本日はサピックス5年生志望校診断サピックスオープンが実施されました。今年は志望校診断サピックスオープンの回数が1回となってしまいましたが、みなさまここまでの学習の成果を発揮できたでしょうか?
サピックスオープンの例年の構成・平均点・難易度についてはこちらに記載しておりますので是非ご参照ください。
コベツバでは、全問解説動画をサピックス生向けテキスト解説サービス「スタンバイ SAPIX(サピックス解説・対策)」と「コベツバweb授業」にて配信しております。
コベツバweb授業は、中学受験算数の一般的な技術を網羅した教材を配信しておりサピックス生・他塾生多くの方にご利用いただいております。他塾生の方からサピックスオープンの解説のご希望をいただいたため有料メンバー様対象に2週間限定で配信させていただきます。(※限定配信は終了致しました。)
1: サピックス5年生志望校診断サピックスオープンの難易度・所感
5年生、11月のサピックスオープンでした。全体感としては大問5番までが基本中心の技術問題で、最後の大問6番、7番が思考力問題という構成でした。前半の技術問題領域の鬼門は大問4番の速さで、予定と実際の同時記号が連動するという珍しいタイプの問題でした。次に、6番7番の思考力問題の難易度としては決して高くはなく、6番が試行検証、7番が読解・誘導・整理ということですが、「難しいだろう」という先入観を持たずに進行できればあっさりと解けてしまう問題でした。ただ、6番7番の配点が非常に大きく50点を超えていることから、思考力問題に対する食わず嫌いをしてしまった人は大きく点を落とす結果になっただろうと推測します。
以下、難易度レベルB以上の問題に対してコメントしておきます。
▼2番(5):2つの消去算
一見すると「平均」を活用する問題の構えをしていますが、与えられた条件を見ると、「割引後の一個の値段」が出ることに気づきます。思い込みを排除して、分かるもののとっかかりを掴むことができれば短時間でクリアできたかと思います。
▼3番(3):等高図形
やや珍しい問題で面食らった人も多かったかと思いますが、まず正方形なので半分に切った上で上下2つの面積を○で置くことができるかが問われました。
▼4番:同時刻同記号、キョリ一定
予定と実際を分けて書くにせよ、一緒に書くにせよ、同時記号の打ち込みが正しくできて活用できているかどうかが鍵になる問題でした。そこさえ抜けることができれば、後は一般的な問題と同じです。
▼6番(2)(3):規則に従う、試行検証、第2週と第5週の被りに注目
(2)までは整理して、カチャカチャすると簡単に出てくる問題でここまでは合わせて欲しい問題です。(3)は2週目と5週目が完全に被っているという特徴に着目できれば第1週も決まってしまう、ということに気づくことができるかどうかが勝負でした。
▼7番(2):円の転がり移動の作図(内回り)、別解) センターライン×直径、センターライン
中心を移動させる問題ですが、移動方向に対して最も風を感じる高さである直径が動くということで丁寧に作図をできれば、後は計算だけの問題です。円の内回りの転がり移動の通過面積と同じく、中の部分は全体から通過しない部分を引く工夫をすると早かったでしょう。また、別解としては、結局中心の移動距離が与えられた通過面積ということでセンターライン×直径を使って、角の通過しない部分を引くという方法が取れれば非常に短時間で解決できました。
▼7番(3)(4):読解、葉っぱと残り、(3)の利用、整理
書かれた文章に沿って解いて行くという問題でしたが、文章中にヒントが晒されている為、丁寧に読解さえできれば決して難しい問題ではありません。また(4)も(3)の角部分の処理を使うことと重なりに注意することが以外には間違えるポイントもなく、(3)ができれば(4)までクリアできたのではないかと想像します。
2: サピックス5年生志望校診断サピックスオープンの全問解説動画
今回の記事では、サピックス5年生実力診断サピックスオープンの解説動画を配信させて頂き、 分からなかった問題の解消にお役立て頂くことを目的としております。
ただし、6番、7番はStandByメンバー様との公平性の観点よりご意見を頂きましたため、大変申し訳ございませんが、メンバー様限定とさせていただきます。是非無料体験登録の上、ご覧ください。
※テストが実施された当月か、翌月に無料体験を申込まれた方は、無料体験内容にこのテストは含まれます。
1番(1)
1番(2)
1番(3)
2番(1)
2番(2)
2番(3)
2番(4)
2番(5)
3番(1)
3番(2)
3番(3)
4番
5番
6番、7番