6月28日に実際された、サピックス6年生7月組分けテストの解説を公開しています。
1: サピックス6年生7月組分けテストの難易度・所感
6年生の6月末の組分けテストでした。
これまでのものよりも全体的な難易度は上がった印象を持ちました。特に技術を二段階で使わせる問題が大問2番、3番あたりで出現しており、ペースを崩されてしまった人も多かったのではないかと思います。
いずれにせよ、そろそろ「技術を使いこなせるかどうか」を問うような問題、つまり典型問題から一手間加えた問題が増えてきた印象で、技術理解の深さやどこまで手の内に入れられているかで大きく差がつく内容だったかと思います。
一方で、後半の大問の難易度もそこまで高くなくレベルCが1問もなかった為、非常にできる人は満点を狙いやすいセットであったことも触れておきます。
以下では、レベルBの問題に対してコメントしておきます。
▼2番(5):植木算連続
両はじ無、池パターンを連続して使わせる問題。小4でも学習したことがあるかもしれませんが、状況図を書いて丁寧に押さえていく必要がある問題であり、レベルBとしています。
▼2番(6):3つの不定方程式、あまりの世界
これは典型問題ではあるものの、まだ何度も出会っていない可能性も高い為、レベルBにしています。このレベルを呼吸をするように自然に解くことができる状態を作って欲しいと思います。
▼3番(1):合同→角度打ち・和の利用
まず最初に角度を打ち込んで、角度も対応する辺の長さも等しいことから合同を発見します。その後、角度を式にして整理することで解くことができます。
▼4番(2):2つの和差算、平均の面積図
解法だけで言うと非常にシンプル。ただし、「平均」と言う言葉が何度も出て来て、「今、何を表現しているのか」をグリップしなければ、何をやっているのか分からなくなってしまう問題だったかと思います。
▼5番(2):面積変化グラフ、等高図形
2点移動ですが比較的易しい問題です。グラフの折れ目=頂点到着、ということを知識と知っていれば、あとは作図→求積と進むことができたはずです。また求める際に、縦方向・横方向で切り替えながら等高図形を使うことができるかも問われました。
▼6番(1)②、(2):整理方法の工夫
規則は見えやすい。でも問題はそれを簡単に処理するところまでどのように整理するのかが問われた問題だったかと思います。「●段〜●段は●枚」というまとめ方ができれば、綺麗に解くことができました。
▼7番(1)、(3):奇数偶数注目、試行検証、回数で場合分け
(1)はまず縦方向が偶数だけということで絞り、次に4回で到達できるかどうかで試行検証させる問題でした。
(3)は全体で4回の条件の中で結局、縦方向・横方向共に2回で作ることができないとダメ、というところまで行けるかどうかが勝負でした。
2: サピックス6年生7月組分けテストの全問解説動画
今回の記事では、6/28実施の7月組分けテストの解説動画を配信させて頂き、 分からなかった問題の解消にお役立て頂くことを目的としております。
ただし、6番、7番は、StandByメンバー様との公平性の観点よりご意見を頂きましたため、大変申し訳ございませんが、メンバー様限定とさせていただきます。是非無料体験登録の上、ご覧ください。
※テストが実施された当月か、翌月に無料体験を申込まれた方は、無料体験内容にこのテストは含まれます。
StandByメンバー様用7月組分けテスト全問解説はこちら
1番(1)
1番(2)
1番(3)
2番(1)
2番(2)
2番(3)
2番(4)
2番(5)
2番(6)
3番(1)
3番(2)
3番(3)
3番(4)
3番(5)
4番(1)
4番(2)
5番(1)
5番(2)
6番、7番