【バックナンバー】サピックス新6年生 2020年度3月復習テスト・動画解説・難易度分析

サピックス新6年生3月復習テストの解説を公開しています。

1: サピックス6年生3月復習テストの難易度・所感

新型コロナウイルスでペースが狂っている人も多い中で行われた復習テストでした。問題のレベルはあくまでも基本中心で110点までがレベルA、残りのレベルBもそこまで難しい問題がなく上位陣は高得点を狙いやすい内容でした。
ただし、ペースが狂ってしまっていた方も沢山おられることも想像しますので、まずは最低でもレベルAの問題や論点については確実に復習して自分のものにしてもらうことが何よりも重要になります。

2021年受験組の条件は皆同じで、入試のレベルが下がることは想像しにくいので、基礎を磨くことに集中できる時期はやはり7月末までとなります。確実に自分のものにしてもらえればと思います。

以下ではレベルBの問題群についてコメントしておきます。

 

▼2番(8):速さの和で距離一定

技術的な問題です。問題を一見して、「等距離の2種類の出会い」と見抜くことができたか、その上で「速さの和で距離一定」を選択できたかを見直してほしいと思います。入試でも非常によく出題される論点です。

▼3番(4):転がり移動の作図(内回り)

内回りの通過範囲は基本の中では最も手数がかかる問題ですが、作図→全体から引くの選択→四隅を集める、という3段階をしっかりとできていたかを見直して欲しい問題です。

▼5番(1)②:回転移動の面積、半径×半径

回転移動の面積は、「一番大きな弧に注目して図形式で捉える」→「半径×半径(①の利用)」という流れで解く問題でした。出来なかった場合、どこで詰まったかを確認して丁寧に復習して欲しいです。こちらも非常によく入試で出題されます。

▼6番(2)(3):フローチャート

フローチャートのポイントは、「最後まで頑張ってまず書き切る」ことにあります。◯の置き方などテクニカルなポイントが含まれた問題だったかと思いますが、中堅校で合否が分かれるレベルの問題としてよく出題されますので、「書き切る為に、とりあえず◯を使って置いて進める」というのを基本の構えとして持っておくことを覚えておくと良いでしょう。

▼7番(2)(3):式の変形:連続整数の積と割れる回数

Bの式を変形させる一手を取れないと難しかったかと思いますが、「9の倍数だけが並んでいる」→「どうすれば、いつもの形に持ち込めるかな」という思考回路が試されたと思います。この「いつもの形に持ち込む」という考え方を算数の中での分野を問わず非常に大切な考え方になります。

基本的な武器を学習したあとは、それをどう使うかですが、そこでぐいっと「いつもの」「普段の」形に引き寄せていく姿勢/考え方を持つことを覚えておいて欲しいと思います。

 

新6年生3月復習テストの全体感・分析表

2: サピックス6年生3月復習テストの全問解説動画

今回の記事では、3月復習テストの解説動画を配信させて頂き、 分からなかった問題の解消にお役立て頂くことを目的としております。
ただし、6番、7番は、StandByメンバー様との公平性の観点よりご意見を頂きましたため、大変申し訳ございませんが、継続メンバー様限定とさせていただきます。
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尚、当コンテンツは2020年度6年生の3月のコンテンツとなりますので、2020年度6年生にお子様は継続メンバーにお申し込み後、3月のコンテンツをご購入ください。
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