しいと思います。
以下、レベルBの問題に対してコメントしておきます。
▼2番(8):代入の消去算
丁寧に整理することができれば、恐らく消去算で解くことが出来そうだな、と言う印象を持つことが出来たのではないかと思います。技術以上に書いて丁寧に整理することが出来ているかを見る問題であったと言えます。
▼3番(3)②:正六角形分割
「3分の1切り」との比較、に気づくことができるかが勝負でした。高さについて①が誘導になっていますので、ここでもし高さが一番高いところまで行けばどうなるか、と思えるかが決め手でした。
▼4番(2):つるかめ算
仕事算の中でつるかめを使う典型的な問題と言えます。答え方の部分で逆に答えてしまうミスが発生しやすいので丁寧に最後は速度を落として確認することも必要です。
▼5番(2):正面から見た図、石入れ
正面から見た図さえ丁寧に書くことができれば、なんのひねりもない問題でした。丁寧に増えていった場所を確認して解くだけで逆に上位陣は面食らったかもしれません。
▼6番(3):誘導、規則性の発見
(2)の聞き方のところで「あれ?」と違和感を感じることができればOKです。そのまま、「はじめ」「1回目の後」の差をとって比較すれば規則性を発見できたはずです。問題の聞き方や難易度に変化がある時に、誘導の手前の合図であると判断できるかが勝負だったかと思います。
▼7番(3)(4):キョリ一定、弁償のつるかめ、別解)ダイヤグラムの距離一定
線分図を書いてキョリ一定を二回使うと簡単に解けてしまう(3)。最後は、とっかかりが難しいものの、この落し物がスタートから歩んできた軌跡さえ見直すことができれば、時間も距離も分かっているのでつるかめ(今回は弁償のつるかめ)と言うことに気づくことができたのではないかと思います。
また、不規則な動きということで(3)以降でダイヤグラムを書くことで距離一定を連続して使っていくことでも処理することができます。今回は線分図・ダイヤグラムのどちらでもOKという問題でした。
2: 第1回合格力判定サピックスオープンの解説動画
コベツバでは、サンデーサピックスの各種プリント(SSKA/SSOU/SSAZ/JG特訓/女子学院対策/SSKF/SSKT/SSWA/SSMS/SSFU/SSTJ/SSSJ/SSFE/SSOG/SSKK/SSKD/SSKJ/SSKW)の解説を実施しております。
また本日実施された第1回合格力判定サピックスオープンの解説動画および難易度/ポイント分析表を配信しております。
全問をご覧になりたい方、またサンデーサピックスのプリント解説をご覧になりたい方は以下から無料体験の上ご覧ください。
尚、サンデーサピックス解説につきましては、特に開成・桜蔭を志望していらっしゃるみなさまが非常に熱心でいらっしゃいまして、開始から1週間で多くのご登録を頂きました。
わからない問題の疑問解消だけでなく、入試本番でも通用する技術を体系的に手に入れられるような解説・ポイント動画となっておりますので、ぜひ一度お子様とご覧ください。
今回の記事では、第1回合格力判定サピックスオープンの解説動画を配信させて頂き、 分からなかった問題の解消にお役立て頂くことを目的としております。
ただし、7番は、StandByメンバー様との公平性の観点よりご意見を頂きましたため、大変申し訳ございませんが、メンバー様限定とさせていただきます。是非無料体験登録の上、ご覧ください。
※テストが実施された当月か、翌月に無料体験を申込まれた方は、無料体験内容にこのテストは含まれます。
StandByメンバー様用第1回合格力判定サピックスオープン全問解説はこちら
1番(1)
1番(2)
1番(3)
2番(1)
2番(2)
2番(3)
2番(4)
2番(5)
2番(6)
2番(7)
2番(8)
3番(1)
3番(2)
3番(3)
3番(4)
3番(5)
4番(1)
4番(2)
5番(1)
5番(2)
6番(1)
6番(2)
6番(3)
7番